享楽的幸福に捕らわれている今どき。

享楽的幸福とエウダイモニア的幸福。

幸せのというモノの捉え方、感じ方によって遺伝子と健康に及ぶ影響が変わることがあるのをご存知だろうか?

強い目的意識と人生の意義に由来する幸福度(エウダイモニア的幸福)と、自己欲求の満足に関連する幸福度(享楽的幸福)の二つについて、真逆の結果が出たと言う研究論文が発表された。

研究は健康な成人の遺伝子解析を実施し、2種類の幸せの感じ方について評価した。

その結果、前者(エウダイモニア的幸福)では免疫細胞に好ましい遺伝子発現がみられれ、炎症遺伝子の発現レベルは低く、抗ウイルスおよび抗体遺伝子の発現レベルは高く、それに対し後者(享楽的幸福)では逆に、炎症遺伝子の発現レベルが高く、抗ウイルス、抗体遺伝子の発現レベルが低かったという報告がなされていた。

肯定的な感情レベルはどちらも同程度に高いが、それによる反応は大きく異なり、幸せの感じ方で意識よりもはるかに敏感な所で身体は反応しているのだろう。

スポーツの現場でもよく目的意識を持てと言われるが、確かに意識が高い選手、チームほど成績も良い。 昨日も、某海外有名サッカークラブチームの日本支部で働く患者に、強いチームと弱いチームの差はどういうところにあるかと尋ねたら、まず見てすぐ分かると。 そしてそれらは姿勢に表れると。 心も身体も姿勢が取り組み方が違うと。 なるほど、先の研究結果と同じなのだと改めて感じた今日この頃だ。