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スポーツと理学療法

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そもそもMRIや関節内視鏡を重要視している、最新設備があります!と言う院ほど信用にならない。

小生のメインHPでも以前から訴えているが、診察にあたり最も重要な事は他に在るのだと。

W.Proctor HarveyやJ. Willis Hurstに代表される偉大な医師や医学部教師は,次の5つの診断スキルの統合が必要であると述べている。

1. 病歴
2. 身体診察(視診,触診,聴診)
3. 心電図
4. 胸部レントゲン
5. 適切な検査所見(おそらく心エコー図を含む)

明敏な臨床家であれば、実際ほとんどの症例の診断は最初の2つによってなされる。そして後半の3つは追加検査というよりは、先の2つから得た診断を確認するに過ぎないことが多い。病歴と身体所見から導かれた診断が覆されることは、あまりないのである。


診療科目の多少の違いこそあれ、画像検査で診断はされないのだ。 画像検査が必用で無いとは言っていない。 特にスポーツの場合、受傷・急性期・回復リハビリにおいて画像検査以上に遥かに重要なのが一連の運動連鎖を精査する事である。

外科的処置が必要な場合なら分かるが、それは外科医の話し。 整形と言葉が付いているかぎり、今後も整った動きが出来る為に、動的形態偏位をイメージ出来ぬのであれば単なる外科である。 しかもスポーツトレーナーや治療家であれば、尚更重んじなければならない事柄は他に山ほどあるのだ。 だが悲しいかな、スポーツ講習と名付けていながら講義の内容は画像診断ばかり。

質の高い運動リハビリ、運動療法が一般の人にとって身近になる日が一日も早く来る事を望む。

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