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筋力不足に骨格の歪み、アライメント以外の原因

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過去に筋力が無いだとか使えていないとか、骨盤が歪んでいるからとか、アライメントがどうとか言われたと言ってやって来る患者は多い。 残念ながら思わしくないからやって来る。


昨年一年間に限った事では無いが、振り返ってみると下肢の不具合を訴えてやってくる患者が上肢より多く、骨格や筋肉以外の原因を見ると自己免疫性疾患のリウマチ(流石にギランバレーは少ないが)、結晶誘発性関節炎で痛風・偽痛風あたりはもちろん、比較的多い蜂窩織炎に、乾癬性関節炎による関節の腫れ、心疾患で膝、膝窩動脈捕捉のような血管の問題に、甲状腺亢進・機能低下がアキレス腱に足関節に現れる場合も。

あげたらキリが無いが、一年を通してザッと思いだすだけで最低限これぐらいは来る。問題はこれらを診察で鑑別できずして、当院は骨格調整デスとかアライメントに重きをとか、全てを型にはめた治し方を、理論に当てはめた治し方をしていてはいけないのだ。

これらすべては画像診断や血液検査をせずとも身体所見から導き出せる。 爪の診察で乾癬性関節炎をみつけ、ABIを感度特異度だけで考えず触知で考察、ギラン・バレーですら1週間前頃に下痢を問診したり。 昨日の網膜静脈拍動の眼底所見だってそうだ。

治療に当たって最も重要なのは診察力。 いかに身体所見を的確適切に取れるか。 人を治す事に於いて最も大切な事のスキルを磨かない者が非常に多いのが実状。 以前も書いたが知識を武器では無く、凶器にしないでもらいたいものだ。

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