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自転車、ランニングにハートレートモニター(心拍計)

昨今のランニング、自転車ブームでハートレートモニターの類も数多く巷に出てきた。 だがまだまだ販売の方は予想より遥かに低い。

ユーザー層も20~30代の、基本新し物好き。 アンド、ウンチク好き。

穴があくほどカタログを読み、性能・機能を見比べ購入を決め、ネットで安く買って、本読んで自己流で使う。 そんで一年も使わず、いつの間にかお蔵入りパターン。 お決まり通り。

客は素人だからどんなにウンチク語ろうとも、本を読もうとも素人は素人。 販売側はその素人と同じレベル、本読んでちょこっとデータとってナ、趣味の延長ではイカン。 もっとも、素人が自分の事、素人と思っていないからタチが悪い。

十数年も前の話しになるが、当時フィンランドのハートレートメーカー、POLAR社と仕事をしていた事がある。 少々知識のある者なら分かると思うが、この手の計測機器は移動平均法を用いている。
と言う事は必ずどこかのタイミングでスイッチングをしているのである。 さて何を元に、何を基準にそのスイッチングポイントを決めているかが重要になる。 ココが一番重要なメーカーのノウハウであり、決して各国のディストリビュータに対してであっても口外しない。   って言うんだけれど、俺、当時聞いちゃったんだよね、何故か。(笑)

当時、他メーカーの商品で安静時はシッカリ計測できるが、運動時はエラーが出まくるモノもあった。 物理的にトランスミッターが浮くとか、電波とかいうハード的な問題もあったが、実は大半はソフト的な問題。 コレがノウハウであり、データがデータである為に、正確が基本でなければならない。
逆に昨今の商品では、当時の様にエラー出まくりは流石に無くなったが、上手くエラー修正され、分からなくなっているだろうモデルもあるようだ。


理系のお勉強のできる、スポーツちょい好きな、体育系じゃないエセ体育系の兄ちゃんが、基本坊ちゃんで時間も金もあるからソコソコ練習に諸々費やす。 そしてソコソコ成績が出ると、30過ぎて商売にしたりする者も出てきたりもする。  コレマタ基本、頭が良いので、ハードやソフトについてそこそこのウンチクはある。 モチロン、自分の経験だと言うデータも。

問題はココから先。

相手が同じ様な、勉強、ウンチク、ネット検索好きなお利口さん相手なら、そこそこ商売になる。 だが世の中そんな人間ばかりじゃ無い。 治療・医療の現場、やって来る患者は全てが素人。 しかも運動したい、出来るなどと言う前向き姿勢は、基本持ち合わせていない。  だから治したいと言う割には頑張れ無い。 一年かけて治ったと言う者がいると思えば、5回10回、数か月でフェードアウトな、熱しやすく冷めやすい人間もいる。 むしろそんな人間の方が多いのだろう。


ハートレートモニターのセールスプロモーションをしていて思ったのが、その温度差を埋める努力を更にしなければならないと言う事。

現在も我が院でPOLARのハートレートモニターを取り扱い、販売しているが、そのへん患者には購入後も常に何年も、プログラム、エクササイズ共にフォローしている。 当然購入時は身を切ってディスカウントもする。 ネット検索で安く買ったと喜んでいる者も居るが、残念ねと心の中で思う。 安さ一番で選ばないウチの患者が、結果一番安く得をする。 ソフトも含め安物買いの銭失いな、ウンチクお利口さんには、マズ小生は提案はせんが。 メンドクサイ。 物販が商売じゃないから。


別に最近他で買って腹が立ったから書いたネタでは無のだが、先日修理依頼された馴染みの患者さんと話していて、「あ~、この人に売って、買ってもらって本当に良かったなぁ~」としみじみ思ったのだ。


賢く物を買ってもらいたい。

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2011年09月08日 08:23に投稿されたエントリーのページです。

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