整形外科で...

治ってやっと分かる事。

この2か月、総合診療科を受診する患者100%が整形外科からのセカンドOP。

他資料からの抜粋だが、セカンドオピニオンを説明すると、 "セカンド・オピニオンとは、よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求めた「意見」、または「意見を求める行為」の事。" とある。 そしてより適した治療法を患者自身が選択していくべきと言う考え方に沿ったものであるそうだ。

だが正直、患者はなかなかそう簡単には気持ちを切り替えられない。 あまり簡単に切り替えられても此方の方も困る。 だからこそ患者は薄っぺらい知識や情報に頼らず、人を見る目を人として養い、持たなければならぬ。

先日も整形外科で関節の動きが悪いと言われてきた患者がいた。 確かに動きが悪い。 では今まで何をしてきたかと言うと、こういう風に動かして下さいと、動かし方の訓練をしてきた。 動かせるようになったら痛みが取れる、治るという定義なのだろうか? ウチに勤めるPT達にも尋ねたが、たしかに歩き方や動かし方の訓練になりがちだそうだ。 そうか、訓練か...

スポーツで言えば、練習とトレーニングの定義も似たようなもの。 そこに鍛錬なんかが入って来ると、もうゴッチャゴチャ。

よく民間療法の人間が、ぎっくり腰を1回で治す!などと言う事を言うのだが、眉唾っぽいが、確かに患者はそれを望んでいる。 当たるも八卦、当たらぬも八卦でたまたま治って俺はスゴイ!ではインチキであるが、急性腰痛を診るにあたって、レッドフラッグは論外だが、骨か肉か靭帯か、関節の機能異常か、起立筋か多裂筋か筋膜か、前仙腸靱帯か腸腰靱帯か前縦靭帯を見極め、ある程度確定させてから個別に治療を施しているかどうか。

これが治療か訓練かの大きな境目。 「急性腰痛はこの可能性が多いですから、こんな治療しましょうねぇ~」 って感じで腰痛も、他の痛みも診られていたのでは自然治癒以外、治る可能性は限りなくゼロに近い。

この二日の日記で同業者の先生が患者で来る事を書いたが、皆、そこんところを聞きたくてやってくるようだ。

最初にも書いたが、治療は患者自身が自分で決める事。 我々が出来る事は提案に過ぎぬ。 お互い手に手をとって頑張ろうではないか。