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道具を使いこなしていると勘違い

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物理療法器の続きになる。

機械を使いこなすとはどういう事か? 治療器はもちろん、検査器も使いこなすには構造的な事3割、残り7割は構造や仕組みとは違う部分に在る。

前職時代、スポーツ界では超メジャーな某計測機器をヨーロッパのメーカーとやりとりをしていた。 当然間には大手輸入元を挟んでいたが、彼らには分からない事が多くあり、それを説明し理解してもらい、誤解の無い様、本国から情報を引き出す事に多くの苦労を払った。 それがなぜ必要なのかが、ハードウェア目線では理解する事が出来ず、使用・臨床現場、使用者被験者目線に立たなければなかなか分からないからなのであった。

計測側がそのデータを利用するが、物によっては被験者側が利用するモノもある。 当然だが治療器は受けるのは患者だが使うのは治療側。 しかし患者が自分で自分に治療器を使うと言う事はどういう事が起きているか。 たとえそれがマッサージチェアーであっても、プロの治療家であるのならプロである部分を発揮せねばならぬ。 微妙では無く、その違いが大きいと言う事を理解出来ていぬ治療側があまりにも多く存在している事を危惧する。

過去にも一度書いた事が在るが、超音波画像診断器であっても、空は何色か? 青か? では夕焼けの空は何色か? 雲は何色か?白か?夕焼けの雲は何色か?? それらを常に考えながら空を見上げる気持ちが擦り込まれていなければ画像診断器を正しく使いこなせる人間にはなれないと、ある著名な医師の講義を聞いた事がある。 小生にとっては非常に衝撃的な内容であった。


機械の仕組みや使い方を覚え、数多くの患者に臨床で使い、その結果をただ発表・経験として語る人間を素晴らしいと言えるのか? 最近もそのような場面に遭遇したが、小生はまるで魅力も興味もわかない。 一番大切なものが欠けている事実。 疑問は知識で解決するだけでは無い事に早く気が付いて貰いたいものである。

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