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頭痛・発熱、どうルールアウト!?

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先週末は頭痛・発熱の勉強を。

できれば風邪であって欲しい。 風邪だと助かる。 いや、もし風邪では無かったら?と考える。

見逃してはならない頭痛の原因として、髄膜炎、くも膜下出血、緑内障、側頭動脈炎、脳腫瘍と、5つの疾患があげられる。 特に髄膜炎、くも膜下出血は緊急度が高く、見誤ってはならない。 よくCTを使うが、CTが役立つのは脳腫瘍のみである。 此処から先の詳しい所は、小生もほぼコピペになりかけるので自分で調べてもらいたい。

では何故今回、医師でも無い小生がこんなネタを書いたのか?

感度特異度を考えるとCTよりも先にやる事、やれる事がある。 それは眼底鏡検査である。 そう、我が院では10年以上前から眼底検査はシッカリやるようにしている。

頭蓋内圧亢進ではうっ血乳頭を確認できるが、急性のICP亢進に対する感度は非常に低く、うっ血乳頭を来たすのは脳圧亢進症状が数時間以上続いたときであるからである。

しかし脳圧亢進を示唆するのはもうひとつ、網膜中心静脈の拍動の消失が非常に重要になってくる。 網膜静脈拍動の消失は感度100%、特異度70%と、ICP亢進を鋭敏に検出する事が出来る。拍動があればICP亢進なしと断定できる。


頭蓋内圧亢進と網膜静脈の拍動の消失。


頭痛ひとつであっても通常、医師の方々は眼底検査をするかしないかは別として、そこまで考えて診察・診断をしている。
 
何でもかんでもCTや超音波画像検査に頼れば良いって事では無い。 ましてや機械が揃っている事を自慢げに広告に羅列している院は、たいていその本質を見失っている。


ちなみにうっ血乳頭の脳圧亢進のnegative LRは0.87であり、あまりあてにならない。

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