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美肌とヨガとサイトカイン

先日スタッフ引き連れ、都内某大学医学部へ勉強へ行った。その教育講演の中で『創傷治療』があった。

スポーツには怪我は付き物。 その怪我がどう修復、治癒していくのかを、最新の研究データと共に貴重な話しを聞く事が出来た。 

創傷治療を考える上で、まず一番重要なのは皮膚。 その皮膚の生理機能の中で最も重要なのが生体内の水分の喪失を防ぎ、外部からのバクテリア、抗原の侵入を阻止するバリアー機能がある。  多くの女性が悩む肌荒れ、とくに吹き出物は主に皮膚機能の低下と化膿菌によって発症する疾患である。

皮膚組織の修復・再生にはサイトカインとの関係が重要である事が、最近の分子生物学的な研究で明らかになってきた。

たとえば一生懸命化粧品やコラーゲンなどと言って塗ったくっても、そのバリアー機能によってそう簡単には浸透はしない(分子量500Da以下)し、毛穴からと言っても全体の0.1%に過ぎぬし、コラーゲン摂取も結果、分解されるのは常識である。

免疫学の研究の場でも、サイトカイン(生理活性物質)」の存在が重要である事が分かってきた。 これは主として白血球のマクロファージから生み出される。このサイトカインが注目されたのは、免疫物質を活性化させたりする働きがあり、ガンの新たな治療法と言われる免疫療法でも重要な役割を果たす事が期待されている。

免疫その物を高める事のひとつに、副交感神経が優位になると免疫は高まると言う報告もある。 ただし高め続ければよいというものでは当然無い。 コレが良い、アレが良いでは無く、今現在身体に必要なもの、レベル、タイミングで適切に施してこそ、良い効果が出るのである。 大切なのが診断なのだ。

良く勘違いされているのが、女性に大人気の“ヨガ”。 リラックスだから副交感神経的だと理解している人も多いのだが、意識を集中して行う行為なので、他のスポーツ全般と同じで基本交感神経優位。俗に言うストレッチング(静的)は更にその典型例。

ハリやマッサージもそう。 副交感神経に効果がありますよと言われたから飛びつくと、半年・一年かけた割には残念な投資にもなりかねない。  何故か話しが、創傷から美肌に変わってしまったが、ここまで書いたので最後まで書ききるが、前述で説明したとおり“吹き出物”とは主に皮膚機能の低下と化膿菌によって発症する疾患だが、その原因は多岐にわたる。

一般的には過度のストレスや睡眠不足、食生活の変化といわれるが、他にも飲酒、生理/妊娠、ダイエット、臓器疾患、季節の変わり目、更年期。 さらに大人のニキビと思春期のニキビの違いもついでに述べれば、思春期は額から鼻筋にかけた部分のTゾーンや頬などに、20代以降のニキビは額、こめかみ、口周り、あご周辺部、背中、胸などに出来やすい物。 部位と年齢で考え直すのが常識。

大人の発症原因はストレス、食生活の乱れ、運動不足、便秘、睡眠不足、喫煙、メイク汚れ、冷え症、紫外線となるそうだ。

まぁ何にせよ重要なのは “食事・運動・生活習慣” なのである。 部分的なアドバイスや対処で商売するところが多いが、正しい知識で全体的な質の向上を図る対処を是非心掛けてもらいたい。

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2012年03月16日 08:49に投稿されたエントリーのページです。

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