足底・かかと・アキレス腱炎ランナー

マラソンランナー膝痛かかとアキレス腱

実業団や大学箱根駅伝を目指す、走った患者はもとより、趣味の一般市民ランナーに小中高校生の陸上選手君達。 昔から他競技より幅広くやって来る。 わざわざ大阪から来た時は、さすがに知人の他院を紹介した。 いくらついでがあると言っても、わざわざ毎週大阪からはもったいない。 そんな小生、大先生じゃあ全く無い。

最近数名、立て続けに大学生の長距離の子たちを診た。 箱根を目指す子、走った子。 足底や踵、膝関節痛に腰痛。 痛いトコ、悪いトコは様々。

さてココからが問題。 競技者じゃ無くても同じなのだが、痛いところを、痛い事をどう診るか?!

例えば患部を押して曲げて力入れさせ検査して、設備があれば画像とって悪いトコ限局して治療して。 良くある治療、整形・接骨院レベル。 

コレが理学療法士やスポーツトレーナー系だったら、細かく可動や動作解析し、膝かが悪いのは股関節の動作性だとか、歩き走りは姿勢だ体幹だとか。様々流行りなコアトレやスタビライゼーション的なモノを。

彼らは動作の運動連鎖の改善と思っているようだが、多くは訓練。 やっているうちに何となくできるようになる。 ココの筋肉が使えるようになったからと言うが、そもそも何故使えていなかったのか?! 使えていなかったからダメだったでは無く、使えていなかったその根本的な理由が重要なのだ。

特にその兆候、所見が大学生が顕著に出る。 おそらく急激に練習量等が増えたせいだろう。 今までギリギリとれていた様々な身体のバランスが破錠をきたす。

実はある簡単な動作検査を彼らに行ったのだが、パターンは違えど、どの子たちにも必ず特定な、不安定な結果を見つける事が出来る。 身体的位置情報のエラーだ。 

位置感には体性感覚、視覚、それと前庭感覚がある。 そのどれかにエラーがある場合、特定の条件がそろうと動作のエラーをきたす。 例えばそれが前庭感覚だとしよう。 重量に関与する部分で顕著に出る。 それをトレーニング、訓練で解決しようとするトレーナーもいる。 それはそれで良いかもしれない。 しかしここ数名の大学生、学校も違うその子達に不思議な共通項がある。 それは最近、監督が変わったと言うのだ。

練習の質と内容が変わった事も当然ある。 しかし、戸惑いやプレッシャー、ストレスも必ず動作に影響を与える。

コレはほんの一例に過ぎないが、上記のケースのように身体的構成要素だけで考えてはならないケースはスポーツ選手より、むしろ一般人の方が山ほどあるのだ。

それが診断、診察であり治療。 何をするかが問題では無い。 正しく、多角的に、計画性を持ってどう診るか。 それが治療をする人間なのだ。 単なる訓練士との根本的な違いなのだ。

診断・診察のスキルが高いところで、是非診療を受けてもらいたい。