スポーツの骨折、疲労骨折。

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捻挫、骨折の連絡が相次ぐ。 やはり雪に弱い都会人の性だろう。

滑って転んで捻挫、骨折ならば、発症機序は明確であるから後手後手に回る事は殆ど無い。 いや、たまに後手後手に回ってやって来る患者もいる。 他人事では無いので、皆で更に気を引き締める。

さて問題はスポーツの疲労骨折。 特に下腿の疲労骨折で腓骨疲労骨折は脛骨ほどは多くないが、なかなか痛みがとれなくてやって来る。 他の資料からの抜粋であるが、年齢別発生頻度は、小学生低学年から50代まで幅広く発生。最も多いのは10代で16歳がピーク。 先日やってきた男の子もズバリドンピシャ!16才。 

今回は発症数日であったが、腓骨疲労骨折は後でレントゲンをとってみると疲労骨折だったと判明することがよくある。 ようは我々の様な職の人間はよく見落とす。 こう言うのを読んでオレは大丈夫だ!と言う人間ほど見落とす。

今どき素人の患者本人の方が、此れは腓骨疲労骨折ダと自分で分かる。 何故だか答えは明快。 機序の不明確さで思い込みが診断を遅らす。 仮にX線撮影をしたとしても、X線上の変化は、症状が発生してから2~6週の時期にやっと認められるで、初期の頃はレントゲンでは診断が付かぬ事が多いのである。

だからこそ、検査に頼らぬ診断・診察力が重要となるのだ。 知識で固めた人間ほど先入観を強く持ち、診断も正確さを欠け、その後の治療や運動リハも全く違う方向へと走って行く。

毎年これからの数カ月、冬に走り込むランナーの患者が多くやって来る。 小生の努力不足か、その後治療を継続的に取り組む患者は約半分。 来なくなった患者が風の噂で耳に入って来るが、やはり治療のプロトコールは小生のイメージと真逆を歩んだようだ。

悩みを抱えるスポーツ愛好家の諸君、共に歩もうではないか!その為の我々は全力を尽くそう。