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鎮痛・鎮静、痛みのメカニズム。

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痛みというものは難しい。 時折暇な時スタッフ達に、時間をかけて痛みについての勉強をする。 痛みの勉強のスタートは紀元前からはじめる。

医学的に他人の痛みなど分かる筈はないのだが、シェークスピアのリア王の中で、焼いた火箸で目をえぐられるシーンがある。 そのシーンでは観客の誰もがその痛みに顔を歪める。 人間は経験や記憶によって痛みを共有する事も出来るのだ。

このように痛みとは様々な理由・ケースがあり、すべてが骨や肉にある訳では無く、しかも様々な理由が複雑にからんでいるケースも少なくない。

我々のような理学、徒手療法が全てを解決する事は無い。 時として製薬の方が大きく功を奏する事もある。 医師で無い以上、安易に製薬名を述べたり勧めたりする事は出来んが、神経内科やペインクリニックの受診を勧める事も年に幾つかある。 今年も幾つかあったのがリリカで知られているプレガバリンとノイロトロピン。 共に鎮痛薬ではあるが、作用機序が従来の鎮痛薬とは全く違う。 基本、神経の感受性を低下させるのだが、言いかえれば何らかの原因・理由で興奮状態になってしまった症状とも言える。

ウチの屋号のせいなのが、この手が原因と思われる患者の多くが、自分の身の丈を超えた運動のし過ぎ。 先日、トレーニングエラーの項でも話したが、常識を超えた負荷、ストレスが心身共にかかり過ぎ。 しかも本人はそれが全く100%間違えてる自覚は無し。 たとえどんなに説明をしたとしても。

骨肉は治せるが、流石に小生も性格までは治せん。 しかし可能性があるうちは見放すような治療は一切しない。 アセトアミノフェンの様な鎮痛薬であっても、ケースと使い方によっては認知症の改善事例も数多く報告されている。 

技術も知識も理論も、結局はそれをどう理解するかですべてが変わる。 来年はすべての人が良い方向へ向かう様、更なる研鑽をしていきたい。

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