だいぶ前の話し。 バリバリ仕事が出来るキャリア主婦の友人が言った言葉で、今でも記憶に残っているのがある。
『あ~彼女ね。 自分探ししてるよね...』
たしかに。 ああ言うのを自分探しかと、ナンだか妙に納得、感心してしまった。
きっと本人はそんな事、思っても気が付いてもいないのだろう。 いや、むしろ何が間違っているんだと言うだろう。 たしかに本人の個人的な問題であるから、間違うとか合うとかの問題では無い。 それは自由。 ただ一つ問題があるとすれば、それは他人から見ると一貫性が無いように見える。
なんだかこう書くと、その子個人を非難しているようになってしまうが、男女年齢関係無く、よ~く辺りを見回してみると結構いるモンだ。 自分探しの旅に出ている者が。
別にイインだ、自分探しの旅に出ようと。 しかし、言動の殆どに偏りがある。 直球で言えば、他人の気持より自分の意思を多くのケースで優先しているのだ。
スタッフに言うのが、治療とは患者の意思を優先してナンボだと。 そこの数多く存在する原因・可能性を擦り合せて考察するのだと。 初っ端から、きっとこうだ! と決めつけてしまうと、途中で修正する事が非常に困難になってしまうのである。
仕事も趣味も勉強も、アレもコレもで広く浅くの人間に、極めも魅力も、存在も到達も無いであろう。
永遠の旅で、結果自分を見失う人生を、是非自分の大切な人達には歩んではもらいたくは無いものだ...