手足の痺れ、診断診察力。

手足の痺れの診察

日常、臨床では良くある手足の痺れ。 これらを正しく診察、診断しているであろうか。

一口に痺れと言っても幾つもある。  知覚過敏に知覚鈍麻、無感覚に外的刺激に因らない異常に、外的刺激に因る異常感覚。 我々が本来多く診るのは、最後の外的刺激に因る異常感覚、Paresthesia だ。

本来、外側脊髄視床路をきちんと理解していれば問題は無い筈。 しびれを生じる障害部位が、myelopathy か radiculopathy かをしっかり見極めさえすれば、見間違う事など無い筈なのである。

異常感覚部位がデルマトームに沿うのか、合併する運動障害がUMDかLMDなのか、その他の神経異常所見を総合的に判断すれさえすれば、緊急性の高い重篤な疾患を見落とす事などまず無くなるのだ。

そんな事を昨日スタッフに復讐勉強をさせていた矢先、夜訪れたケアマネ患者から、倒れた入居者が運ばれた病院で、今まで既往歴からCVAのせいだとばかり思われていたのが頸髄硬膜外の問題だと分かったと話して来た。 痺れや運動障害の所見から事前にある程度見極められる事も説明した。

 我々でも何か出来る事は少しあると言うスタンスで接する大切さ。 その患者さんから小生はいつも色々学ばせてもらっている。 机上の知識で終わらぬように。