閉院しますって。

存在しない腰痛学

小生の身内に、都内の誰もが知っている有名ホテルで、数十年フレンチシェフをしていた人生の大先輩がいる。

以前、こんな話しを聞いた。

「俺ら、料理人には二つのタイプがある。 ひとつは何十年もホテルで働く奴。 もう一つはちょこちょっこっと外国行って、ヒョイっと戻って来る奴。 独立して店だいして繁盛するのは絶対後者。 俺らホテルの人間は妥協できない。 ソースひとつにも何時間も何日も、時に数週間もかけてしまう。 だが儲かる奴は違う。 たとえば既成のソースでも使って、ちょっと味整えて、それっぽく盛り付けて、コレでこの値段ならイインじゃね!? とできる。 俺らは出来ない。 だから潰れる。」

ウチの患者で大手食品メーカーの社長さんが言っていたが、TVで見る有名シェフなんて得てして後者だと。 何でもいいから既成のやつ送って!だそうだ。

どっちが良いシェフかどうかは論点がズレる。 自分がどちらの人間に共感出来るのか!? それによってアナタが出逢う人間も変わるのである。

先日も話したが、腰痛の話し。 ウチのこっそり週末バイト君で、都内で数店舗チェーン展開しているところで院長をやっている男子がいる。 男気もありとってもイイ奴。 先週末もアドバイスを少し。 どれもコレも今まで自分が聞いてきた、教わった事と真逆だと、目をパチクリしながら聞いていた。

そう、膝でも腰でも肩関節でも、真逆なのだよ。 それに気が付くのに数カ月かかったろ。 更にここから理解出来るのに2、3年。 治療が出来るのにはさらに3年。

そんな治療の世界。 ちょいちょいって揉んで金儲けが世間に受けるのであるのなら、堂々と潰れようではないかと思う。 所詮世間が求めているのが本物では無いのなら。

最後のひとり、最後の最後のひと揉みまで、真実を伝え続け、本物でありたいと思う。