遠足前に諸々準備するのと同じで、スポーツ・身体にも準備があります。
今も中学から高校へ、高校から大学へ進学するスポーツ熱心少年君達が何名も居ます。 スポーツ推薦で進学した子たちは、一般入学した子たちより一足先に練習合流しています。
そこで当然発生するのが、他の子供たち皆が良いトコ見せようと、いつも以上に頑張ってしまう事実。 心身ともに疲労が積み重なり、春を過ぎた事にはすでに疲弊してしまい、一年生時点で障害発生してしまうのです。
そんな理由でやって来る学生を毎年何十人も診ています。
練習も休めず、良いところも見せたい。 当然弱音も吐けない。
そんな状況を大人が見極めてあげなくて、誰が見極めるのでしょう。
骨肉揉んで動かして問題解決すると、魔法の治療の技で治るスポーツ障害なの、世界中どこにもありません。 本当のスポーツケア、スポーツ専門治療と言うのは、皆さんのイメージとは遠くかけ離れたところにあるのです。
そんな事を丁寧に伝えていくのが我々の仕事なのですから。