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保険診療が子供の将来をダメにする...

冒頭から過激な文句だが、特にスポーツをする子供達にもっとも “悪” なのが、昨今巷で行われている保険診療なのである。


昨年より当院も保険適応を開始したから声を大にして言うが、なかなか良くならない、向上、発展・発育に大きくブレーキをかけている状態でやって来る小学生、中学生のほぼすべてが接骨院からの転院である。

では何故そのような事が数多く現状として存在しているのか!?  それには保険診療・適応の法的な事が大きく関係している。

そもそも我々が言うところの保険診療は急性疾患のみなのである。 詳しくは 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/jyuudou/) のホームページで確認してもらいたいが、骨折、脱臼、打撲及び捻挫(肉ばなれ含む)のみであり、いわゆる単なる肩こり、腰痛などに対する施術は保険の対象外なのである。 しかも基本、治療で行って良い行為は、電気と温熱とアイシングのみなのだ。


では町の接骨院へ通うお年寄り達は皆、骨折、脱臼、打撲なのだろうか?! そんな事ぁ~無いだろう。 会社帰りのサラリーマンやOL達はではどうか? ずっと関節や筋肉が痛い、辛い、不調な慢性は保険を使う時点で違法なのである。 ちょっと痛いのを何でも急性と偽り保険に放り込み、気持ち良くして毎日ダラダラ来させなければ商売にならないのだからであろう。


真面目にやっている接骨院、柔道整復師も小生の知人には数多くいるが、意味無くサービスマッサージで客寄せ治療を行っている者のせいで、真面目にやっている者までも自分で自分の首を絞めるが如く、毎年の規制改正で自らの仕事の幅を狭めてしまっているのである。


治療側の内情はさておき、そんな粗雑な粗悪な治療を当たり前のように受けてしまっている患者側は、当然治療・医療に対しての意識は下がってしまう。  昨今、何でも安く簡単に手に入ると思い込んでしまっている現代、医療もまた安近短で手に入るものだと勘違いし、ノリや安売りだけでの駅前治療院を渡り歩いてしまうのである。

子供は所詮子供。 それを大人が安直に良さそうだと思ったところを単純に渡り歩くのでは無く、何故治らないのか、その本質を真剣に考えなければ治癒は勿論、これから成長していく身体を発育的にもスポーツを悔い無く全力で行う事も、将来的に大きくブレーキをかけてしまうのだ。


¥500、¥600を週に何度も行くのであれば、週に一回¥2000、¥3000の質の高い治療を受けるべきである。 決して安さに惹かれて保険診療を受けるべきでは無い。

金と将来、選ぶのは大人である。