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2011年07月 アーカイブ

2011年07月01日

整体院じゃありません。

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開院当時の十数年前から、患者はウチの事を整体院とかカイロとか、マッサージとか病院とか色々言っている。  流石に病院は法的に語弊があるが、家族や会社で『今日は病院へ行くからと言っているのよ』と言う言葉をよく聞く。 小生的には何でもいいのだが。

アメリカでは公的な資格として捉えられているカイロはCLINIC(クリニック)と多く呼ばれているが、メディカルドクターとは明確に区分けされている。 まぁ、日本でもCHIROPRACTIC CLINICと銘打っているところは幾つもあるが。

今現在のウチの屋号ときたら、更に訳がワカラン。 スタッフでは統一して、“運動療法専門施設” としている。 概念にもよるが整体やマッサージ院では無いのは確か。 揉んでボキッてやって治るのであれば、駅前其処らへん何処へ行っても治っている事だろう。

幾度と無く書いているが、新規来院の9割以上が整形外科と接骨院から流れてきたケース。 そもそも治っていたら流れて来んだろう。 根本的に骨や筋肉だけの問題では無い。 押して揉んで電気で治る範囲外の問題。 だがこの診断・診察にはそれ相応のスキルが要求される。 この5、6年は、10年未満の若い医師の方と同様の診察研修を受ける機会に恵まれている。 お陰で目からウロコ、考え方が180度、今までの自分の視野の狭さを反省の日々を送っている。

ウチの患者でもある医師の方々に、様々など意見を伺う事もしばしば。 治らない治せない時点でその医師の診断・診察スキルが低く、スキル以前に意識も低いのだと言う。

以前ある大学病院の整形のリハ室に勤めるPT(理学療法士)の意識とスキルの高さに驚かされた事があった。 もちろんそこに勤める医師の方もとても柔軟で視野が広いのは言うまでも無い。 現場全員がお互いの立場、意見を尊重して患者の治療に取り組んでいる。 同じ現場に立つ人間の話しに耳を傾けられずして、患者の話しに耳を傾ける事など皆無なのだ。


新たな可能性を見つける事に一番大切な事は何なのか!?


某脳科学者の先生が以前言っていた言葉に『人間は後悔と反省をするから進化できる』と言うのがあった。 自分自身に肯定しか出来ぬ、決して否定の出来ぬ人間に道は開けぬ。 この春入ってきた若い4人のスタッフ達には、知識よりも技術よりも先ず一番大切な事を学んで身に付けさせればと思う。

2011年07月02日

何処まで行っても趣味は趣味。

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昨日は新患も含め、数年振りの再来院も多く忙しかった。

患者はどう思っているか知らないが、例え一回キリの患者であっても元気かな、大丈夫かな、良くなっているのかなと、全員の事が常に気にかかるもの。 もっとこうすればよかった、こんな事が出来たのではと考える事が準備になり、自身のアップデートにつながり、次回同じ様な患者が来た時、更に良い治療が出来るようになる。

この数年、巷の流行りの通りジョギング愛好家の患者が非常に多い。 自転車が趣味と言う患者も非常に多いが、問題はそのハマり方がハンパ無い。尋常で無い。

昨日も4年ぶり再来院の、小生と同世代の女性。 マラソンが趣味でウルトラマラソンに出る程の方なのだが、とっても美人さん。 いや、4年前にお会いした時よりも更に美人に磨きがかかっている。

当然今回も痛くてやって来たのだが、以前とは痛み方が違うと言う。 ではこの4年間はどうであったかと言うと、残念ながら完調では無かったと言う。 話しをしているとどうやらこの4年間で走り方が変わったようだ。 それはフォームでは無く、自分自身の中でのランニングの存在や位置付けがだ。

確かに4年は長い。 しかし、完璧な処置やサポートがあるプロであれ、怪我をすると復調まで1年かかる事はザラなのだ。

人間には身体以外に自分に合った“モノ”と言うのがある。 一部、向き不向きとも言えるが、自分の身の丈で何事も取り組まねばならぬ。 そもそも自分で自分の事が見えてなければ、身の丈など問題外であるが。


昨日、前職後輩からの電話で、昔の先輩が以前にもましてトレーニングをしていると言う。 一昨日、ある男性患者さんが、60手前の知人が毎日毎朝20kmランニングをしていると言っていた。 まぁ、凄いですよねぇ~と言う言葉が二人から共通して出ていたが、お二人とも若干失笑気味ではあった。

プロスポーツ選手であれ、頑張っていて凄いなぁーと皆共通で思うのだが、当人は好きでやっている事。無理矢理やらされているのなら話しは別だが、苦しかろうが怪我をしようが解雇されようが、それは覚悟の上での事。  好きでやり始めた事だからこそ、覚悟が必要なのだ。 子供を持つ小生の患者でもある親たちは、類友か小生に負けず劣らず厳しい。 子供がやりたいと言って始めた事を、途中で挫折、辞めさせたりしない。 流石皆さん、良く分かってらっしゃる。

小生も時折無我夢中にスポーツに取り組んでいた若い頃を振り返って思う事がある。
決して無駄だったとは思わんが、しかしもしその時間を現職の為の研鑽に使っていたらどんなに人生変わっていたかと考える。 

やりたい事をやるだけが当然良い事では無い。 昨日再診の美人患者さん、以前にも増してその笑顔は、痛みはあっても穏やかであり美しくもあった。 女性であり母でありランナーでもあるその方から、スポーツへの取り組み方を改めて勉強させてもらった。

コッチもこの4年でアップデートしてますから、完調目指して頑張りますヨ!

2011年07月03日

カロリー消費の上手い下手

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カロリーを消費したい!!  と思ったら一般的に何をする事を思い浮かべるであろうか?  まぁ普通は運動だろう。

じゃあどんな運動を!? と、次にアタマに浮かんだ人間はダメ人間。 半数以上の人間が何らかの失敗を犯す。

そもそも種目なんて何だって良い。 種目にこだわっている時点で論外。むしろ様々な種目で多角的に刺激を入れる事が効を奏す。


少し発想を変えて考えてみよう。 例えば自転車。 MTBだろうがママチャリだろうが何だって良い。 サドルやハンドルのポジション、姿勢の違いによって楽な位置があったと思ったら、逆にもの凄く辛い位置もある。  楽にと言う事は、心拍にも筋肉にも負担が少ないのであろう。 競技のでは理想のポジション=(イコール)楽とは限らんが。

では今度は辛いポジションで自転車乗ってみて欲しい。 もー、心臓バクバクである。

ナンだかよく分かんない例えになってしまったが、種目だ時間だ強度がだと言う以前に幾らでも工夫できる事があるんだから、アタマを使え!!! と言いたかったのだ。


情報ばかりが多くなってしまった世の中、他人の情報受け売り鵜呑みで、ちっとも頭使えて無い人間が多い。 もっともそう言う人間にいくら言っても、自分は使っていると言いきるが。  身体を鍛える前に、まずアタマを鍛えてから取り組んで貰いたいものだ。   ちなみに小生、毎朝の運動で全く同じ時間、同じ種目、同じ強度でも昨日800kcal、本日660kcal。 人間、楽はしたいものダ...

2011年07月05日

デブとの永久決別法

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痩せて太って、痩せて太って。

痩せるのが幸せなら、太るコトもまた幸せなのかもしれない。


昔痩せてたんですよ! とか、

以前はダイエットしてたんですよ!!

とか。

コレはオツムが幸せ。

自分は前向き思考だというクセに、脳の中身は基本現実逃避な後ろ向き。

過去にすがっていては前進など出来ぬ。 だからと言って前しか見てない人間もどの様なモノか。

過去の悪い自分としっかり向き合い、学習して前へと進む。

リバウンドを何度も繰り返しているというコトは、全く学習できていない証拠。 理由は何であれだ。


ティーチングダイエットは、そんな自分と戦うダイエット。 リバウンド王取るのはバスケだけにしとけって話し。

2011年07月06日

敵も作らず味方も作らず

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何故だかこの一ヶ月、数年振り再来院患者が多い。それも1、2年単位では無く5年10年と言うモノ。

昨日も06年以来5年ぶり再来院の男子。当時は大学生だった彼もガッチリ立派なイケメンに。 いや、以前からイイ男ではあったが。

実はその彼、鎌倉と言う小生のところからはかなりの距離に住んでいる。 それが面白い事に2年程前、たまたま所用で出かけた藤沢駅前でバッタリ遭遇。 他人の顔と名前を全く覚える気が無い小生が一瞬でウォ!っと。 大好きな患者は自然と覚えてるモンなのですわ。

先月も開院当時以来の再来院の女性が。 ご夫婦で来て下さっていて、戸建も建てたと思ったら転勤で。 『院長、戻って来たら必ず来るからね』と言われ十数年。 その人の家の近くの道路を通る度に、あ゛~やっぱり社交辞令だったか...と思う日々。 それが突然の再来院。 いやぁ~、思いは通じるモンですナ。


その昔諸先輩達に『いいか、患者は治っても来ないし、嫌われても来ない。だから追うな!』と教えられたが、それでもガッツリやってやろう! 初っ端気合いでやらねーでいつ気合い入れんダ!!とばかりにやっていた。 例えそれが空振りに終わろうと、損しようとも。 まぁ、多少はその気合いが効を奏したのか。


昨今患者や知人友人、周りの人間をよく観察していると、“損して得取れ” など一切出来ぬ人間が多い。 コレもまた当の本人は全くそうは思っていないのだが、結果的に損をしている事に気が付かぬ。 以前も何度かこのネタを書いたから今回は書かんが、ホントにメンドクサイ。 だからこうだったでしょ!? と言ったところで右から左。 特に健康や医療では、そのツケを後で大きく支払う事になるにもかかわらず。

サポーターでも枕でも靴でもチャリでもサプリでも、安いからカッコイイから可愛いからで選んでみたり、医院その物も本質で選ばず、近いから保険がきくから安いからで選んでみたり。 ちょっとでも自分の欲を押させて物事考えてみれば、今までとは違った答えが出てくるのに。


この十数年、現職で一番学んだ事。 それは“苦しい時こそ自分の軸をブラしてはならない”と言う事。

確かに暇だったり、諸々上手くいっていないと様々な欲が出る。 安売りしてセールスに力を入れてみたり、不必要に媚を売ってみたり。 自分の仕事は人に気に入られる事では無く治す事だ。 たとえそれが嫌われたとしても、嫌われる事を恐れて避けてはならないと。 口で言うのは簡単だが、周りを見ているとそれが出来ている熱い人間はもの凄く少ない事に気が付く。


コレを読んでいる子供・学生以外、大人に言っておこう。

遊びを頑張っていても偉くは無い。 仕事を頑張れ! 然すれば社会も周りの人間も皆必ず幸せになる事だろう。 損して得取れ!! 苦労は必ず報われるのだから。

2011年07月07日

何事もバランスが大切

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肉食って野菜も食べる。 有酸素運動して筋トレもして。 バリバリ仕事してOFFも充実。


さて、そう公言している身の回りの人間を頭に浮かべてみてもらいたい。

凄く尊敬できるタイプと、全くそうでは無いタイプに必ずキッチリ二分できる事だろう。

気持ちが心が内面がとは、毎回そんな事ばかりなので今回は敢えてソコんところは書かん。 もっともっとシンプルにその内容を絞り込んでみたい。


まず食事。 肉食って野菜も。 確かに良い。 だが他の部分はどうであるか!? 炭水化物を極端に抜いてみたり、逆に毎回大盛り食っていたり。  野菜食ってるからビールぐらいイイじゃんと自己肯定してみたり。 甘いモノだけはドーシテも止められないんだから仕方ないじゃない!と逆ギレしたり。

次に運動。 この数年ブーム流行りにのってジョギング。 まぁ悪い事じゃ無い。 タマに筋トレもしている。 タマにってどんくらい?! 週三日走って週三日トレーニング?? まぁ週六走って週一かる~く筋トレ程度デショ。 学生時代の部活思い出せば分かる通り、練習は辛いモノ。 野球が好きでもマラソンさせられる。 筋トレ嫌いでもやらされる。 部とサークルの違い、考えれば分かる話しの趣味ご満悦。

仕事は更に尊敬モノ。 週末満点パパは当然合格。 平日仕事満点ならば。 平日仕事ビッチリ満点で週末へGO-!なら良いが、平日も趣味、週末も趣味って果たして満点?!?!  子供・学生ならば早朝からスポーツトレーニングは大変偉い。 尊敬できる仕事上の先輩・上司は五時起き出勤で終電帰宅。 日本はそんな頑張りに支えられているんだなぁ~と実感。 日本の将来は若者で不安じゃ無くて、大人が不安。


バランスが一番崩れる理由、それは “欲” 。

バランスって大切ダヨね...

2011年07月08日

人の話し右から左

画像の確認

私事でありますが、またひとつ歳をとりました。 まぁ、今年こそは大人に...と思いながら人生既に40数年。 ど~でしょ~~かねぇ~~~?!?!

医師でも我々でも、診察で一番重要なのは病歴と身体所見。 しかしコレが一番難しい。 分かっていても余計な知識が邪魔をし、しかも根拠無く自信として思い込みを生んでしまう。 それは急性疾患の場合命取りになり、慢性疾患であれば原因の殆どが思い込みが遠回りを生んでいる。

診察問診にかかわらず、人と話をしていると、「コイツ、人の話し聞いてネーナ――、右から左に流してんナーー」っと、手に取るように分かるもの。 本人はどうか分からんが、明らかに態度に出ている時点でムズカシイ。 そりゃどんなに話したところで身には付かん。 新たな発想の転換など皆無だろう。

大人として、新たな一歩を踏み出す為にも、今年は更なる内面のアップデート、うわべでは無い本質的なアップデートが出来る一年にしなければと思う。 それがより精度の高い診察への最大で最短のすべなのだろうから。

2011年07月09日

最近最短膝関節・五十肩大成功

この一週間、五十肩が4、5名。 一名は10日ほど前からだそうだが、他は昨日今日。 
幸いにもと言うのも変だが、このケースでの来院は2、3回の治療で完治する。 考えればとてもシンプルな筋膜拘縮サイクル通りの反応だが、二週間以上経過したケースは日数に比例して長期化必至。

もうかれこれ10年近く定期的に来院して下さっている80歳代の女性がいるが、初診は膝を曲げる事はおろか歩く事もままならない状態だった。 登山を本格的に何十年もの大ベテランさんなのだが、本当に遊びで行った高尾山の下りでビキッと痛めたと言うのだ。  幸いにも受傷から一週間程度。 3、4ヶ月ほどかかってしまったが、10回程度で完治した。 無理せずセーブしてはいらっしゃるが、当然今でも問題無く山へ行かれている。

日々大量にやってくる野球サッカー少年の殆どが半年近く治らないと言ってやってくる。  幾ら若いと言ってもコレは時間がかかる。 棘上筋炎が原因の五十肩は、整形外科学上2年ほど完治にかかる。

ウチで治した、ウチは他とは!! などと言う事では無く、例え長期戦になろうとも諦めず前向きに、しかも無理せず身の丈で自分の身体と向き合う事が効を奏すのだ。 もちろんその長期戦にしてしまった原因が何処にあるのかを見つめ直して。

兎にも角にも最初の一週間が勝負!! 怪我の多いこれからの時期、是非心にとめてもらいたい。

2011年07月10日

疼痛って説明

当院の中心的診療科目である慢性疼痛科。  しかし意外にもこの疼痛と言う言葉の意味を正しく説明できる者は少ない。 いや、実は学生時代、解剖生理で必ず学んでいるのだが、多くを忘れてしまっているのである。

一般素人が辞書やググって知っているレベルの疼痛は、ずきずき痛むこと、うずきという国語辞典レベル。

では正確に書いてみよう。


物理的刺激やセロトニンやブラジキニンなどの疼痛物質による化学的な刺激を疼痛神経終末端が感知し、温痛覚求心経路である外側脊髄視床路を通過し、大脳の中心後回が痛みとして認識した者と言うのが、正確な疼痛である。

ここで温痛覚と言うのが出たが、幾つかある末梢神経分類、A:有髄 α位置覚、β触覚・圧覚、γ位置覚、δ温度覚・痛覚、 B有髄 自律神経、  C:無髄 s.C交感神経、Dr.C 温度覚・痛覚 であるが、痛覚を運ぶ神経はA‐δ と、Cの二つだけなのだ。 そして外側脊髄視床路の深部感覚路では無く、表在感覚経路を通って視床に行くのである。

さて、ではその脳の何処へ行くのであろうか? 中心溝うしろの中心後回、いわゆる感覚野に行く。ちなみに中心前回は運動野である。忘れてはいないか!?

小生も思い出しながら、漢字調べながら書いてみたが、この経路のどこかが遣れてるから痛むのである。  ここまでは本に書いてある事。 大切なのはここから先の疼痛の分類にある。

特に急性疼痛(4~6週間以内)の場合、それらを1次痛である体性痛と2次痛である内臓痛、そして関連痛の三つに診察で分ける。 もちろん画像診断など必要せずにだ。

この部分を正確に出来てこそ、正しい治療となる。 だが大抵の場合、思いついた一つの可能性だけで治療を行ってしまっている。 患者は素人であるから仕方が無いが、治す側が狭い視野で診断してしまっては取り返しのつかない事になってしまう。


診断学とは難しいが、治療側としては最も面白い所でもある。 スキルアップは技では無くアタマだと言う事を忘れないでもらいたい。

2011年07月12日

技と匠

匠とは一体何だろう。  辞書に意味的だけであれば優れた技術であるが、日本語には日本人しか分からない、その言葉の裏にある本位・本質と言うモノがある。

技があれば、その技が正確であれば、しかもその技を沢山持っていれば匠と言うのであろうか?


優れた技術を持っているだけの人間であればそこいら中に居る。 そもそも何を持って優れたと言うのかも曖昧だが、そこを“本物”と言う言葉で絞り込んだら、恐らくその数は激減、半減以下になるであろう。

では技や資格を、人は何故取りたがるのか?! おそらくそこには自信無く、不明瞭・不明確な方向性を他人の枠組みに頼っていこうとする、集団での生存行動が基本である人間の本能なのかもしれない。


匠にはもう一つ、工夫と言う意味である“意匠”という言葉もある。  ただ他人から教わった事を覚え身につけるだけでは匠でも本物でも無いのだ。

残念ながら医療の世界でもその意識は低く、技だけにとどまらず、知識に至っても己で学び前進すると言う人間は非常に少数である。


昨日も仕事とは関係無いが、長年お付き合いをさせて頂いている、その道のプロとプライベートの話しも含め個人的にお話しをさせて頂き機会に恵まれた。  小生は以前からその人の事を心より信頼して尊敬しているのだが、話せば話すほどプロであり本物であり匠であった。  小生が人間的にその人のレベルに到達できるかどうかは定かではないが、もしそれがあるとすれば恵まれた環境では決して無理であろう。  何でもかんでも親兄弟、自分以外の人間から金や力を借りなければ物事を進められる人間には不可能なのだ。


道は自分の力で切り開くもの。  他人の力を借りて前進した道は、何処まで行っても自分の道では無いのだ。  情報等に恵まれた現代が、きっと人間をダメにしているのだろう。


本物を見つけられる本物になろうではないか。

2011年07月13日

神奈川で随一のスポーツ専門治療院

まだまだもっともっと動きたい走りたいと思う方へ特化した治療院。

薬や中敷きにサポーター、押して揉んで電気治療院なら町中いたる所に沢山あります。 それでも今まで治らなかった人達への新提案。

もちろん手首足首、肩、膝、腰痛で悩む、スポーツされない方も大歓迎!

この一、二年急増したのは、成長期痛と言われ電気治療とマッサージで治らずやってくる小中学生の子供たち。 中には少々時間がかかる子もいますが、2Fラボメニューとの併用で全員見事にレギュラー復帰です。


歪みや筋力のみでは無く、動作を根本から見なおす治療です。  スタビリティーとコーディネーションがテーマです。


さぁ、受け身の治療から旅立ちましょう!!

2011年07月14日

裸足で出血ランニング

10代の後半から20代、三流選手ながらトライアスロンに勤しんでいた。  ローカル大会ながら数度の優勝も経験でき、それなりに充実した時期もあった。 

しかし当時の自分に一番足りなかった物、いや、今でも足りないのであるが、それは今やってる事、考えている事、思っている事がどうしても絶対だと思えないところ。

確かに優勝して嬉しくて次もこのままと思うが、だから何!? と考えてしまう。 

上手くいく為の努力が嫌な訳でも無い。 本を読んで、確かに勉強になっても所詮それは他人が書いた、言った事。 自分自身の奥から滲み出たモノでは無い事に、違和感が常にある。

学校に行き、就職して働き、朝4時5時に起き走り、昼休みも走り、夜残業しようとも泳ぎ走りトレーニング。 異性・友情もあり、自分自身のアップデートにも時間を使う。

そこで考えたのが、同じ時間を使うのなら出来る事より出来ない事に、やりたい事よりやりたくない事に時間を使った方が新たな答えが出るのではないかと、単純に考え取り組んだ。

スポーツが良い悪いでは無く、自分自身の中でどういう位置づけ、存在か? 運動したい欲も、酒飲みたい欲も、遊びたい欲も大して変わらないのではと。


トライアスロンは最後のランを裸足で靴を履き、走る事が多い。 小生は20km以上のランの時はソックスを履くときもあったが、基本は裸足。 自身や環境のコンディションによってはフォームが乱れ、靴擦れで足が裂け、血が噴き出しながら完走を余儀なくさせる事もあった。

たとえ血が吹き出ようと足が裂けようと、結果は結果で負けは負け。 ならばなるべく普段から靴擦れが出来る靴で走ったらオモロイのでは?!

靴擦れが出来る靴で、靴擦れが出来ないように走る。 もしくは靴擦れが出来た状態で痛くないように走る。

過去最長、靴擦れで45km走った事がある。 もちろんその後復活には数カ月かかったが。(笑)


自分に都合よく欲を肯定するか否か。  ベアフットランニングの面白さと学ぶべきところはそんな事ではないかと思う。

2011年07月15日

こんな時期に毎日ぎっくり腰

本来は毎年盆明けに集中するぎっくり腰なのだが、今週は毎日のようにやってくる。  確か先週は肩の不具合を訴えてやって来る患者が多かったのが。

今日も3、4名。 程度は様々。 一歩も歩けなくてお気の毒が通常。 新患の殆どが、過去場当たり的なその場しのぎの治療で何度もギクッとやってやって来る。 それを望むのであれば、当院で無くても幾らでも1、2回でスパッ!ていう治療院は在るぞと伝える。 プラス数回で原因を理解して自分で繰り返さぬように治していけるのだが、後はそれを本人が望むか望ばぬか。

特にスポーツ選手が腰痛で離脱などとは、ドクター、トレーナーとして無能だと自己反省せぬのかと、以前何人もそう言うドクターを見て来て感じた。

町には未だ、電気と見よう見まねの治療でもっともらしく振舞う者が多く存在する。 

ソンナコンナで忙しく、今日は毎朝のブログがこの時間になってしまった。  アイスすら食う暇なかったよ...

2011年07月16日

ストレスティーチングダイエット、スタート1ヶ月目

先月より希望既存患者向けにスタートしたダイエット企画。 そろそろスタート一ヶ月を過ぎた患者の初回カウンセリング。 昨日も数名の患者と個人面談。

三か月の間、毎週一週間ごとに目標体重設定を計算・設定しています。 それを専用トレーニングシートのダイアリーへの記入と、一覧をメールで本人へ送信と。 

今現在、初回カウンセリング者全員、恐ろしいぐらいキッチリ予測計画通り推移して減量しているんですわ。 グラムの誤差ぐらいで。

オリンピックで金メダルって言うのは流石にハードル高いが、痛い悪い、動く気が無い患者の指導は、どうにもこうにも後は本人次第。  基本健康、運動する気バリバリのスポーツ選手は、メダル以外、案外気が楽。  まぁ、どちらにせよ本人次第って事にはかわりは無いのだが。 記述や知識では無い、一番重要なその “心” 、魂を伝え、理解させてこそ真の治療家なのだ。


肩こり慰安マッサージ専門インチキ保険診療治療院との、人間として男として、治療家として雲泥の質の違いを今このご時世だからこそ、見せ付けてやろうではないか! コレを読んでる同業者諸君達よ!!

2011年07月19日

カヌーにトレッキング、富士登山

今年もバリバリアウトドア企画満載で患者連れまわしてます!

前職では超メジャートレッキングシューズブランドなった ”メレル” 等を輸入していたアウトドア事業部に在籍していた事があるクセに、言うほど全くアウトドアマンではアリマセン... まぁ、それでも多分一般人よりはやってはいるのでしょうが。


実はこの連休、ワタクシ事ではありますが単独強行運転走破、不眠不休で青森は十和田湖まで行って参りました。   十和田市現代美術館などと言う、珍しくアカデミックなところへも立ち寄ったりもしたり。   もちろん今回の一番の目的は奥入瀬渓流をトレッキングする事。 人は多少多かったですが、それでもやはりTVで観るのとは段違いな美しさ!  まっ、当たり前ですが。

それともう一つ、 長年もっともハマりそうで避けてきたモノ。  それは “カヌー” 。   あ゛~ぁ、乗っちゃいましたヨ、遂に...

知人でも患者さんでもカヌー、カヤックにドンハマリしてる人沢山いるけど、わかるなぁ~、その気持ち。 インディアンストロークでしず~かに進む気持ち良さ。 カモ? の親子連れにそ~っと近づけたり、それだけで感動ですわ。


マイパドルも近いか!?  ヤバイヤバイ... (笑)

2011年07月20日

後戻りできぬ再会

10年ぶりの再会って、そうそう日常では多くは無いが、お陰さまで現職ではそれなりにあるのが嬉しい。  しかし日常の久々の再会は懐かしさもこみ上げ嬉しい事も多いが、残念ながら小生の仕事では嬉しくない内容比率は高い。

当然、未来院期間調子が良かったから来なかったというのが多いのだが、見過ごしたくは無い確率で取り返しのつかぬ形態変性に陥っている場合も少なくないのが現実だ。  残念ながら我々の様な理学的治療の範囲を遥かに超えてしまっており、外科的治療しか残されていないのである。

以前、スポーツメーカーで仕事をしていた時、良い事、良い物、良いサービスとは分かり易く答えが出るものだった。 履いて着て軽いとか気持ち良いとか、タイムが上がるとか、何も考え無くとも素人がその商品を気に入り買ってくれる物、売れる物が全てであった。 企業としては当然である。

しかし医療の場合はそうとはいかぬ。 先日も6、7年ぶりに再来院の患者がいたが、以前効果があったであろう事が現在は出来ぬのである。 さて問題はそれを直球で本人に伝えるべきか? 伝えたところでそれを本人が良い方向で理解出来るか? そもそも理解その物が出来るかどうかである。

スタッフと色々打ち合わせを2週間かけジックリ行ったが、説明時の顔はやはり以前と同じで右から左であった。 まぁ、それが我々の仕事であるから、日々毎回アップデートを心掛け患者と向き合わねばならぬのだが。

そもそもこのようなケースの場合、幾度となく同じ説明をしたところでかなりの確率で記憶に残らず無駄に終わる。 おそらく興味の無い話しはスルーなのだろう。 時間はかかったとしても、その再発の確率は激減するのだが、整形外科学その物が自然治癒傾向が強い痛みが多い専門科目な都合、腰痛などその再発その物については重要視されないのだ。


治療やケア、再発防止を15年20年考えて来て最近少しずつ分かってきた。  全ての患者に同じパワーで取り組む事の難しさ。 知らず知らずのうちに独りよがり、自己満足な治療になってがち。 患者との方向性の違いを早期に見極め、自他共に専門性をしっかり確立させ提案する。  ひょっとしたらスタートすら出来ていないのかもしれない...

2011年07月21日

治らぬ腰痛=診察力

画像検査であれば骨が棘が、隙間・間隔・潰れてるでヘルニアだとか、 筋肉・筋力・柔軟性が不足で筋トレ&ストレッチだとか、 ゆがみ・緩み背骨・骨盤のせいでボキバキッと。 まぁ、あとオマケで顎関節だとか。 で結局多くの腰痛が自然治癒傾向が強いので何となく治っていったりで。

問題なのは長期間改善されない、もしくは何度も繰り返している患者。  もっとも、繰り返している自覚が無い患者も多いのだが。 以前は其処は痛くなかったと言ったりで。 カラダ・思考・行動、生活全部が一般人よりズレまくってベストじゃ無いのだが、自覚ゼロ状態。

ここで我々側のシンプルで見過ごしがちなのが腸腰靱帯(Lig. iliolumbale)と仙結節靱帯(Lig. sacrotuberale)の解剖学的問題。 梨状筋上孔(Foramen suprapiriforme)および梨状筋下孔Foramen infrapiriforme)、その周囲の上臀動静脈、下臀動静脈及び同神経、坐骨神経・後大腿皮神経・内陰部動静脈・陰部神経を理解し、かつ下肢帯の静・動力学をどう考察するか。

仙骨上方荷重に対して即座に反応する骨間仙腸靱帯の緊張を、どう痛みと治癒に関連づけて治療を行うか。

一見簡単そうで実は非常に難解。、分かっていると言う者でも正しく理解できているかどうか疑問である。 あらホント、すぐに一回で良くなったなどと言う話では無い。 正しく解剖学的に説明が付く診断・診察。  場当たり的では遠回りなのだ。

2011年07月22日

最近の同業者からのメール

同業者ムキな裏話を、裏で無いトコに書いてみる。

先週今週と何故か午前の部が大混雑。 年寄り、老人患者が殆どいないウチとしては珍しい。 平日午前で40~50人来れば大恩の字。 20~30でもスリッパ無くなり大慌てレベルなダメ治療院でお恥ずかしいが。 あぁ、もちコレ保険外診療の人数ネ。 基本、保険診療の人数は頭数に入れて考えない主義。 急性疾患限定な診療なのだから、不正請求するような悪徳院で無い限り安定して読める人数な訳が無い。

保険診療換算だと午前だけで120~130人。 ウチは保険外を3人でこなす。 週末は多少忙しいのでPT君達が助っ人で来るが、通常は小生込みで3人。 120人を3、4人のスタッフでこなしている接骨院なら流石的だが、7~8人以上いるのなら廃業した方がマシだとハッキリ言い切る。


最近ブログ経由で同業者から週一の割合でメールが来る。 コレマタもちろん知らない同業から初めましてメールが。 意外に皆、フランクな内容なのでコチラも気楽だが、本当のところ聞きたくても聞き出しにくい内容が前述のような所だろう。 まぁ、隠しても始まらないのだから書ける範囲で書いてみたが。 多少見栄も入っているとして読んでみてくれ。(笑)

あまり技術的な質問は無いが、診断や診察のスキルアップについての内容は多い。 この件については小生もその答え、方向性を見出すのに10年近くかかった。  どこぞの若い衆のように、さぁみんなで勉強しましょう会発足しますよーなどと、そんな器では小生は無い。 いやいや、30年ぐらい経験積んだら話は別だが、5年10年で出来るなどとは、皆さん相当お利口さんなのだろう。 全くもって小生には手の届かないレベル、      だと思う。

先日も地方で開業している30代の治療家から、いつもブログ読んでますと言うくだりからのメールがやってきた。 もっとも恥ずかしいパターン。 粗雑乱文な、アホ丸出しブログ、承知で書いているのだから仕方な無い。 と言うよりタチが悪い。  反省しますわ、今後少しは内容を。

東京に行く時は寄らせて下さいと、恥ずかしいが嬉しい内容。 ボロくてお見せするほどの院でも無いのだが。 まぁ、昼は激旨な、小生は日本一だと勝手に思い込んでいるチキンかつ定食ぐらいごちそうしますから。


てな感じで今日はオチも何も無い内容...

2011年07月23日

腕・肩・手の痺れ

先週今週と多い訴えの一つに痺れがある。 下肢では無く、上肢。 しかも皆殆ど同じパターン。 新規、再来院問わず。

斜角筋へのアプローチや第一肋骨頭の関節包内運動テクニックは確かに有効だが、改めてカイロプラクティック的アプローチがココにきて超役に立つ。 技術的な部分よりその理学・哲学。

流石に本質に近づくのに10年近く学んだが、逆にかえって社会人時代に焦らず学んだから気が付いた事が多く有った。 妙に治す側の目線に偏る事が無かったせいだろう。

武勇伝的な低回数で! とは敢えて書かんが、まぁそれなりの回数でコンパクトに。

今日も午前の部激混みになって、ブログアップもこの時間になってしまったが、今朝も朝から痺れパレード&パレード終了者コミコミ。

午後は平和でありますように...

2011年07月24日

朝一朝トレ広告掲載

今回自らも参加しているストレスティーチングダイエット。 夜な夜なラーメン食いながらでもキッチリ減量成功中。 参加者患者には身体使って頑張らせ、アタマ使うだけでも減量成功をも実証中。

このアタマ使うと言う方が、毎朝の運動よりよっぽど難しい。

減量に限らず治療にも言える事、イヤ、そもそもそのほか全ての事にも言える事だが、そのアタマが全く使えない輩が世に多く、その者こそ成功とはかけ離れた道を歩む。 しかもその事実に本人は気付かぬ。 自業自得と言えば自業自得。

全ての患者を治さなければならないのが医療人であるが、また全ての患者を治せないのも事実だ。

安請け合いをせず、診れる者、診れないモ者にラインを引かねばならぬ。 前述の様なアタマを使えぬ、学べぬ者は残念ながら受け止めたくとも、受け止める事は出来ぬ。 

新患、その殆どが現在では紹介のみ。 だが今回は久々半年ぶりに地元タウン誌へ広告掲載を行った。 ある程度予想はしていたが、やはり今どきなのだろう、全くアタマの使えぬ者からの電話が数件に一件必ずかかってい来る。 視野の狭い、目先しか見ず考えず、その情報から他を読み取る能力が欠落している。 コレは流石に受け止める事は出来ぬ。  ウチでは無い。


自分は何処へ向かい、何を手に入れたいのか? その為には何をすべきなのか?!

独りよがりな思考が、ダイエットも治療もトレーニングも不成功へと導く。 我々は成功への道しか進まぬ。 後はその道に乗るか乗らぬか。 本人次第だ。  何分幾らの治療など愚の骨頂である。

2011年07月26日

野球肩・五十肩

先週末でひと段落の、肩関節痛患者達。 20、30人まとめていると、かえってやり易いんだかやり難いんだか。

昔から結構ローテーターカフを無視して治療を行っているが、この“無視”の程度問題が重要。 どうしても人は自分の考えで視野を自ら狭めてしまう。 たとえそれが経験や根拠に基ずいたモノであっても、常に自問自答、自己否定する心構えで目の前にある問題に取り組まねばならない。

第一段階は此処を此処まで、第二段階で大元、第三段階で可動拡大とパフォーマンス向上。 

コレを、 原因はコレだ―! 此処を重点的にやらないとイケナイんダー!! をやってしまうのは独りよがりの治療。 結果的に何をしたいのか、どうなると理想か、まず方向性をきちんと立案・提案できる者こそ、現代における真の明敏な治療家と言えよう。


頭は使う為にあるのだ。 他人ぽ受け売り、思い込みで脳みそ停止人間なのではないか? 諸君。

2011年07月27日

ストレッチングとラジオ体操、腰痛にゼッタイ駄目な方!?

正確な表現では無い今回の表題。 本来どちらもストレッチングなのだが、ラジオ体操がダイナミックなストレッチング(ほぼ)に対して、我々が普段ストレッチと呼んでいるモノは静的なストレッチ、スタティックなストレッチである。

これら二つは、筋や感覚器官に対しての反応や効果はまるで違う。 そもそも静的なストレッチの方が特殊と言えば特殊であり、その特殊ゆえ、今までと違った身体・筋の反応に世の人々は、『ストレッチ、スゲー!』になってしまい、一気にストレッチ信者が世界中に広まってしまったのだ。

端的な言い方をすると、多くのぎっくり腰の場合、我々が一般的言う静的なストレッチは全面禁止、禁忌事項だ。 だがコレが中途半端に知識のある者ほど、痛いから調子悪いからいつもより念入りにストレッチをやってしまい、自ら関節の緩みを誘発させ、更に寝ても座っても痛いとなってしまう。

昨日も過去何十回もストレッチ禁止だと小生が言い続けてきた患者が、何が切っ掛けかストレッチをきっぱりやめ、代わりに言われたとおりラジオ体操に100%切り替えた。 その途端、この数年抱えていた腰痛・股関節痛が、まだゼロでは無いがこの一週間で激減したと言う。 まぁ、あくまでも今現在の本人のフィーリングなので、これから微妙に意見は変わるだろうが。

この治療には時間がかかると患者に言う事が多々あるが、その殆どが身体的な問題、治療そのものにあるのでは無く、生活習慣改善、QOLの向上に対して本人の取り組む意識を変えるには時間がかかるのである。


思い込みは誰にでもある。 その思い込みを打ち破った者にだけ前進がある。 アタマは柔らかく有りたいものだ。

2011年07月28日

五十肩と小円筋

さて、いわゆる五十肩。 滑液包炎や石灰化炎、棘上・下炎など理論上は幾つかに分類、精査されるが、アプローチ・治療法をどれだけどのように組み立てていくかどうか。

マッサージや動的訓練、骨格的なアプローチ等、色々ある。 たとえばざっと小円筋だけでも15、16は方法がある。

ただ闇雲にテクニックだけを羅列しても、ナントカに刃物を持たせるようなもの。 スタッフ達にはそのアプローチに辿り着く過程で何処まで考えているのかを問う。

小円筋の支配神経である腋窩神経、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋で形成される回旋筋腱板(ローテーターカフ)全体の協調性、神経の起始・停止、走行は勿論、分枝する上外側上腕皮神経、伴行する後上腕回旋動脈までをも考察出来なければ全くもって意味が無い。 ただ単なる思い付きの治療だ。

当然小円筋以外も同様に考察する。


たかだか五十肩、されど五十肩。 奥は深いモノだ。

2011年07月29日

先ずその痛みの種類を理解してますか?!

いやはや昨日は忙しいんだか暇なんだか分かんない一日だった。  場末でショボクレたウチとしては珍しく新患満員御礼デーであった。

全くもって事前データの無い新患。 当り前かっ。  このゼロから紐解いていき、患者本人が 『あ~ナルホド』 と言ってもらえる事にまとめられた時、治療家として喜びがある。  この、 『あ~ナルホド』 がもっとも重要なのだ。

魔法や手品では無いので、そうそう1回で良くなる訳が無い。 そう言いながらも治す側は一回でも早く治してあげたいと思う。 しかし患者側にそう思わせてはいけない。 急いては事をし損じる。 慌てる乞食は何とかで、急いで治せと言う者ほど得てして治らず、病院治療院を渡り歩く。 そもそも同業の輩に、未だに 「当院は一回で治す!」 などと言う客寄せキャッチを使うものが多い。 

当院の隣駅にも誇大キャッチをうたっている治療院があるが、そこの数年前のオープン当時から何故かそこからだけ患者が多く流れてくる。 やはり昨日も2名の新患からその名前が出てきた。 コリャ、我が身振り返らねばと毎回思う。

確かに痛みをとめると言う事は重要である。 以前も疼痛について書いたが、体性痛、内臓痛、関連痛を神経線維や神経経路、その修飾を考え徒手や物理刺激療法をしなければならない。 しかしその院から流れて来る患者の多くが、まるで真逆な組み立ての治療を受けている。 まぁ、50%の確率でたまたま良くなっている患者もいるのだろうが、小中学生の患者君でも、『あそこは揉むだけだから』と言う始末。  いやいや、コレは一歩間違えたら他人事では無い。

先述の通り、スグには治らん。 常識的な患者は当然それを理解している。 それをコチラが正しく汲み取り、理解し、丁寧に提案すれば患者は笑顔で治療に取り組んでもらえる。  もしそれが急性疼痛では無く、慢性であった場合、更に重要になる。


先ずその痛みの種類を理解する。 それは検査や理論で分かるものでは無い。 検査機械いっぱいあるよと言っている治療院ほどヤブなのは昔から常識。 “やぶ” とは一術しか身につけていない者を言い、修行の浅い禅者にたとえる。  その通りだ。

2011年07月30日

患者の来させ方、行き方。

患者をどう来させればよいか?  実にイヤラシイ言い方だが、商売っ気では無く、どう正しく来させれば良いのかと言う話し。

この件で以前より感じている矛盾が一つある。 先輩後輩、様々な同業とこの話しをすると、特定のパターンで小生と意見が食い違う。 それが意外にも病院に勤めている、もしくは病院に勤めていたと言う人間。  むしろスポーツ施設で治療では無く、指導に当たっていた人間とは意見が合う。 特に公共施設では無く、民間のフィットネスクラブ。

さて、小生が一体何を言いたいのか!?

それは4、5年程度では無く、10年15年と、ひとりの患者、人間と長く健康の管理・推移を見守ってきた経験の差なのだ。


小生の患者にも痛くなった時だけ数回来る者もいる。 まぁ当然助言はするが無理強いはしない。 出来る環境で最善の治療をするのが小生の仕事であるから。  しかし身体は年齢を刻んで行く以上、その効果は必然的に薄れていく。 永遠には効果向上を見出す事は不可能だ。

では、週に1回でも月に一回でも定期的にきた場合はどうであろうか? 商売的にコッチを掴むのでは無く、本質的に患者を見守る志があるか!?   当然悪くなってからでは出来る事は半減する。 それ以前にその推移や経過を把握すると言う事の重要性。 スポーツでも試合の前だけトレーニングする馬鹿はいないだろう。 コツコツ毎日の積み重ねで向上し、しかも今日調子の良い悪いが分かり、怪我や障害を大きく避ける事が出来るのである。


半年に一回痛くなって5、6回来るのと、月に一回半年6回来るのと、そのメリットの差は雲泥。

その提案は解剖の知識では無く、患者と長く向き合う臨床の差なのだ。

先にも述べたが、意外にも民間のスポーツクラブで指導に当たる者の方が正しく理解をしている。 民間はメンバーシップ制で、公共のように単発で無い為、 より多くの会員が5年10年と訪れる差だろう。


ダラダラ年数刻めば経験積める訳では決して無い。 身を置く場所を見極めてからこそ、身につく物がある。 更なるスポーツ指導者の活躍の場が増える事を祈る。

2011年07月31日

野球少年にテニス少女

膝、股関節痛が集中ですね、スポーツ学生さん。

この時期、合宿や大会目白押しで若いといえども流石にハード。 

どうしても大会前に合宿前に何とかして欲しいと駆け込み出た状態。 ソリャ、ナンとかしますがな、商売デスから。

ただ間違えちゃいけないのが、あくまでも大会に出れる、合宿へ行けるように、行って悪くならないように治療するダケ。 決して根本治療する訳では無い。  この違いをキッチリ出せるかどうかが、スポーツ専門治療と言える所以なのだ。

先日も曲げれない膝の患者。 踵がちっとも臀部に付かない。 取りあえず踵がお尻に付くようにだけは処置。 だいぶ曲げれますよ、だけど痛みは残りますよ。 今週末はソコソコ動けますが、後は気合いでお願いシマス。

治療とケアの意識の違い。 我々が一番やらなければならないのは曲げる為の技術では無く、その意識の違いの大切さを伝える事。

インチキ体育系ノリ治療院では100%無理。 頑張りましょうよ、お互いに。

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