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腰部脊柱管狭窄と神経内科的診察

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我々のような仕事なら、年に数度必ず出会うのが腰部脊柱管狭窄症の患者。 腰部脊柱管狭窄症と言えば、代表的な所見は間欠性跛行。 歩行しているとだんだん足が痺れたり痛くなり、休むと(腰椎前屈姿勢)回復する。

では何故、腰部脊柱管狭窄症は歩くと痛く、休むと痛くなくなるのかを解剖学的に理解しているであろうか?

お勉強していれば、腰部脊柱管狭窄には神経根型、馬尾型があると分かっているが、ならば神経根は下肢となるが、では馬尾ならどうなるであろう?!

ここで思考を整形では無く、神経内科的に考えてみよう。 分かり易く椎間板ヘルニア等で神経障害が出た場合、末梢神経圧迫の場合は大腿後部の痺れが+であり、脊髄圧迫ならば膀胱直腸障害が+となる。 

当然馬尾神経ならば膀胱直腸障害だ。 混合タイプも当然あるが、そもそも腰部脊柱管狭窄症が歩行や立位で腰部を反った姿勢で神経・血管の圧迫傾向が強くなる為痛みが出、腰部前屈姿勢をとると腰椎前弯が減少し、脊柱管内腔が広がり圧迫が減少し、間欠跛行や下肢神経症状が軽減すると言う事を理解しているのであれば、何処を圧迫し、下肢・膀胱直腸障害等を確認し、上記の軽快所見が確認できているのか? もし、確認が出来ていないのであれば、別の角度・視線から神経血管圧迫を考えるべきではないだろうか?!

重要なのは治療では無く、診察、診断だ。 ひとつのデータで診断するのではなく、多角的に、神経内科的に考えてみなければならない。 だからヘルニアの手術をしたがまだ腰痛なんて患者が、世に多く存在するのだ。

いったい何が患者の治療に必要なのか。 今一度考えてみるべきだ。

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