子供の本当に必要な運動学。

子供の本当に必要な運動学。

自転車は本当に良い運動である。 全身の毛細血管の発達にも良いし、子供の発育・発達過程においてもとても良い運動のひとつである。

ただ、それに於いても問題点はある。 しかも特に昨今の問題。 更に言うならば、親がスポーツに詳しい、興味があるか、教育か医療関係者。

子供の発育・発達を説明するのにスキャモンの曲線を使って説明する事がよくある。

その曲線には4つの種類があり、身体的組成の一般型、器用さ、リズム感の神経系型、免疫系のリンパ系型、それと生殖器系型。

子供の成長過程において、身体各機能の成長・発達に十分に考慮した運動環境を与えてあげる必要があり、脳の発達から考えても、幼児期に様々な運動経験をしておく事がとても重要である。

スキャモンの発育発達曲線(図)を見ると、5~8 歳頃(プレ・ゴールデンエイジ)に神経型が著しく発達するのがわかる。 脳をはじめとして体内にさまざまな神経が張り巡らされていく大事な時期。 この時期には常に多様な刺激をからだが求める特徴があり、飽きさせないで楽しませるには、遊びの要素も含んだプログラムが必要であり、このプログラムにあたるのが、コーディネーショントレーニングと呼ばれるものである。 多面的な基礎づくりを行えば行うほど次にくるゴールデンエイジ(9 歳~12 歳頃)、さらには将来への準備になるのである。

日本では協調、調性力とも呼ばれるが、文献によってさまざまである。興味のある方はご自分でググってみてもらたい。 そこにはきっと7つの要素・要因、能力と書いているだろうが、確かにそこだけ棒読みだと自転車は子供にとって何欠ける事の無い良い運動となる。 

しかし、競技となるとコレは話しがまるで違ってくる。勝つ為の乗り方で身につく事と、子供が年齢的に身体が必要な要素とでは違ってくるのだ。 怪我の多い小学高学年や中学高校生を診ると、非常に強い共通項が残念ながら見出せたりする。

本に書いて無い事を教えるのが教育者、伝えるべき立場にある人間だとしたら、講義や講習で机上の理論自己満足知識を良き指導者とは絶対言えぬ。むしろ一般の父兄が自ら本を読み、講義に出た方が良いぐらいだ。

経験は知識を超える。 決して知識は経験では無いのだ。