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延べ一万人の施術経験はゼロに等しい

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昨今の不景気で、どこもかしこも厳しいからなのだろうが、嘘偽り、見栄や虚勢があってはならない医療の世界で、最近良く目に耳にするのが “述べ○○名の豊富な施術経験” などと言うもの。

嘘かホントかの数字では無く、その数字の内容が問題である。


一万人と言う数字を聞いて多いと錯覚するが、そもそも良く考えてみてくれ。

場末の小生のところですら、一日平均30名治療したって一年そこいらですぐ一万名。 たった一年そこそこの経験で他を抜きんでる臨床になる筈が無い。 しかもそれを数年かけてでは、内容薄まりマクリで。 まぁ、まさかクイックマッサージコースの患者を臨床や経験などとは言ってはいないだろうが。 言っていない事を願うが。

今どき脱サラで何かを新たに始めようとする者も多いが、24、25歳ならまだしも、30、40過ぎて新たな道とは、待ち受けるモノは困難である事に間違い無い。 今まで10年20年の自分の人生、経験を否定するのだから、それなりの覚悟が必要である。 運動やっていたから治療などとはまず不可能に近い。小生の周りでガッツリ患者が来ている者に会った事が無い。 来ている者がいるとすれば、それは商売っ気丸出しなチョイ揉み&私は講師でやってます人間。 治して欲しい患者にはまるで関係無いパターン。

自分が進歩するのと同じスピードで、周りも進歩していく。 何か始めれば追いつくなどとは甘い! 自分の今までの生き方をしっかり見つめ、軸をブラさず延長線上で経験を生かす。 生まれ変わるなどとは言葉の上だけの話し。 人間は決して生まれ変われはしないのだ。 現実、事実、自分自身から決して目を逸らさず、自分自身と戦っていく。 自分の人生、他人に頼って生きていったって、それは決して自分の実力では無く、個性、アイデンティティーすら既にゼロである。

人生何の為に進んで行くのか。 自分で自分の道も進めなければ、知人・友人・家族の為になどとは、空論、虚像以外の何物でも無い。

小生の個人的な考えだが、他人に何かしてもらう量より、してあげる量の方が多くなければいけないと言い聞かせ生きて来た。 例えそれが親兄弟であっても。 

見栄や欲を捨て、自分自身を見つめ直し、自分の道を進んで行く。 患者に頼られる人間になる為にはそれしか無い。

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