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ランニング障害の勘違い

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さて空前のランニングブーム。 その始まりは1970年代のアメリカ。 小生はまだ小学生だったにもかかわらず、何故か毎朝親に蹴飛ばされ走らされていた。 お陰で子供の頃、1位2位以外の記憶が無い。 その逆のお陰で、中学時代に両膝疲労骨折(?)をやり、大人になった今でもスポーツを趣味!とは全く思わん。 単なる日常の一部...

今ではランナーの聖地と化した皇居周辺を初めて走ったのも12歳。 当時ですら既に日曜日朝の桜田門の前には大勢のランナーが居た。  そこをチャリでやって来る小学生一人は目立つ。 色んな大人が声をかけてくれて、一緒に走ってもらった記憶が在る。 


そんな話しは置いといて、昨今のブームのお陰で毎週数名のランニング愛好家がやって来る。 当然皆どこかしら痛めている。 必ず痛める原因はある。 たしかに全員、完ぺきなフォームとは言い難い。 しかしその障害の根本的な原因はフォームには絶対無い。 

運動、スポーツ障害の大原則であるトレーニングエラー、時間と強度と頻度が絶対的に不適切なのだ。常識的に健康な若者であれば、当初は本人も驚くほどマラソンだろうと登山だろうと、旅行・遊びであれば尚更、何時間も動きまわってはしゃぎまわっても全然平気。  問題はこの先。 のめり込み、頻繁になり、当初動けたイメージが在りで、本人・自分のレベル、身の丈を超えた負荷負担に、知らず知らずのうちに入りこむ。

足・膝・腰を痛めてやって来るのだが、多くの医師や同業は患部の治療と、走り方や筋トレやケアを教える。 当然患者は喜び、時間経過の甲斐もあって数カ月経てばそこそこ良くなる。 コレが最大の落とし穴。 んじゃオリンピックレベル、一流のフォームが綺麗な選手は一生絶対痛めないと言うのか!? 走り以外だって投げると言う事だって同じ。 だから選手に合わせて先発完投型やリリーフやストッパーと言うモノが存在する。

多くのスポーツ障害はトレーニングエラーなのである。 シューズやウェアー、中敷きやサポーターに頼っている時点で愚の骨頂である。 しかもそれらを治す側等の専門家が推奨するなど、全くもって素人と同じ意識レベルだ。 運動好き、チョイ揉み先生以外の何物でも無い。


自分だけは怪我をしない。  そんな事は絶対存在しない。   本人だろうと治す側だろうと、必要なのは “させない” という気持ちなのである。

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