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腕の痺れとボディビル

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手の痺れ、此れは日常的に数多くやって来る。 原因は概ね神経性か血管性が多いのだが、神経性の中には脳疾患も含まれる。 まず脳疾患で起きることが考えられるしびれは脳卒中。 しかしこれは小生の様な専科だと出会う確率は低い。 だからと言って無視は出来ぬのだが。

脳疾患以外では脊髄神経の異常から起きる痺れ、血管性の痺れがそれに相当する。 血管性の痺れでまず考えられるのは、糖尿病などの代謝性疾患であろう。 糖尿病が引き金となって抹消神経の異常が起きる。 まあ此れも基礎疾患をしっかり聴取していれば、多くが鑑別出来る。

血管性の中で我々が一番に考えるのが、血管の圧迫・絞扼による痺れ。 誰もが必ず経験している代表例が正座である。  血管の圧迫は頚部、胸部の筋肉、鎖骨と肋骨間、生活習慣、姿勢や過使用により筋肉異常が生じて血管を圧迫する。 

それと同時に出る胸郭出口症候群の様な神経根障害を伴うものや、脊髄病変もある。脊髄病変は両側に症状が出る事が在るので、身体所見の時点である程度ルールアウトもできる。 

ザクッと痺れを抜粋的に羅列したが、そう簡単に区分け出来、バシッと治療出来たらどの先生も患者も苦労しない。 特に一見簡単そうでいて難しいのが筋肉による絞扼の問題。 そもそも絞扼する基の原因が複雑に絡み合っている。 動作一つ一つをトレーニング種目に置き換え、筋・神経・血管を正しく解剖学的に今一度考え直し、紐解くように、一度組んだパズルを再度組み直すように再考察する。

地道な作業だが既成概念にとらわれず、ひとつ、またひとつと前進させる。 然すれば必ず痺れは軽減していくであろう。 どんなに大きな優秀なボディビルダーであっても、あればある程、その様に地道な努力、トレーニングをしているのである。 筋は肥大したから圧迫では無いとも気が付けば、次のステップだ。

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