« 踵、足首の痛み、悪化する前に。 | メイン | 妊婦と腰痛。 »

腰痛との決別思考

121016.gif

筋骨格系疾患による運動器慢性疼痛で、当院に限らず来院して来る一番多い訴えは腰痛である。 日本に限らず、海外に目を向けてもだ。

運動器慢性疼痛には、侵害受容性疼痛が多いが、ときに神経障害性疼痛を認めることがあり、両者の要素をもつ混合性疼痛も認める。  どちらのケースであっても運動器慢性疼痛の治療体系は、薬物療法とともに、運動療法や将来的な手術療法も見据えて治療スケジュールを考慮する必要があるのは世界的に見ても、これもまた常識である。

だが実際は症状を精査される事も、スケジューリングされる事も無く、ただ漫然と日々同じような治療を疑いも無く毎日繰り返す治療のケースが未だ多く巷に蔓延している。

兎にも角にも運動療法が最大の治療である事はエビデンスがある事実。 ただし、痛みが強く、運動療法に参加出来ぬ状態であれば先日の通り薬物療法も併用していくのだが、このコーディネートが重要。 かかりつけの整形がコーディネートした治療を行っているのであれば問題無いが、そうでない場合、何らかの運動療法を患者自ら探して行わなければ、疼痛改善には長い道のりを費やしてしまう。

このようなケースでは最近小生が最近良く口にしている運動連鎖、キネティックチェーンとは対照的な治療、考え方が必要なのだ。

小生の様な立場では、なかなか他科の先生とコンサルテーションしながら治療を進める事は困難だが、だからこそより一層の努力が必要となる。 道具も武器も頭も上手く使いたいものである。

asao_logo.png
↑ メインサイトもご覧下さい!

About

2012年10月16日 08:55に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「踵、足首の痛み、悪化する前に。」です。

次の投稿は「妊婦と腰痛。」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36