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2012年05月 アーカイブ

2012年05月01日

5月5日は子供楽しく、大人厳しく。

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さ~て、いよいよゴールデンウィーク。 患者聞き取り調査では、現時点9連休者は3名。(小生調べ) う~ん、羨ましい。 ソンナに休んだら確実に潰れるわな。

5日の子供の日ともなれば、どこもかしこもアミューズメントちっくなところは大混雑。 近所の子供の国なんか、そりゃもう大騒ぎ。 そんくらいウチも混めば...

って事で、なかばヤケクソ、八つ当たり状態で、5日(土)子供の日、朝8時からチョコット集合かけちゃいます! 当然いつもの如く、参加者・告知はmixi限定で。 お楽しみに。

2012年05月02日

ジュニアのプライオメトリクストレーニング

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小中学生をお子さんに持つお父さんから、スポーツ・トレーニングについての質問を数多く貰う。

特に専門家の間でも誤解が多いのが小中学生、ジュニア期におけるプライオメトリクストレーニングについて。 昔から経験的にやっている種目もその中には数多く存在するのだが、うさぎ跳びを代表とするように間違えて捉えられている事が多い。

これもまた小生が専門用語解説するのは避けておくが、ミニハードルやボックスランジなどのトレーニングはチームの練習で日常的に行っているのに、うさぎ跳びを禁止して、コアが重要と言ってプルプルトレーニングで我慢くらべさせていたり。 

そこいら辺のレポートを、小生がしゃべくるよりも正しく伝わるだろうから待合室に3部構成で掲示してみた。 

早速腕を組んで難しい顔で読みふけるお父さんの姿がチラホラ。 ケンケンパでアッチ向いてホイ!で充分って事ですわ、ホントに。

2012年05月03日

結局野球肘テニス肘何すんの?

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野球でもテニスでも、肘でも肩でも膝でもナンでも、結局のところ何をするのか、何をされるのか? 

される側患者側は切羽詰まって必死だが、する側治療側は机上の理論で患者との温度差大。

何をするんだ?よくなるのか!と、患者はガッツリ迫って来るが、肝心の治療側は、筋力だ解剖学だ動作解析だ運動連鎖だと言い、フォーム指導や矯正をするのだが、結局のところ現状疼痛に対しては筋肉が張っているからと揉んで、鍼刺せば一発と言い、最後に電気。

時間経過、自然治癒的にタマタマ治るケース以外、まず治癒も温度差も解決へとは辿りつかぬであろう。

筋骨格系疾患による運動器慢性疼痛に対する最大の治療は運動療法であると、世界中の明敏な医師は説いている。 その運動療法そのものが、従来の概念とかけ離れ考えねばならぬ。 脳神経だニューロンだと言いながら、結局のところ老人向けトレーニングと術後リハで同じ事しているのが現状。 恥ずかしいを通り越して、悲しい。

昨日、スタッフ達とBOSU Fボールを使ったグリップと言う種目について打ち合わせた。 実はこの数日続いているお題だが、コレがかなり奥が深い。 野球やテニスの肘や肩はおろか、五十肩まで完治したりもするから面白い。 ただ此れには重大な注意点が在り、やみ雲にやらせていても良い効果は決して出無い。 先日も書いた主観的指導がたいへん重要となる。

治療は道具や設備では無い。 その事に気付くか否かで答えは変わる。 ナンとかとハサミは使い様と、昔の人はよく言ったモンだ...

2012年05月04日

ケンケンパとうさぎ跳び

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先日から待合室に貼りだした、ジュニア・プライオメトリクストレーニングのレポート。 コレが予想に反して多くの患者が食いついてくれている。

正直けっこう難しい内容なんですわ。 にもかかわらず、年齢性別職業関係無く、皆興味深々。 特に教育関係者の方はガッツリ。

小生昔から、うさぎ跳び賛成派。 水分だって、摂りゃイイって安直神話のにわかトレーナー撲滅協会会長。(またもやウソ) LSDの本当の意味を理解してジョギングしてりゃ、膝痛めてやって来るジョガーなんか激減決定。 ギャロッピングやダイアゴナル・ホップだって、神経系トレーニングだが適切に処方すれば治療的効果を大いに発揮する。

一つ一つ丁寧に、紐解くように説明し、実践させる。 何よりも悪なのは、間違えた学習とイメージ。 資格や技では治らんて事だ。

2012年05月05日

抜き打ち特別ランニングクリニック

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ゴールデンウィーク抜き打ち特別企画、早朝ランニングクリニックやって来ました。 もち毎度無料のネ。

夜ばっかのランニングだったので、ヤッパリ朝から患者さんと走るのは気持ちイイですナ。

クリニックと言っても、患者さんは既にフル経験者や毎回参加のおなじみさん達。 フォームもむしろ小生より良かったりで。 10人を超えるとそれなりに大変。 今回図らずも抜き打ち少人数だったので楽しい一時間。

さすが晴れの特異日、5月5日の子供の日はバッチリ晴天。 清々しい汗もかきました。 姿勢反射も体験させたりもで、ちと盛り沢山に出来ました。 

皆さん、良い連休を。

2012年05月09日

患者は治ればナンでも良いと...

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『子供の頃、とっても勉強嫌いだった子が大人になり、とっても勉強して偉い先生になりました。』

こんな話しだけ聞けば、とっても良いお話しで大抵は済むであろう。


小生の同業知人で開業した後、いくつもの学校へ行き、肩書き経歴を全面に出し仕事をしている。 良いか悪いかは個人の価値観だが、少なくともハッキリしている事は昔とは明らかに治療が異なっているという点。 それは技術では無く、患者から見た “魅力” を大きく失っているのだ。

抽象的と思うかもしれないが、これは人として非常に重要なところ。  これに気が付かぬ者、技術に惹かれるウンチクだけの学生や、うわっつら肩書に惹かれる今どき30代とオバちゃんが、その “魅力” と言う部分に気付かぬ者の大半を占める。

遊びであれ勉強であれ、その目線が患者にあるのか自分なのか。 

最新の技術が必要な重篤なケースなど、何十年に一人。 大半の患者が、何かの歯車がズレているせいで治らず、もがき苦しんでいる。 そのズレ、原因は生活・性格、思考・行動の中に必ず潜んでいるのだ。

膝を付け合わせ患者と向き合う。 このスタンスは双方に在って、はじめて成立するもの。 何年経っても向き合えぬ者、原因を内面に見出せぬ者ほどゴールは遠い。 これは一般の患者もプロ選手も同じ。
原因が骨や肉、フォームに在ると思っているうちは、いつか必ず形を変えて再発するであろう。

ナンでも良いか悪いか、真剣に考えて欲しい。

2012年05月10日

ランニング障害の勘違い

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さて空前のランニングブーム。 その始まりは1970年代のアメリカ。 小生はまだ小学生だったにもかかわらず、何故か毎朝親に蹴飛ばされ走らされていた。 お陰で子供の頃、1位2位以外の記憶が無い。 その逆のお陰で、中学時代に両膝疲労骨折(?)をやり、大人になった今でもスポーツを趣味!とは全く思わん。 単なる日常の一部...

今ではランナーの聖地と化した皇居周辺を初めて走ったのも12歳。 当時ですら既に日曜日朝の桜田門の前には大勢のランナーが居た。  そこをチャリでやって来る小学生一人は目立つ。 色んな大人が声をかけてくれて、一緒に走ってもらった記憶が在る。 


そんな話しは置いといて、昨今のブームのお陰で毎週数名のランニング愛好家がやって来る。 当然皆どこかしら痛めている。 必ず痛める原因はある。 たしかに全員、完ぺきなフォームとは言い難い。 しかしその障害の根本的な原因はフォームには絶対無い。 

運動、スポーツ障害の大原則であるトレーニングエラー、時間と強度と頻度が絶対的に不適切なのだ。常識的に健康な若者であれば、当初は本人も驚くほどマラソンだろうと登山だろうと、旅行・遊びであれば尚更、何時間も動きまわってはしゃぎまわっても全然平気。  問題はこの先。 のめり込み、頻繁になり、当初動けたイメージが在りで、本人・自分のレベル、身の丈を超えた負荷負担に、知らず知らずのうちに入りこむ。

足・膝・腰を痛めてやって来るのだが、多くの医師や同業は患部の治療と、走り方や筋トレやケアを教える。 当然患者は喜び、時間経過の甲斐もあって数カ月経てばそこそこ良くなる。 コレが最大の落とし穴。 んじゃオリンピックレベル、一流のフォームが綺麗な選手は一生絶対痛めないと言うのか!? 走り以外だって投げると言う事だって同じ。 だから選手に合わせて先発完投型やリリーフやストッパーと言うモノが存在する。

多くのスポーツ障害はトレーニングエラーなのである。 シューズやウェアー、中敷きやサポーターに頼っている時点で愚の骨頂である。 しかもそれらを治す側等の専門家が推奨するなど、全くもって素人と同じ意識レベルだ。 運動好き、チョイ揉み先生以外の何物でも無い。


自分だけは怪我をしない。  そんな事は絶対存在しない。   本人だろうと治す側だろうと、必要なのは “させない” という気持ちなのである。

2012年05月11日

ゆっくりジョギングが寿命を延ばす。

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最近の、ジョギングが寿命を延ばす、特にスローペースがと言う資料から一部抜粋を。


資料によるとデンマーク、コペンハーゲン市の心臓研究所が、20~93歳の約2万人を対象とした1976年から35年間の長期追跡研究調査で、 「定期的なジョギングによって寿命が延びると断言することができる。それもそんなにたくさんしなくてもよい」 と発表した。

この研究で被験者において、ジョギングをする人としない人の死亡率を比較した。 比較にあたり、ジョギングをする男性1,116人および女性762人に、ジョギングの速度や1週間に走る距離を尋ねた。35年の追跡期間中、ジョギングをしない人1万158人、する人122人が死亡したという。 このことから、ジョギングをする男女は死亡リスクが44%低く、男性は6.2年、女性は5.6年寿命が長いことがわかった。 詳しいプロトコルはレポートからでは分からなかったが、週に1時間~2時間半のスローペースでのジョギングで、最も有意な効果が認められたという。


このスローペース、先日から幾度かにわたり小生も書いているLSD(Long slow distance )についての理解が、未だ多くのジョギング愛好家の間で間違えた理解が多く蔓延っている。 

『このスピードで○○分!』 という、取って付けたような話しでは全く無い。 自分の身体、生活に正しく運動を取り入れる。 やりたい、やってみたいと言う欲では無く、レベル・目的を正しく、正確に把握、設定しなければならない。 それらが正しく出来ている人、無理なく適切に走れている人、いわゆる今回のデータで言うところのスローペースで走ると言う事が、健康、寿命に大きく良い影響を及ぼしたと言う事であろう。

昨日も同じ事を書いたが、適切とは、時間・強度・頻度の全てが正しく設定されての話し。 たしかに3か月間、無理無く練習すれば初心者でも何とかフルマラソンは完走できる。 だからと言って年に数回、毎月のようにフルマラソンに出場するのが初心者にとって果たして適切であると言えるだろうか?!

怪我をするという愛好家のほとんど全ての人間が、フォーム以前に既に間違えがその心の中に存在してしまっているのである。 怪我をしてしまったら当然だが、出来れば怪我をする前にその事に気が付いてもらいたいものである。

2012年05月12日

競技変われど、定義は同じ。

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毎年この時期、連休明けは激混み。 今週は全て終日空き無し状態。 いつも暇なウチにしては珍しい。

にしても、スポーツ障害でやって来る患者がホントに多い。 たしかに分かりずらい屋号のせいか、数年前に仲良く通って来てくれていた患者ですら、久々電話で『今はもう、フツーの患者は診なくなったの?!』とよく言ってくる。 患者は増えはしないわな、コンナ名前じゃ...

正直べつにスポーツ選手専門で診たいナンて事はまるで無い。 むしろスポーツして無い人、普段から運動などしていない人、だからこそ運動が必要な人、しなきゃいけないのが分かっている人に、“動く” と言う事をイメージしてもらえればと言う事で、現在の屋号にした。  いやはやホント、自分で書いていても分かりずらい。

昨今ブームなランニングや自転車愛好家は多い。 小生も三流ながらローカル大会でちょこっと優勝レベルでトライアスロンをしていた事が在り、前職もシューズやバイク、ウエットスーツ等の輸入に携わっていた経験もありで、それなりに力にはなれる。  他にも当然、野球やサッカー、テニスが多いのは当たり前で、最近ではバスケやバレーボールに、ダンスにチアリーディングも多い。 変わったとこだと、格闘技も来る。 

そこで我々、治療・ケアにあたる者が忘れてはいけない定義が在る。 ストレングス・コンディショニングが専門なのか、アスレティックが専門なのかと言う事。 この違いが明確に理解出来ずして、スポーツ選手の治療やケアにあたる事などあり得ぬのだ。

極端な事を言えば、ストレングス・コンディショニング系は競技能力向上の為に怪我を恐れてはいけないと考え、アスレティック系の人間は筋力アップだけをしても役には立たず、怪我の予防も出来ぬと考える。 選手にとってどちらも必要であり、どちらも正論。 バランスが重要であり、その必要性を的確にアドバイスするのが現場のコーチや監督など、先人の役割でもあるのだ。

しかし一般のスポーツ愛好家には専属のコーチや監督など居る筈も無い。 そのバランスは本人が考えねばならない。 だか現実はそれが一番難しい。 小生が選手や患者に対して一番大切に、重要に考えているのはその部分なのである。


聞こえの良い、カッコ良いトレーニングで選手や患者を惑わすなど言語道断。 本当の意味で全ての患者のパーソナルトレーナーで在りたいものだ。

2012年05月13日

ラーメンと治療。

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何故かラーメン好きとレッテルを貼られている小生。 たしかに嫌いではないが、なにせ毎晩帰宅が23時近くともなると、やってる店が極一部に偏ってきてしまう結果。 現実、週に2~3は食ってる。 コリャ幾ら運動したって痩せんわな。

そんなこんなで話しはラーメン。 日本人は何故こんなにもラーメン好きなのだろう。 知人にもラーメン屋を生業としている者も居るが、話しを聞くとなかなか奥が深い。  しかし客と云うのは所詮素人。 その素人がマズイと言ったらそれで終わり。 他人の事は言えんが、飲食は恐ろしい職業である。 

ではナゼ客はラーメンを好み、様々な店を渡り歩くのであろう?! そもそもいったいラーメンに何を求めているのであろうか。

小生の仕事を例にとると、患者は皆治して欲しい、痛みが取れればそれで良いと言ってやって来る。 たしかにそれはそうだ。 しかし、例えば専業主婦の患者は日常生活で痛みを感じなくなれば治ったと言うが、パートに出ている患者は、家では痛くないが仕事で痛い、それが治らないと治ったと言わないし、更にコレがテニスをしている患者なら、日常やパートでは痛くないがテニスをするとまだ痛い、それが治らないと治ったと言わんし、プロのスポーツ選手であれば150球、150km/hで投げると痛い、それが治らなければ治ったとは絶対言わない。 当然と言えば当然の事なのであるが、皆それぞれ治ったと言うところが違うのである。

だが多くの患者、小生自身で在っても自分の治ったがどこなのか、考えた事などは通常無い。 当事者の患者、本人自身が考えていなのだから、その分コチラがその素人の分まで、脳の一部となって考えて治療にあたらなければならないのである。

話しはラーメンに戻るが、当然食事の選択肢はラーメン以外に幾らでもある。 だが何故ラーメン好きは何件ものラーメン屋に、そば好きはそば屋、パン好きはパン屋を渡り歩くのだろう? 豪華なてんぷらがのっているそば屋が誰にでも好まれ、一番繁盛している訳でも無いし、ネタが大きければ必ず旨い寿司屋と言う訳でも無い。 客はそれぞれの店の微妙な違い、その違いを生んでいる店主のかける意気込みを確かめ、理解できる事に喜びを感じ、感性の合うところに幾度となく足を運ぶのであろう。

小生はラーメンも飲食もよくわからんが、得てして客と言う者は上っ面な値段や見てくれでウンチクをいう。 しかし言っている本人ですら、自分が自分で求めている物を根本的に分かっていないもの。 きっとその目に見えない、形の無いものを誰よりも理解し提供できる者が多くの客の支持を得る事が出来、きっと繁盛するのであろう。


う~ん、小生もその道を極めるには程遠い様である...

2012年05月15日

スポーツ障害を専門と考える時のトレーニング

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スポーツの世界でも、最近の進化進歩は目覚ましいものが在る。 特にそれらの発展には検査の技術進化が大きく関係している。 特に従来では出来なかった運動中の検査が、現在では数多く、リアルタイムで採れるようになってきた。

例えば筋トレ。 これに関しては小生も事あるごとに様々最新のネタをアップしてはいる。 筋肉を最大限に成長させるには、重いウエートを使った筋トレを6回から12回、筋肉が疲労するまで繰り返す必要があるという定説があるが、これに関しても昨今の研究で疑問の声も上がっていたりもする。

カナダ・マクマスター大学(McMaster University)の研究チームが発表した論文では、筋力トレーニングを重いウエートで行った場合と軽めのウエートで行った場合を比較した結果、筋肉を成長させる効果は同じだったという。もっとも、軽度のウエートトレーニングで重度のトレーニングと同じ効果を得るためには、回数を2倍程度に増やす必要があると付け加えている。

研究チームは、健康な若い男性にウエートの負荷を変えたトレーニングを週3日、10週間行ってもらい、脚の筋肉がどのように変化するかを調べた。被験者は、重いウエートで1セット8~12回の筋トレを3セット行うグループと、軽めのウエートで1セット25~30回の筋トレを3セット行うグループに分けられた。 10週間後に、それぞれのグループの被験者の筋肉量をMRI(磁気共鳴画像装置)で調べたところ、どちらのグループにも違いはなかったという。

いつもの通り、ニュースからのかなりコピペになってしまったが、改めて研究結果として見せられると、ホー!っと思ってしまう。  全面的に全てを信じ込む訳では無いにしても、関節や年齢、既往歴的な問題を抱えている場合、負荷や期間の効果的目安になるのは間違いないであろう。


ウチでは現在、ほぼ全ての患者に治療の中に何らかの運動リハビリを取り入れている。 種目はもちろん、負荷や回数、スローやバリスティックなど動作も患者個々に設定している。 同じ運動を患者数名横並びにして行うなど、健康体操の集まりならまだしも治療やリハビリを視野に入れているのであればあり得ないプログラム設定なのだ。

研究やデータ、最新の資料を飛びついて取り入れ、採用実施的新し物好き治療などに惑わされているようじゃ、ゴールは程遠いであろう...

2012年05月16日

麻生区柿生で喜ばれて地域一番店!

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イヤイヤイヤイヤ、マッタクもってそんなタマじゃない。 むしろ言われてみたいモンだ。

昔っから、今現在でも真っ当な諸先輩方が若い先生に言う言葉、それは目の前の患者一人一人を全力で丁寧に。 そして自分独りで頑張れるだけ頑張って、もう駄目だと思ったら人を雇えと。 初っ端から人雇って受け付け雇って治療する人間に良い治療家はいないと。 薄めたアメリカンコーヒーを、本物のこだわりコーヒーだと出すようなもんだと。

善し悪しと好き嫌いをゴッチャにしてしまっている患者しか来なくて、それ気付かず見切れず、入ったお金で一喜一憂している商売っ気満載駅前マッサージで一生終わりだ。  ちなみに人数/日の境界は保険外でAve15/日、保険であればAve40/日を独りでだ。


昔は同業も少なく、遠方からでも患者は来たが、この十数年急激に同業が増え、遠方からの患者は昔に比べたら激減した。 それでも昨今はネットの効果もあってか、1時間ぐらいかけてやって来る患者も日に数名必ず居る。 大変ありがたいと思うと同時に、プレッシャーも多い。 少なくとも絶対的に言えるのは、安近短的な要素はまるで無いと言う事。 ガチで真剣な、その治したいと言う気持ちに、コチラがどれだけその気持ち以上に真剣かと言う事。 本と講習会で得た知識で治る部分などある訳が無いのだ。


このブログとは別に、アメブロでも毎日ブログを更新していた。 忙しいのも諸事情も多少ありで、最近更新を一時中止したが、何故かそのアメブロからやって来る読者からの連絡に同業者、特に理学療法士からの者が多く、どの先生方も小生以上に真面目で真剣、熱い人間が多かった。 会った事は無いが開業している先生は特に熱い! 近所だったら是非患者として行ってみたい。 小生だって肩ぐらい凝るし、腰だって若い時の様に心配ご無用では無いのだから。


スポーツも健康も、練習やトレーニング、リハビリだってダイエットだって楽して簡単などと言う図式は存在しない。 地味にコツコツ、欲を出さずに日々積み重ねる。 患者側、治す側、どちらかが得をしたいと思ったら、その先には後悔しか残らない事にいずれ気が付くであろう。

2012年05月17日

届かぬ思いと続かぬ気持。

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ウチでは必ず新規の患者に対して、今回この症状の原因はおそらくこれで、このぐらい期間がかかると全員に対して説明を行う。 当り前な事だが、コレがなかなか患者目線で行われていない事が多い。

では、患者目線とは何か?! 得てして当事者患者自身が一番分からなかったりするものでもある。

屋号に“スポーツ”と言う言葉を入れているので、当然何らか運動をしている、もしくはより一層動けるようになりたいと思っている患者が大多数。 ただ単に痛みを止めればそれで良しと言う患者は基本的に少ない。 しかし、初診時に提案したにもかかわらず、その提案を遥かに下回る回数で継続治療が途切れるケース、実はこのケースの患者の全てが “痛みが取れればまた以前のように走れる、動ける”と思っているのである。

先日書いた熱い同業先生達に負けずに熱く語らせてもらうと、治らない治せない症状・患者はハナっから受け止めない。 受け止めるからには責任とプライドを持って受け止める。 使ってはならぬと言われている言葉ではあるのだが、患者に対して『絶対』という表現を目を見て伝える。 縁とか相性では無い、これは全て絶対的、必然的である事実だと自分に言い聞かせて常に治療にあたっている。

これから先、何年先を見てスポーツ、競技、自分の人生を見ているのか? その道のりに必要な努力も距離に比例して継続性が必要なのだ。 自分が信じた自分の信念を、自分で自らブラしては、当然その先の道のりも真直ぐ平坦など存在せず、いずれ足元をすくわれるであろう。 一歩一歩自分で足元を踏み固めて、前へ進んで行こうではないか!

2012年05月18日

下腿がカタイ?!スポーツリハビリ・運動療法

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ナンて冗談言ってる場合じゃないですわ、辛いと言ってる患者目の前に。 怒られますわ...

まぁ実際不具合を訴える場合、柔らかくフニャフニャな確率より、パンパンカチカチの方が高いのは事実だが。

我々は通常、怪我や外傷より障害をとっても重要視するケースが多い。 フォームや取り組み方を尤もらしく話してみたりで。 怪我はアクシデントであるから、ある程度は致し方無いと。

怪我や事故の様な急性疾患であれば、基本対処的な治療でも時間経過とともに回復の兆しが見えてくる。 だが、もしそれが見えなかったらどうなるのであろうか?! これは急性だろうと慢性だろうと関係無い。 治らないから患者はやって来るのだから、救急病院でも無い限り、事故専門とか電気とテープとアイシングで部活専門治療じゃ、基本的な難治の機序であっても想定など出来ることは到底無いだろう。

普段やっているようで、考えているようで、実は毎回同じ治療で何も考えていないのが、急性難治ケースの別角度からのアプローチ。 外科的でも無く、薬も使わずにでだ。

某有名大学のスポーツ専攻でもしていたら、運動代謝内分泌学の授業でやっていた事が一部役に立つかもしれないが、それでも臨床で使えるのは2割程度の知識。 残りの8割は患者側、患者自身が持っているもの。 血の流れやリンパと言う次元の話しでは全く無いのだから。  その知識を病院・医療として使うか、スポーツ・運動療法として使うか?! 一番カタイのは自分の頭なのだから。

2012年05月19日

今朝も親子で猛ダッシュ!!

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やっとの事で今週末、少しは安定した天気。 運動会シーズン真っただ中で、ホント良かった良かった。

ご家族揃って大の仲良し患者さん達も、今のところ全員リレー選手や代表で大活躍!! これまたホント、よかったよかった。

さて、今朝は運動会が終わった息子さん向けに新プログラムの指導。 スタビとプライオの混合トレメニュー。 完璧コッチが筋肉痛ですわ。

野球も上達で、身長もノビノビで。 そんな、小中学生大満足メニューは得意中の得意なんですよ、実のところ。 まだまだ後数件控えているので、筋肉痛に耐えながら頑張るとしますかナ!  スタッフが...

2012年05月20日

ビジネスと商い

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コレをご覧になっている時点でパソコン等、何らかの情報端末を皆さんお使いだろう。 現代生活、その手の機器が無ければ成り立たない世の中になってしまった。 

どんどん進化する事は良い事だが、逆にどんどん古くなって行く事に、いささか不安と疑問を感じる。

パソコンであれテレビであれ何であれ、各メーカーは以前にもまして短い期間で、その販売した機器のフォロー・補修を打ち切る。 国の定めた規定は満たしているのだろうが、だからと言って長年愛用してきた消費者にとって喜ばしい事では無い。

各メーカー、企業は利益追求の為、無駄を省き切り捨てる。 それと同時に先述のように昔の商品のフォローもやめ、言わば昔からの客ごと切り捨てる。 文句が在るなら、文句言う前に新しいモノ買えと言わんばかりに。

私事ではあるが先日、60年ほど前のカメラを修理に出した。当然メーカーでは無く、それ専門で修理を行う個人のお店に。 ひと月ほど時間を要したが、見違えるように綺麗になり、全てが快調に動作するようになった。 帰りがけ、その初老の店主が小生に向かって 『大切に丁寧に使ってあげて下さいね』 と声をかけた。 小生以上に、その小生のカメラの事を思ってくれている事に少々照れくささを感じた。

たまたまこの数週間でやって来る新患の全てが、当院以前に通っていた院を訪ねると街の整形外科や保険適応整骨院等では無く、大学病院へ行っているのだ。 しかも小生もよく知っている先生だったりもしてで。 壱円でも多く儲けてやろうと言う先生は、大学病院には基本あまりいない。 そのせいか真面目にまっすぐな意見を言う先生も多く、良くも悪くも街の先生とは一線違った見方や話しを聞いてやって来る。 何だか分から無い治療に無駄にお金を払わずに患者は済むのだが、若干の不満もあったり。 小生に大学の大先生以上の事が出来る筈も無い。 しかし、 患者の立場になり不安と不満を解決する努力は、人として誰よりも最大限に自分の研究や興味が趣く以上に払う。


あきない(商い)とはお客様と共に、お客様のお陰で商売をさせて頂いていると言う気持ち。 お客様は神様と言う言葉もあるが、 良いから旨いから凄いから買え!ではの一方通行ビジネスでは当然駄目だ。 顧客の立場に立った売れる商品では無く、顧客の立場に立った喜んでもらえる商品でなければならない。  商品にもお客に対しても気持ちを入れて大切に思わなければ、いずれ全てが離れて行く。 一番大切なものを忘れてはいけないと日々思う。

2012年05月22日

腫れて浮腫んで内分泌代謝学

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学生の頃、嫌々ナンとな~くサラッと勉強を目をつぶってしていた記憶が在る、内分泌代謝学。 まさか将来、ガッツリ勉強し直す事が来るとは夢にも...

命を維持し、生体の恒常性、全てに関与している 内分泌代謝作用を示す物質、ホルモン。 この正常な機能を保つのに必要な体の機構を学ぶのが内分泌代謝学である。

たしかに筋骨格系疾患といえど、その治癒や発達のメカニズムを考える上で、当然無視など出来ない。

しかし、我々の様な筋骨格系を専門とする人間は、何でもかんでもその問題点を構造的に無理矢理当てはめて考えようとしてしまう傾向が強い。 更にそれで答えが出ぬと、自律神経に問題が在ると決めつける。 藁をもすがる人に対して、エビデンスの乏しい治療をする時点で、サギと言われても言い返すすべなどまるで無い。

残念ながらその学問のアウトプットは限られ、一般的にはリウマチ科や甲状腺科ぐらいになるだろう。 だが人間の全てと言っても良い程の機構に関与している内分泌代謝。 これは我々運動理学に携わっている人間も、スポーツパフォーマンス向上の為だけでは無く、治癒や怪我の予防の為にも、よりいっそう深める必要があるだろう。 

治りが悪いと言う時ほど、方向性を変え頭を柔らかくしたいものだ。

2012年05月23日

何でもかんでもストレッチ専門治療は危険大!!

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ランニング愛好家も多いが、依然として昔から多いのが野球の肘・肩の障害。  小生も常に心掛けて遅れないようにしているが、野球にかかわらず、この数年のスポーツ障害に対する科学的進歩は目ざましい。 

その技術的革新は検査・研究において、今まで経験に頼っていた多くのスポーツ指導や治療にエビデンスを結びつけるに至っている。

最近2名来ている、高校野球少年の投手。 中学時代から障害を抱えている。 今までどのような治療やケアを受けていたのかを聞くと、決して100%間違えているのでは無いが極々一般的テキスト通り。 だが逆に100%正解でも無い。 しかも何年もその内容が変わっていない。 

中高生ぐらいであればさほど大きな問題にはならないが、それが事、成人のプレーヤーであれば不必要な可動域改善、何も考えない、本で読んだだけ知識のストレッチ指導が故障を生む事が在る事実を、多くの指導者が未だ認識していないのである。

昨今の研究によって、運動連鎖中におけるトルク、伸張、剪断等が正しく考察され、見掛け上では無く空間角度、投球であればMERと体幹軸を考えられれば、自ずとストレッチが裏目に出でて、症状をより悪化させる事実も、感や経験だけに頼った指導・治療をしていなければ、何でもかんでもストレッチなどと声を大にして言う事など無いのである。 当然、この事実は肩・肘に限らず腰、腰痛に対しても同じ事が言える。


未だ健康体操の域を出無い、街のスポーツ治療。 是非しっかり見極めてもらいたい。

2012年05月24日

マッサーですか?トレーナーですか??

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かれこれ25年以上前、まだ小生が学生だった頃、スポーツ指導者を目指していた若かりし頃。 今思えば自分でも恥ずかしくなるくらい真直ぐだった。

当時は今とは比べ物にならないぐらい入手できる情報は少なかった。 知りたい学びたいと思っても、その手段が少なかった。 足を使い頭を使い、気を使い、諸先輩方のところを訪ねたものだ。 今はパソコンの前で足も使わず気も使わず、タマに金を払って集会に参加すれば、数時間後にはアップデートした自分がいると、頭も使わずに受け身で満足も出来る時代。 自分の望む物だけを抜粋して学ぶ事が出来る時代だ。

人ひとりが持つ時間や労力は基本変わらない。 その限られた枠の中で、どのようにすれば自分自身をアップデート出来るものなのかを、今の自分以上になるのには今の自分ではダメなのだと、今現在の自分自身の思考行動を否定しながら前へ進む。 時として自分と違う方向性の人間・意見と出会う事もある。しかしそれこそがアップデート。 自分の望む物ばかり寄せ集めて生きていては、進歩も進化も決して訪れぬのである。

当時はそんな事など考える筈も気が付く筈も無く、ただ必然的にその様な場面に直面していた。 しかし、意外にもその自分の方向性と違っていたと思っていたもの程、数年後に大きく役に立つ事が多いのである。

小生が学生の頃のひとつにインストラクターと言う職業が在った。 トレーナーというと、なんだか泥まみれ汗まみれのイメージが在り、基本暗いロッカールームに閉じこもり的に思っていた。 しかし、最近の若者には小生の若い頃のイメージとは真逆で、華やかな職業の様に見えているようだ。 インストラクターが良かった訳でも無いのだが、泥臭さは無く、爽やかな職業の様に見えていた。 それ以上でも以下でも無く深みも無く考えていた。  まぁどちらでも良い話しなのだが、職業として、専門職としての分別は、先人として若者にしっかり教えなければならない。

しばらく前も少し触れたが、コンディショニングトレーナー、ストレングストレーナーと、アスレティックトレーナー。 この前者と後者を正しく理解、解釈する為の情報が、今は沢山ある。 しかも容易に入手もできる。 少なくとも若い未熟な者であっても、スタートの方向性を間違え無くする事は容易にできる。 そんな良い時代なのだから、間違っても揉んでテーピングしているだけの自分をトレーナーと言わぬよう、気を付けて職業を選び、自分の道を進んでもらいたいものだ。

2012年05月25日

筋力、体力、内力、外力

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コアだなんだかんだと、最近では様々なトレーニングが市中に浸透してきたが、未だ筋力神話が強く根付いている。 事実、怪我や慢性痛どちらであっても、筋力が無いから、筋力不足だからと言い、たとえ相手が老人であってもスポーツ選手であっても、筋力アップリハメニューを組まれている。 後は自宅でストレッチしてネ指導。

ベンチプレス大会でも無い限り、筋力だけで勝負が決まる競技、スポーツは殆ど無い。 重量挙げであっても筋力だけで決まる競技では無い。 

自分が持っている筋力等をいかに上手く使うかどうか!?  その使い方が勝負の行方を左右するのである。 分かり易いところだと柔道などは良い例。 パワー勝負では無く、如何に相手の力、自分の力の“抜き”をうまく使って、自分より強く大きな相手に勝つか。 まさしく “柔” だ。 日本の国技とも言われる相撲も当然その例。

投げるや走るもパワー勝負では無く、地面からの反力をいかに使うか!? それが出来てこそ、長い時間、バテる事無く高いパフォーマンスを発揮出来るのである。

内力と言われる筋力と、応力・半力、重力を上手に使った外力を競技特性にどう合わせて形にするか。 それこそがスポーツ専門と、単なる動き専門治療との差なのである。

2012年05月26日

根本的に全く違うSports Medicine

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前職の会社を辞め、スポーツと言う言葉を完全封印して治療の仕事に10年間従事した。 学生時代も社会人時代も、全てスポーツスポーツ。 正直少々嫌気がさしていた。 

他人より速く、より強く、他人より一層前へ上へ行く事が全てな人間ばかり相手の仕事。 どうしてそんなに他人より抜きんでようと、他人より有名にメジャーになろうとしたいのか、全く意味が分からなかった。

それは確かに負けたいとは誰も思わないだろう。 しかし、いったいそれは何に対して、負けなのか? 当初は自分のとの戦いと思って始めたトライアスロンも、だんだん意味が変わりルールが変わり、自分が惹かれた魅力が失せ、生活の中心すべてが競技だというのを辞めた。


開院して10年間、広告チラシにもスポーツと言う言葉を排除した。 経歴のホンの片隅にスポーツメーカー勤務という言葉以外。 今でもそうだが、基本知人・友人関係には、スポーツ選手の紹介は極力しないように伝え続けた。それは今でも変わらないが、やる事全力を尽くす事は選手も一般も変わらぬのだから、過度な期待をされても特別扱いは出来ぬからだと。

より歩ける事、動ける事、元気に動ける事をイメージしてもらえればと思い、現在の屋号にした。 当初は分かりづらいせいか若干苦戦したが、お陰さまで最近では遠方からの患者さんも増えてきた。 もちろん出来る事は基本に忠実。 しかし、その基本と捕われてしまい凝り固まった既成概念をどう打ち崩し、新たな道の開拓へつき進めるか。 実は、そのヒントの多くがスポーツや整形外科学には無く、神経内科学に存在する。

様々な角度から鑑別診断をするスキル。 筋肉や骨格、筋力やゆがみ、脳や神経では無い。 それ以外にも数多く存在する原因を考える事が出来るかどうかだ。 鬱だ思い込みだ自律神経だとは愚の骨頂である。

広く海外に目を向けて欲しい。 より健康的な生活、QOLの向上には取って付けたような事をしても無意味だと言う事を。 真のSports Medicineの進むべき道が見えるであろう。 

2012年05月27日

トップアスリートが通う!!

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いやぁ~、カッコイイ! 惹かれるんだろうなぁ~、そういうの好きな人は。   無いナ、オレは。

野球をやっている人間ならイチローとか、サッカーならメッシとか、子供が『アノ人みたいになりたい!』なら可愛いが、大人になってから憧れはあったとしても目標としては、少なくとも小生には無かった。

こうしたら次はこうなるか? こうなるにはこうしたら良いのではないか?! 目標は、物や形や人では無く、常に目標は自分自身の中に在った。

他人がこうしたから、他人がこうだったから、自分の頭も使わぬ口コミサイトオンリーな思考や行動、勉強の仕方じゃ、子供が『友達みんなが持ってるから!』と、オモチャをねだる思考と同レベル。 

そんな幼稚で稚拙なところは、19才20才の頃からまるで無かった。 スポーツ、練習やトレーニングの面白さは全てそれ以外に所に在った。

折れた切れた、外科的手術が人必要なら致し方無いが、障害を起こした部位周囲と同レベルで全体の運動連鎖も同時に考察出来ているか否か。 全てを筋肉筋力のせいに未だしている。 今月も他からの転院で、何人もそんな話しが耳に入って来る。 たとえばファンクショナル・トレーニングひとつとっても、体幹に効くより実践的な筋トレぐらいにしか考えられていなかったり。

スポーツでもパートでも、飲食でもスーパーのレジ打ちでも考えねばならない事は変わらない。 ただそれだけ。

2012年05月29日

トレーニングと筋トレ

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毎年この時期は面白い。 ぎっくり腰も年に2回シーズンのうちの一つであるが、新たにトレーニングを始める人が多いのもこの時期。  まぁ、半年継続できるのは五人に一人。 当然治るのもこの人。

個人的な話しで申し訳無いが小生、“継続”と言う事に関してはかなり自信がある。 ただし、アレもコレもと言う事も無く、事前に目標設定も必ず行うので、執着も無い。

世界中で昔から言われている、運動障害を起こしやすい二大性格。 ひとつが脅迫性格、そしてもう一つが粘着性格。

脅迫性格はガッツ溢れるでは無く、他人の言う事も効かぬ、他人に対して威圧的な態度を常にとり、それが気合いで集中と勘違いしているタイプ。 粘着性格は粘り強いでは無く、しつこくて諦めが悪いタイプ。 要は頑張る時は頑張るが、諦めるときは諦める。 その判断が正しく出来なければ良い成績も出ず、必ず怪我もするという事。

基本毎朝、最近は昼休みに小一時間、スタッフ全員必ずトレーニングをしに二階のラボにあがる。 何の為にトレーニングをするのか? 筋肉・筋力付けるのも良い。 しかしその目的・目標を明確にもち、計画的に行ってこそトレーニング。 ただ好きだからやっていては、ゲームやアイドルの追っかけの趣味と何ら変わらぬ。

人生も身体もただ一つ。 無駄に無意味に使わないでもらいたい。

2012年05月30日

止められぬ選手寿命

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あるテレビ番組を見ていて、かれこれ20年前の記憶が蘇った。

小生はまだ会社員で、治療専門で仕事をしていなかった当時、ノンプロ野球でそこそこ活躍していたある投手が知り合いにいた。 小生より4、5歳若く、まだまだ現役で活躍できると誰もが思っていたその彼、周りの期待も本人の気合いも大きく強く、遂には肩を少しだが痛めてしまった。

当時そのチームにはボランティアトレーナーが一人いた。 野球好きなマッサージ師。 すごく目上に思えたが、今思えば40ぐらい。 今の小生よりははるかに若い。 小生も少々面識はある。

今より痛めないように良くなるように、筋肉が硬くならないように深部の筋肉までにと、時間をかけ丁寧に揉みほぐしていた。 本人も身体が軽くなったと、精神的不安も少なくなり安心していたようだった。 しかし小生は、その障害の発症の原因は全く別のところにあり、逆にマッサージではその解決から遠ざかってしまうと、その訳と理論も含めて説明した。 

だが今より遥かに選手、トレーナー含め、最新の運動学の情報などを入手できる筈も無く、経験的で形態的な事を優先した治療やケアが、当時は殆どであった。 その投手の肩はマッサージの甲斐もあって痛みに関しては多少改善されたのであるが、その後大きなスランプに陥り、解決とその理由に気が付くまで3年の月日を要した。

現在ではせん断力等の測定データ等もあり、投動作に関するバイメカは飛躍的に解析された。 理由は簡単であり、肩周囲へ対する強い刺激が、微妙な伸張や感覚に影響を与え、一連の運動連鎖に影響を及ぼしてしまったのである。

当時小生はマッサージでは無く、ストレングス的メニューで可動も含め改善できると提案した。 今はその答えは少々違うが、少なくとも押して揉んで解決出来る問題は少ないと考える。

選手の寿命をピークと言うところで考えれば、確かに短いモノ。 しかし、当初からもう少し長いレンジで競技特性と選手の事を考えれば、怪我や障害で若くして一線を退く事は決して無いであろう。 その為に、我々トレーナー、治療にあたる人間がいるのだから。 全力を尽くそう。

2012年05月31日

走って歩いて痛い足。

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とにかくランナーが多い。  タマに腰痛もいるが、多くは膝と足部。 今回は足部について書く。


まずTVでマラソンの中継を見た事ぐらい誰でもあるだろう。 さてそこで君達は何処を見ているのか?!動きだフォームだ運動連鎖だと、そんな専門的な事は置いといて、誰でも分かるところで外国人選手と日本人選手との体格の違いを、今度TV中継で見る機会があったら注目して欲しい。 特に膝から下、下腿の筋肉を。  意外にも日本人トップ選手より、色の黒いトップ選手の方々の下腿は日本人のそれより細い。  何故か!?

そこには走り方の違いによる筋肉の違い、発達の違いが在る。

障害と言うモノには様々な原因、アプローチの仕方、考え方が在るが、基本はトレーニングエラーのせい。 それはそれで大原則として考慮はするが、先述の下腿筋を考察してみる。 

いわゆる蹴り、膝関節の伸展により推進力を得る走りと、スィング動作、股関節屈曲を重視する走り。 下腿の筋の発達が多く見られるのは前者、 下腿は細いが、ハムと大腰筋の発達が優れているのが前者、日本人は前者で外国人選手は後者のケースが多いのである。

ウチで取り入れる種目にスタンディングの下肢内外転がある。 詳しい動作は割愛するが、単関節筋であるヒラメ筋と、二関節である腓腹筋。 特に注目すべきは腓腹筋の使い方、使われ方。 二関節筋であるがゆえに、膝関節の伸展時にどう使われているか、うまく使う事が出来ているかを確認し、改善に取り組む。

あくまでもパフォーマンス向上を重視した、AT的目線のプログラムの場合。 これが同じ歩くと痛い足部の一般患者であれば、当然プログラムは違うのである。 大切なのはその違いの意味を施術側が理解しているか? スポーツ選手と同じように一般人の施術プログラムを組んでいるようでは論外だと言う事。 臨床において培われる診断力の差が、一般外来では大きな力を発揮する。

スポーツ専門というその前に、一般診療を。 揉み揉み治療のその次を目指して欲しい。

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