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そんなに好きなの?インソール。

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一昨日も専門店で靴の中敷き、インソールを作ってきましたと言ってきた患者がいた。

以前からチラホラ、コンフォートシューズショップやインソール作成する店はあったが、この数年で急激に増えたようだ。 我々同業者のあぶれや、ランニングブーム等も相まってか、今年はその手の話し、相談を受けるケースが例年に無く多かった。


直球で言おう。 小生はオーダーシューズ、インソール作成が嫌いだ。 前職時代、散々靴に関わってきた経験と、小生自身もBike、Swimがある中、最低毎月月走500km走った経験上、根本原因は自分自身の身体にあると考える。

どの靴を履いても痛いと言う人。 靴が原因なら、その靴以外の靴で問題解決だが、どの靴の時点で原因は靴では無く足にある。 枕も同じ。 治すべきは足や首だ。

捻挫・骨折の足部外傷が原因なら、装具的にインソール作成も良いだろう。 しかしその原因が骨盤、仙腸関節や股関節、胸椎に原因があるのであれば、治すべきところは当然足では無いのだ。 外反母趾にいたっては小生の臨床上、多くが頸椎、顎に原因がある。

時折スタッフに半ギレで注意をするが、その考えは否定して生み出した答えか、肯定してのものなのかと。  まず一番重篤な原因・可能性を考え、それを否定していき絞り込む。 これが治りますよ、こうすれば良くなるからよと、教わった、頭に浮かんだモノを否定せず肯定する為の検査で治療を進めてしまってはいかんと。 それじゃ安売りショップの店員や、通販に飛びつく主婦と同じだ。

膝や股関節が悪くて代償的に足関節に異常が発生したのであれば、それは力を逃がす為。 それを無理矢理抑え込んだらどうなるか?! 一時的には楽になるだろう。 もしくは足は痛くなくなるだろう。 しかし根本的な原因は残り、やがてジワジワ悪化する。 会社員時代、現職合計20数年、治るどころか作成したその靴、そのインソール以外使えなくなってしまっている人間を数多く見てきた。  人間は弱いもので、楽なモノに頼り、快楽は手放せない生き物なのだ。 


もしも手放せる事が出来るとしたら、それは 理性 。 感情におぼれずに、筋道を立てて物事を考え判断する能力である。  (辞書引用)


致し方無く使う装具なのか、現状を良い方向へ持っていく為の矯正器具なのか。 左右高さを合わせて股関節をそろえて、そのうち骨盤・股関節が良くなりますよじゃ、短絡的だ。 治す側も患者側も、子供でも分かるような目先の対処では無く、考える能力をフルに使って欲しい。 決して肯定では無く、否定から答えを生みだすのである。

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