この5、6年勉強している事。

この5、6年勉強している事。

この数年、勉強している事は整形外科学では無く、神経内科。 色々な人の助けを借りて。

曲げて伸ばして検査して、すべてを筋肉・関節、年齢や運動不足・筋力不足のせいにして。それを診察だと思っている事自体に、十代の頃から疑問を持っていた。

その全ての疑問を解決する為には、診察診断力をあげる事がすべてである。

年に数名、リウマチと診断されてやって来る患者。 誘因なく両肩、肘、手、膝、足などの大関節痛、同時にこわばりと手のしびれ感、さらに関節痛は拡大し、激しい全身倦怠感・疲労感などで近医整形外科受診、関節リウマチ(RA)と診断されて。 それで治らずやって来る。 

可能な限り検査結果も尋ねてみるが、関節所見、臨床検査、赤沈、CRPなどの炎症反応の正常や、関節画像所見、関節エコー所見で滑膜炎の欠如が見られれば、通常RA以外も疑ってみる。 たとえば線維筋痛症(FM)とか。 帯状疱疹も関節炎と間違えられてやってくる事もある。

薬で全然治らず、しかも関節痛以外に四肢、体幹部の激しい慢性疼痛、激しい疲労感、不眠、その他の不定愁訴的訴え盛り沢山で、ストレスなどと言われる患者も。 そりゃそうだ、線維筋痛症(FM)の疼痛は侵害受容性疼痛でなく、神経障害性、心因性疼痛機序による慢性疼痛であるため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と抗リウマチ薬(ブシラミン)が効くワケ無い。

以前もやっと辿り着いた近医の先生が良かったようで、アセトアミノフェンやプレガバリンを耐用量を考慮して処方されていた患者がいた。 増量痛みが強ければトラマドールなどのオピオイドの処方も視野に入っていたと説明を受けていたそうだ。

その様な先生とは連携して治療する事が出来、此方としても安心して理学的な治療もできる。 まだまだ勉強である。