« 止められぬ選手寿命 | メイン | だからウケちゃう街の院 »

走って歩いて痛い足。

120531a.jpg

とにかくランナーが多い。  タマに腰痛もいるが、多くは膝と足部。 今回は足部について書く。


まずTVでマラソンの中継を見た事ぐらい誰でもあるだろう。 さてそこで君達は何処を見ているのか?!動きだフォームだ運動連鎖だと、そんな専門的な事は置いといて、誰でも分かるところで外国人選手と日本人選手との体格の違いを、今度TV中継で見る機会があったら注目して欲しい。 特に膝から下、下腿の筋肉を。  意外にも日本人トップ選手より、色の黒いトップ選手の方々の下腿は日本人のそれより細い。  何故か!?

そこには走り方の違いによる筋肉の違い、発達の違いが在る。

障害と言うモノには様々な原因、アプローチの仕方、考え方が在るが、基本はトレーニングエラーのせい。 それはそれで大原則として考慮はするが、先述の下腿筋を考察してみる。 

いわゆる蹴り、膝関節の伸展により推進力を得る走りと、スィング動作、股関節屈曲を重視する走り。 下腿の筋の発達が多く見られるのは前者、 下腿は細いが、ハムと大腰筋の発達が優れているのが前者、日本人は前者で外国人選手は後者のケースが多いのである。

ウチで取り入れる種目にスタンディングの下肢内外転がある。 詳しい動作は割愛するが、単関節筋であるヒラメ筋と、二関節である腓腹筋。 特に注目すべきは腓腹筋の使い方、使われ方。 二関節筋であるがゆえに、膝関節の伸展時にどう使われているか、うまく使う事が出来ているかを確認し、改善に取り組む。

あくまでもパフォーマンス向上を重視した、AT的目線のプログラムの場合。 これが同じ歩くと痛い足部の一般患者であれば、当然プログラムは違うのである。 大切なのはその違いの意味を施術側が理解しているか? スポーツ選手と同じように一般人の施術プログラムを組んでいるようでは論外だと言う事。 臨床において培われる診断力の差が、一般外来では大きな力を発揮する。

スポーツ専門というその前に、一般診療を。 揉み揉み治療のその次を目指して欲しい。

asao_logo.png
↑ メインサイトもご覧下さい!

About

2012年05月31日 08:32に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「止められぬ選手寿命」です。

次の投稿は「だからウケちゃう街の院」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36