歯が原因じゃない歯の痛み。

歯が原因じゃない歯の痛み。

さすがに新規の患者で、歯を治して下さいとはやって来ないが、既存患者ではそんな相談当たり前のように。

そもそも歯が原因じゃない歯の痛みって、ちゃんと考えてみた事ありますか?!

実は開院当初、一番初めに勉強しなおしたのが歯科の勉強。 上部頸椎・顎関節が骨格構造上、最も重要であり、患者の治療に当たるには顎や歯科の勉強をもう一度最初からやり直す必要があった。

歯に原因が無い歯の痛みを、非歯原性歯痛と言い、関連痛のように他の場所に原因がある歯の痛み、非定型歯痛のように原因がよく分からない歯の痛みなど、歯が原因ではない歯の痛みの総称である。

その原因をあげてみると、

1筋・筋膜性歯痛、2神経障害性歯痛(発作性神経障害性歯痛:三叉神経痛、持続性神経障害性歯痛:帯状疱疹性神経痛、帯状疱疹後神経痛など)、3神経血管性歯痛(片頭痛、群発頭痛など)、4上顎洞性歯痛、5心臓性歯痛(狭心症など)、6精神疾患または心理社会的要因による歯痛(身体表現性障害、統合失調症、大うつ病性障害など)、7特発性歯痛(非定型歯痛を含む)、8その他のさまざまな疾患により生じる歯痛

と非常に数多くある。

発症機序は関連痛、神経障害に起因する歯痛、中枢における神経伝達物質などの生化学的変化・情報処理過程の変調による疼痛の3つに分ける事が出来、その発生機序からアプローチできる事も自ずと見えてくる。

特に分かり易いところだと、筋・筋膜性歯痛の場合はマッサージ、ストレッチ、トリガーポイントインジェクション、レーザー療法、電気療法などが有用である為、我々でも十分対処する事が出来るのである。 だからこそその為にも正しい知識、診断診察のスキルをしっかり持っている事が何よりも重要なのである。 テクニックよりも何よりも、常に高めなければならない事はそこにあるのだ。