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傷口は三年、すべては此処から始まる。

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問診時、どこがどう痛いのかを聞くのは当然であるが、それがいつ、いつからなのかを細かく聞く事を怠っているケースを良く耳にする。

今現在の痛みは一日の中でいつ発生するのか、それはいつからのモノなのか、そしてその患部に生まれて初めて痛みを感じたのは何歳の時なのかをさかのぼって聞き取る。 この生まれて初めてというところが意外にも、後に大きく治療を左右する事になる。 患者や同業諸君、そこまでしっかり聞いて聞かれているであろうか?

現在の痛みと発生時、生まれて初めての時、それらの痛みや不具合の程度、違いを治療する側と患者の双方で確認をする。 スタート地点を明確にせずに、正しいゴールの設定など出来る訳が無いのだ。

少々問診の話しが長くなったが、傷口は三年という話し。 スタートと現在を正確に把握する事は治療だけに限った話では無い。 仕事であれ勉強であれ、何でも同じ。 物事良くも悪くも3年で、一つ大きく答えが出る。 もしくは答えを出す為には3年はドッシリ腰を据えて取り組めという事。 特に子供なんかは見た目も内面も大きく変わるのが良く分かる。 中一と中三、高一と高三の先輩後輩の多きな違いを、誰もが子供時代の当時であっても経験したであろう。 

スポーツ、部活で一年生の時にしっかり基礎練習するから上級生になりレギュラーになる。 だが大人になると、この三年の差が子供より分かりにくく、しかも様々な欲や葛藤が邪魔をし、 “石の上にも三年” が出来ないのである。

小生らの様な個人経営は最初の3年で結果が出る。 医院であれ飲食であれ、潰れるところ、予算が大きく割れるところは3年でジ・エンド。 大手チェーンであれば3年未満でクローズするが、個人経営だとダラダラと営んでしまい、更に傷口を悪化させていしまう。  それを社会人時代の経験、諸先輩方からの助言で肝に銘じ、三年で一日平均15名は診るようにやった。 勿論、チョイ揉みや安保険診療では無く、すべて保険外診療。 そして15名超えたらスタッフを雇うと。

仕事がうまくいかない、競技成績が向上しない、痛みが長引く場合、過去三年間を集中的に振り返り、見直し、反省し、次のステップで3年というレンジを頭に入れ取り組む。 短期的視野しかない者ほど、先述3つのケースに必ず当てはまるのだ。 当然、何のスキルも身に付かず、ステップアップも其処には存在しないのである。


実のある三年にする為、正しく正確に今までを見直す事。 そして反省と後悔。 すべては此処から始まる。

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