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アナタのVAS、目盛が根本的に...

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痛みの強さ(主観)の非常に簡単で一般的な評価方法、VAS(Visual Analogue Scale)。 実習生を常に抱えているような病院では勉強の一環で学生にガンガンやらせているのも目にするが、実際の担当医等が行っているケースを目にした事は殆ど無い。 小生も年に一度有るか無いか。

常識的な普通の患者であればこのような手法を用いなくても、最初を振り返って治癒・改善を自分で理解出来る。 それらが分からない患者にやらせる為のものなのか、それとも此方がただ単にデータ取りでやりたいのか。 特殊なケース専門の先生であれば必要性も高いのだろうが、通常では机上以上の見聞きはまず無い。

100mmの線を引き、左端は無痛(no pain)、右端は最悪の痛み(the worst pain I ever felt)とし、患者自らに現在の痛みの程度を数字化してもらうモノ。 先にも述べた通りあくまでも主観的。 パッと思い付きの現状では無く、常識的にはある程度自分を振り返る客観性も当然必要。 言葉はいつも通り悪いが、現状を認識させたい患者に限ってヘンクツ。 想像出来る最高の痛みなんて想像できネェー! などと言われてしまう。 言う前からコッチが想像できる答えだったりして。

実は小生、別の形でVAS的なものを例にとって説明する事が多々ある。 それは一本の線やスケールを見せ、その両端にどんな目盛単位が付いているのかを問う。

此れはもうかれこれ20年以上前に、当時海外のクリニックで活躍されている先生と話しをしている時の内容をヒントにしたもの。 得てして日本人は痛いと痛くないの二つしか考えていない。 だから痛みが取れたらまた以前と変わらず問題無く動けると思っている。 実際はそうでは無い。 痛い、痛くないのその先に、凄く調子が良いと言う目盛が在る。 痛くないはあくまで中間地点なの。 だから中間地点をちょっと過ぎただけで全てOKにしてしまうから、すぐまた痛くなるのだと。

痛みをとるのと治すのをゴッチャ混ぜにしている。それは患者も治療する側もそう。 主観と客観、出来ぬ理解出来ぬ者ほど治療は長引くものだ...

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