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5匹の捨て猫

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ペットに興味も関心も無い人には全く共感出来ぬネタであると思うが、この数日の少々悲しい複雑な心境を。

先日の休診日、所用で出かけた先で何気なく訪れた公園での出来事。

車を停めようと徐行しながら走っていると、路肩に何やら動くかたまりが。 車を降り近づいてみるとナンと産まれて1週間ほどの子猫が数匹。 辺りを見回してみると黒い子猫がもう一匹と、道路に既に息絶えた子が一匹。  路肩の一段高い所に、此処に誰かが捨てていったと思われるタオルとTシャツが丸めて置かれていた。

黒い一匹をまずそこへ、路肩のかたまりへと近づくと白が一匹、黒が三匹、しかも手を差し伸べると白い子猫が一番外側で残りの子を守るように威嚇をしてくる。 一匹ずつ何とか抱き上げ、取りあえずタオルのところへ。 公園の管理者へと思い、掃除をしている男性達に尋ねると此処には管理者は常駐していないと。 仕方が無く104で調べ市役所に電話をする事に。管轄が違うらしく、其方へ電話をしてくれるとの事。 途中一人の清掃の男性が何処からか段ボール箱を持ってきてくれた。

子猫たちをその段ボールへと移していると、一番最初の黒い子だけが走って逃げる。追いかけるが草むらに入り込み、最後には何故か小生の車とタイヤ止めの隙間に。しかも押しても引っ張っても出無いほどに。 慎重に車を動かし取り出すと、今度は小生の服、わきの中へどんどんグイグイ入り込んできた。 引っかかる爪に数分格闘しやっとの思いで段ボール箱の中へ。

ウチには既にミニチュアダックスがおり、現状どうしても猫を飼う事は困難。 後ろ髪をひかれる思いでその場を後に。 

その後ずっと、夜中も翌朝も気になり、翌日その市役所へと電話をしてみる事に。 どうやらその公園、隣接する区との境目にあり、小生が連絡したのは違う区だったらしく、連絡はしてくれたそう。どちらにせよ保護された動物は愛護センターに行くとの事で、其方の電話を聞きかけ直してみた。 すると愛護センターには連絡は来ていないとの事。 電話に出られた女性が非常に親身であり詳しく事情を聞いてくれ、直接管轄の区へ連絡をして確認してくれる事に。

夕方遅くにその女性から連絡がきた。 愛護センターの人間が直接公園へ見にってくれたそうなのだが、其処には段ボール箱だけがあり子猫は一匹もいなかったそうだ。
残念ながら其処にはカラスも多く、連れて行かれたのかもと。 もしくは誰から引き取ってくれたのかもしれませんよと、最後には私に「違う所にお住まいなのにありがとうございます」と言う優しい言葉と一緒に電話を切った。

箱に入れた事が、かえってカラスから逃げられなくしてしまったのではないか。 既にカラスに襲われており、だから威嚇し、逃げていたのかもしれない。 だからと言って一匹だけでもも矛盾、5匹全部は現実的に...

ペットを飼われている患者全員に意見を聞くも、皆うっすら涙を浮かべ、難しいねと。しかも、「それが精一杯の愛情だよ」と、またも優しい言葉を貰ってしまった。

自然の摂理とか、人間のエゴとか、それも重々分かっている。 分かっていてもどうしても抑えられない感情が愛情なのではないか。 時として人間は、その愛情が行きすぎてしまう事があるが、それを理性でコントロールするのが正しい人間の行動であるのでは。 そんな事を優しい言葉と一緒に教え合う患者との人間関係に改めて感謝する。

答えもオチも無い話しにお付き合い頂き、御礼申し上げる。

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2011年05月19日 08:25に投稿されたエントリーのページです。

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