腰痛、急性腰痛、ぎっくり腰考察。

腰痛、急性腰痛、ぎっくり腰考察。

相変わらず毎日のようにぎっくり腰は訪れる。 新患は仕方が無いが、久々既存患者はそれでも軽度。 痛みを解消、良くする治療はいくらでも誰でも薬でも出来るが、治す治療はそう簡単な問題では無い。

昨日も朝から通勤にかけて、徐々に腰が痛くなりでやってきた若い男性。 今日も仕事終わって速攻飛び込み駆け込みで。 

ちょうどバイトも来春卒業PT、理学療法学生君だったので一緒に考えさせた。 もちろん触れる事も検査も一切させずに。

重要なのは患者本人の訴え。 痛くて辛い。 痛い単独では無く、ツライ。 それとこう動かすと固まると言う。 キーワードは二つ。 辛いと固まる。 この二つで急にやってきても急性では無く、占める炎症の割合も非常に少ない事が決まる。

当然痛い部位も患者本人に指でさしてもらうのだが、コレで確定。 今回は横突間筋、棘間筋。これらは集団として強力な姿勢保持の筋となる。 筋電図でこれらの筋が直立や座位での運動をする間、長時間にわたって持続的に強く収縮を続けている事が証明されている。 これは解剖学、特に運動力学的知識があると自負している者であれば当然当たり前、最低限の知識である。

それに伴い他の筋が制御されてしまい、痛いと辛いが混在、混同されてしまう。 まぁ簡単に言えば寝違えの腰版。 そもそも寝違えを首の筋のスジ違い程度にしか考えられぬようでは論外なのだが。 持続的収縮、その患者の彼もその説明をしたら、後ろ向きの普段しない変な姿勢で仕事、作業を昨日していたらしい。

本音のところ、コレは分かったところでやる事、痛みを取る事、良くする事はそう変わりはしない。 しかし再発防止、キッチリ治す事のプログラムはまるで違ってくる。 部位による姿勢制御の運動プログラムが根本的に変わるのだ。 

あとは患者がどれだけ本気で治したいと思っているか。 痛いの楽にしてくれ、痛い時くりゃいいと考えているうちは絶対治らない。 数回細切れ、来たり来なかったり。 勉強でもスポーツでも、そんな姿勢で成果が出る訳が無い。  まず治す事に皆で本気になろう。