スポーツクラブが裏目。

スポーツクラブが裏目。

昨日は眉唾っぽい治療に惹かれて治るケースに触れた。

今日はもう一つ特徴的なケース、スポーツクラブに通っていて治らないケース。むしろ通っているから治らない。

冷えやアレルギーを伴うような慢性疼痛ならば、幾分かの心的要因も加味で神秘的な治療も効果ありだが、もし自分はそうではないと思うのであれば、当然今の生活を一から見直さなければならない。

何度も書くが、慢性運動器疾患治療の世界的ガイドラインは、運動療法、薬物療法、生活改善、そしてエデュケーション。 薬は飲まない方がなどと、よく我々のような民間療法士は言うが、そんなこたぁ誰だって医師だって分かっている。道具は上手に使って然りな事を、患者の不安な気持ちにつけ込むアドバイスは卑劣である。

現在の屋号にして、マッサージでも無い、整体でも無い、カイロでも無い、全く新しい新ジャンル、ノンジャンルな運動療法専門治療施設として開業している。 新規でやって来る患者のウチで、毎月必ず数名いるのがタイトルにもある、スポーツクラブが裏目に出ているケース。 現在もまだ3名いる。

まだ旧屋号の時、今から10年ちょっと前から来て下さっている、小生と同世代の女性患者さんがいる。 変形性股関節症の彼女、痛みが強く、ご両親が既に患者だったのでウチを紹介されたのだが、渋々やって来た様子。 

その痛みは明らかに今現在、何らかの負荷で継続的に発症しているパターン。 通われているスポーツクラブに問題がある。 しかし、昨日今日会った小生の言う事と、数年仲良くトレーニングをしてくれているトレーナーとでは、当然信頼しているのはトレーナーの方。 「では次回いらっしゃる時に、簡単なメモ書きでもよいので、今やっているトレーニングメニュー書いてきて下さると助かります」と話し、それに合わせて小生も、変形性股関節治療で医師の方の推奨・禁忌トレーニングの資料を用意した。

翌週、その彼女が書いてきたメモの中には2つほど禁忌なプログラムがバッチリ入っていた。そして彼女は小生が手渡した資料を見て驚いていた。 

別に小生が書いた訳では無いので、偉いのはその先生なだけの話しだが、世の中そんなレベルだ。  だってそうだ、良い成績を出したいスポーツ選手が、専任コーチ二股かけて指導うけるであろうか?  当然その彼女は、今では全く痛まず生活を送ってくれている。

情報と発想。 例えばわずか1.3気圧程度の低圧酸素カプセルでは、リラクゼーション以外なにも効果が無いのが確実に証明されているのだが、未だ巷ではさも治癒が促進されるような広告を見かける。 気になるようであればネットでも検索してみて欲しい。 自分が好きだ、やりたいと思う気持ちを少し抑えるだけで、新たな答えが見つかるのだから。