ちゃんと受けているか? もしくはしているか?!
医療従事者は皆自分はやっていると言うが、患者の多くは満足いく説明をしてもらってはいないと言う。 この温度差は何だ!?
先月は新規でやって来る患者の多くが訴えてきた。 とにかくもっと来いとしか言われないと。
出来ればこんなトコ、来ないで済むなら来ない方がいいと、小生は患者に話す。 だからウチはいつまで経っても潰れそうなのだが。
ひと昔前は患者の申し送りなどしている同業は殆どいなかったのだが、どうやら最近ではそれらに取り組む同業も増えたようだ。
しかしそれでも患者との温度差は埋まらない。 何故だ?!
そもそも何の為に申し送りをするのかを考えてみて欲しい。 情報の共有と言うのが基本であるのだから、お互いの考えを述べあうだけで終わっては、次回の治療の技術的な部分では無く、患者の心に伝わる部分がまるで見出せないのだ。
もし、大人数なところであるのならばセクションごと別々では無く、同時に背中合わせで行うと言うのも一つの手でもある。 その場合、リーダー同士が事前に今日の問題点を共通化して臨む事が必須だが。
生産性のある会話、ミーティングを行う。 そして患者と共に一歩一歩進む。 あとはそれらを如何に上手に患者に伝えるか。
自己満足だと言う事にも気が付かぬ、技術向上講習、資格取得勉強で満足。 温度差はますます広がるばかりだ。 誰の為の治療なのか、仕事なのか。 初心を忘れ去ってはならぬのである。