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勘違いしている、動かないのと動かせない。

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内科や皮膚科、多くの科が痛いと言ってやって来る患者ばかりでは無い。 痒い、ダルイ、熱っぽいとか。 しかし我々や整形外科にやって来る多くの患者は、何らかの痛みを訴えてやって来る者が殆ど。 であるから医師によっては、原因の追求探求に多くの時間を費やすのでは無く、他科以上にペインクリニック的要素をもっと積極的に取り入れるべきだと言う意見もある。 

確かにそうだ。 しかしどちらも重要であるのも事実。 我々でも、薬剤は使用出来ないが、物理・理学療法で痛みを軽減できる治療はあるが、どうしても痛みの原因を根本から!と言う風になってしまう。

勿論それもそれで良いのだが、本当に原因を追及しているであろうか?! ただ単純に、何処かで聞いた、教わった事をただ単純に型にはめているだけではなかろうか!?

かなりシンプルでベタな話しだが、肩や足が痛くて挙がらないと言う患者。 例えば此方が検査で挙げようとすると、角度が90°だったとしよう。 しかし今度は自分で挙げてみてくれと指示すると、80°しか挙上する事が出来ない。 

この差の原因をどう考察するか? 緊張が命令が神経伝達がぐらいしか頭に浮かばないようでは、完ぺき素人レベル。 子供でも分かる。 訳も分からず筋トレ、運動療法やらせるなどは超問題外。 

残念ながらこの手のケースの完全な改善には数カ月かかる。 まぁ、デモンストレーション的な見せ治療ならその場一回テクニックはいくらでもあるが。

その数カ月かかる理由を説明する事こそが治療。 しかしその説明を理解出来ぬ患者であれば、それこそ治らない、治せない患者。 勿論来院している間は全力を尽くすが、全ての患者を治せないのも、我々医療の現場にいる者の現実。

治療の醍醐味は何処にあるのか? この時期、多くやって来るぎっくり腰の患者。 繰り返すか繰り返させぬかの差は此処にある。 

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2011年09月20日 09:22に投稿されたエントリーのページです。

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