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2011年05月 アーカイブ

2011年05月01日

臨時休診情報

5月2日(月)~4日(水)まで休診とさせて頂きます。

2011年05月05日

モラルと安全

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似たようなタイトルで最近書いたのだが。


最近ニュースを賑わせている焼き肉屋生肉問題。 小生も大の生肉派。 そんな派は無いが、ユッケやレバ刺し、ステーキはもちろんレアで。

コメントはし難いが、人の健康を害するような事はイカン! しかも某社長のあの会見は潔く無く、往生際が悪い。男気の欠片も無い。 言い訳などせず、謝る時は謝る。他は一言も一切口から出さぬ。命を奪われている人もいるのだから。 かなりしっかりコメントしてしまったが。

何であれ人生・社会に対する精神的態度がより一層問われる昨今、昔よりその質は明らかに低下している。 一人一人が道理の通った論理的な態度・行動を取るべきだろう。


ちなみに捕捉だが、つい先日話題の某焼き肉店でユッケお替りし、ピンピンしているのが誰だかは書かないで置いておこう...

 

2011年05月06日

治癒の方程式

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打撲や捻挫、ぎっくり腰等、急性期の治療は勿論だが、当院の専門は慢性疼痛疾患。 長年なかなか症状が良くならないと言ってやって来る患者がその殆ど。


治癒と言うゴール、成功を手に入れる定義にはタイプの異なる二つ人間が存在する。

ひとつは失敗を恐れず前進する者と、もうひとつは焦らずじっくりその機を待つ者。

だが失敗の定義はただひとつ、成功の定義、そのどちらにも当てはまらないタイプの人間だ。


何にせよ慢性的に問題を抱えている時点で、その答えでは無く、其処へ至るまでのプロセスを自分自身の中で根本から大きく見直す必要性がある。  是が出来る人間と出来ない人間で、失敗と成功に分かれるのである。


例えば運動、スポーツをしていて痛くなったと言ってやって来る患者が居るとしよう。
打撲や捻挫など、明らかにグキッ!バキッ!!とやってしまったのであれば、大抵の場合患部だけ、痛いところ集中の治療やケアで治癒するであろう。 しかし、とりわけ特に是と言ったグキッ!バキッ!!は無かったのだが、だんだん痛くなり、運動後に強い痛みに襲われたりする事も多い。

コートがハードコートだったからとか、相手が強い球を返す人だったせいで、膝が肘が手首がと言うテニス愛好家であったり、新しいスパイクのせいで腰がとか、コースやペースのせいで足首や膝がと言うランナーであったり。 まぁ、ウチはそんな患者を常にウン十人も抱えているのだから普通だが。

コートのせいでもペースのせいでもスパイクのせいでも無い。 そもそも元々その身体に既に問題を抱えていたのだ。 それがある切っ掛けで破綻し、痛みとして表面化してきただけである。 痛みとして出ただけ良いと考える。 長距離選手に多いオーバートレーニングシンドロームで慢性疲労に陥ってしまったら、是はかなり最悪である。


書いたらキリが無いが、元々体幹に問題があり、それを補正する為に理想では無い下肢の動きで補っていたとしよう。 それが破綻し、足関節・膝関節を痛める。 痛めた患部だけ治療すれば、それは楽になる。 しかし根柢の体幹の問題を解決しなければまた痛め、根深く長引かせる結果につながる。 コルセットやサポーターを完治後予防で使うなら良いが、痛いから使うのであれば楽にはなるが決して治りはしないのだ。


こうすれば治るなどと言うセオリーは無い。 ある医学部の講師の先生が言っていたが、病歴あっての診察と言っていた。病歴は診察所見より個人差が無いからだと。病歴は身体所見より感度が高いからだ。

世の中には二種類の病気しかない。 一つは「医者がいなくても治る病気」と、「医者がいても治らない病気」、出来る事は患者さんが治るのを邪魔しない事。 是が名医の条件だと言っていた。 

挫けず諦めず、ただただ前進するのみだ。

2011年05月07日

独立の不安と貢献

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今朝いつも通り何気なくラジオを聞いていると、最近フリーへ転身した某男性アナウンサーがゲスト出演していた。

ナビゲーターが、フリーへ転身について奥様は何と言っていましたかと言う質問に、『まず、「大丈夫なの?」 と言いました。 次に『貴方にメリットはあっても、世間にメリットはあるの?!」と言われました。』と言っていた。

知人友人にも職種問わず、幾人も独立・起業した者がいた。 しかし残念ながら必ずしも全員が順調に行く訳では無い。 現在音信不通な者も数名いるのが現実。

小生は家族無く独立したが、独身だからこその選択肢。 万が一にも結婚、家族がいたら100%無い選択肢だと未だにそう考える。

自分はやりたい事をするのだから、当人には基本前しか見えてはいないのだが、周りの人間はどうか? そのアナウンサーは奥様の質問に即答出来なかった、いや、しなかったそうだ。

この手の質問に小生の同業は『困った患者を治す!』と直ぐに口先から出るが、イヤイヤ、十分金儲けが出てますって、其処ここらに。

そもそも世の中への貢献度について考える奥様なんて、小生は聞いた事、出逢った事は無い。 自分達だけでは無い、世間の人、皆が幸せ、自分だけ得してでは無いそのお考えに朝から少し感動。

奥様も含めそのアナウンサーの方を今後応援したくなった。

2011年05月08日

MRIを理解せずして信用し

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先日の中枢性疾患と全身性代謝性疾患の項で、最後に少し触れた事の続き。


手足が痺れたと言ってやって来る患者は日々多数いる。 中には事前に整形等でMRIの画像検査を済ませている患者もいる。

まぁ画像上異常も無く、現在の身体所見も減弱していれば問題は無いが、それでも症状が思わしくないと言う場合はマズイ。

そもそもその画像所見をどう捉えるか?!  脳梗塞を疑い、通常拡散強調画像(DWI)で撮影していたとする。 確かに急性期脳梗塞を見つけるには優れているが、実はその撮影した時期に問題がある。 

本人が発症したと思われる時期からどのくらい経過し、撮影に及んだかと言う事。 症状が軽ければ軽いほど重大な疾患の原因を見過ごしてしまう事がある。 

とくに発症後1週間から1ヶ月の脳梗塞の亜急性期には、梗塞巣が一時的に不明瞭になる事があるのだ。(fogging effect) よってMRI拡散強調画像での異常所見も発症後2~3週間で不明瞭になるのである。

画像診断だけに頼っていると一番見落としてしまう時期でもある。 問診と身体所見をしっかりとり、それが出来ていればMRIもFLAIRで撮影すると言う事にも結び付くであろう。

我々の所を訪れる患者の症状、今まで何件もの病院を訪れやって来る。 魔法や手品の治療など無い。 あるとすれば何かを見落とされていると言う事を、どれだけ見つけられるかに尽きる。 当然それは、押したり曲げたり理学的検査では無い。  正直、そんな先生に出会える事は非常に難しいのだろうが...

2011年05月10日

続々大好評!Fuel Belt!!

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前職での繋がりで先月より募集開始いたしました、Fuel Beltモニター。

既にモニター開始している方からの意見が、コレマタ凄い! 

とにかく走って、動いたって殆ど揺れず、身につけている煩わし感が全く無いと言うのだ! 小物を入れるポケットが、コレマタ超便利と言う。 レースでのエネルギーフードはもちろんだが、普段の練習時の小銭や家のカギは意外に困るモノ。

デザインも豊富でカラフル。詳しくはホームページを見てもらいたい。


Fuel Belt | TYR(http://www.tyrsports.net/?page_id=2434)


この数年大ブームのジョギング。 毎年参加するのもままならない東京マラソンでも、エイドステーション周辺での大量紙コップゴミは問題にもなった。 

ランニングに限らず、お散歩やウォーキング、トレッキングでも、身軽にスマートにエコに行きましょう!!

2011年05月11日

歩行分析の基礎

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ここに来て、今一度初心に帰って再考察。

歩行分析と言う物を初めっから考え直す。

理論では分かっていても、実際の臨床では大きく食い違う場面も多い。

特に今回はデュシェンヌ現象について今一度。

根本的に見落とされている事。 筋力や脳だけでは無い多くの問題。

スポーツの動作解析学とは更にかけ離れるが、是は是でなかなか興味深い。

必ず歩けるようになるでしょう、きっと。

2011年05月12日

仕事の流儀 人と向き合うと言う事

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毎日不快なブログを書いているが、たいして誰も読んではいないだろうから今回は少し自分の事を。


高校を卒業し、少々事情があり自宅から電車で2時間半ほど離れた、東京の反対側にある祖父母の近隣にある某体育系学校に通う事になった。

当時小生が勝手に思い描いた学校、授業の内容とは大きくかけ離れたレベルの低いものであった。

少々腐りながらも授業を受け、学校にもだいぶ慣れてきた6月の、今でも鮮明に記憶に留まっている日曜日の父の日の出来事であった。

少々風はあったが非常に温かいその日、バイクで少し足をのばし神奈川は茅ヶ崎の防波堤の上から海を眺めていた時の事、寝転んだ防波堤から2、3メーター下の波打ち際から小さな女の子の声で「助けてー」と言う言葉が聞こえてきた。 慌てて下を覗き込むと年下の男の子(後に分かったが5歳の女の子と3歳の弟であった)を抱えた女の子が足元をすくわれたように波打ち際からほんの数メーター流されていた。

小生が驚いている間に父親らしき男性が岸から走り込んで、二人を抱え込み事なきを得たように思われた。 しかし天気は良かったのだが風の影響もあってか沖からの波と岸から返る波、そして防波堤からと見た目以上に水面下では渦を巻くような状況になっていた。 三人はみるみる沖に流され始め、何も考えず気が付いたら小生はジーンズを脱ぎ、パンツ一枚でその海に飛び込んでいた。

あまりにも突然の出来事で、正直記憶がどこまで正確か自信など全く無いが、たしか男の子だけを受け取り、無我夢中で岸に向かって泳いだ。

スイミングに通っていた友達には敵わなかったが、それでも小中学と水泳は学校で1、2位を争い、泳ぎには正直自信があった。 しかし特別水難救助を学んだ訳でも無く、その波に体力だけでは打ち勝てず小生もどんどん沖へ沖へと流されていった。

これ以上は武勇伝を書いている訳では無いので割愛するが、しこたま水は飲んだが何とか子供を抱え岸まで辿り着いた。

暫くして大勢に抱えられて父親が岸まで連れて来られたがその意識は無く、今すぐにでも蘇生術が必要な状況であった。 『誰か人工呼吸出来る奴は居ないのかー!!』と大きな声が飛んだ。 海開きにはまだ程遠いその時期、海辺にはライフガードなどは当然いない。 実はそのひと月ほど前に学校で人工呼吸、心臓マッサージの授業を受けていた。 しかしまだ18歳の自分には人の命を前に頭が真っ白になり、気道確保と体位変換しか出来なかった。

暫くし救急車が到着し、事情聴取先の茅ヶ崎署でそのお父さんの訃報を耳にした。


腐りながらも誰よりも勉強が出来る、暗記し点数が取れると思い込んでいた自分を一生辱、後悔をする。 使えない知識・勉強など一生しないと。

資格取得に躍起になっている知人もいたが、資格を取る為の勉強など、ましてや資格を取って働こうなどとはまるで思わない。 そもそも資格とは働き、作業に当たり、現場で必要になった時に取得するもの。 是から自分が何処へ向かい、何をしたいのかも見えて気もせず先ず資格ありきは本末転倒である。


サッカーやジョギング、自転車など、この数年で日本でも一気に市民スポーツが広がりを見せた。 それに伴い小学生から70歳過ぎまで、スポーツ愛好家の患者も以前にも増して増えてきた。 しかし、熱心すぎる程スポーツに打ちこむ患者に少々変化が表れ始めている。

時間をかけその患者達の話しを聞くと、非常に最新のトレーニングを取り入れていると言うのだ。 しかもその指導者を聞くと、皆30歳中盤~40歳前半のトレーナー達。 20代30代と熱心にお勉強、研究していたのだろう。 それがある年齢を迎え、独立をしたのであろう。 医療でも研究と臨床の専門家は違う。 ある著名な医師の先生が、医学部の学生が全員医師になっては困る。研究して下さる方がいるからこそ、我々は臨床で患者と向き合えるのだと言っていた。

お勉強した知識で指導に当たってしまう。 元気な若者、スポーツ選手になら問題は無い。その知識を単純にスケール、レベルダウンして一般人にもっともらしく語ってしまうところに問題が発生してしまう。 耳や目が遠い、足腰が弱いお年寄りに最新の車や携帯電話を渡すのか? もしくは単純にスペックダウンした物を与えるのか?!

スポーツ選手に競技別の特性があるように、子供や年配者、一般人には一般人向けのセオリーがある。 商売の為に自分の専門分野、身の丈を超えたものまで請け負おうとしてしまっているのである。


数年前にNHKの番組で、長野県にある佐久病院を題材に、其処を訪れる医学部の学生達を通して地域医療について、医師に必要なものとは何なのかをやっていた。

医師として人として本当に必要なものを伝えようとする熱心な医師の気持ちは、残念ながらほんの数パーセントの学生にしか伝わる事は無い。 その殆どが最新を学ぶのが先だと言って、都心の大学病院へとインターン先を決めていくのだ。

確かに最新の医療は努力をし、取り入れなければならない。 しかしそれよりも何よりも先に患者と向きあう大切さを学ばなければならない。 検査検査ばかりの治療になり結果、検査に出ぬモノは見落とされてしまう。 本当に困っている人を誰が受け止めるのだろうか。


資格や肩書に惹かれるのであれば、どうぞそういう処へ行くがよい。 資格取得に時間を費やしたいのであれば、どうぞそうしてくれ。 小生はその時間の多くを患者の為に使う時間にしたい。 答えは本の中から出るのでは無い。 患者の中から出るものなのだ。

本と向き合うのでは無く、人と患者と向き合って生きていきたい。

2011年05月13日

続・仕事の流儀 生き方

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昨日のブログ、書いて若干後悔もするが、嘘でも無く真実事実であるので良いであろうという結論で。

今までも敢えて隠しも、もちろん自慢もしてはいない事。 過去数名の患者に話しの流れで言った事もある。 だが昨今、小生の考え、生き方と真逆と思われる輩が同業に溢れ、苛立ちと怒りを覚える場面にしばしば出会う。 しかも上辺な粗雑な治療をする者を見抜けぬ患者が多い事を嘆く。

19、20歳が訳も分からず学校で勉強や資格取得をするならまだ分かるが、20代後半、30、40代になって是からの為に、仕事の為、将来の為、自分の為に資格を取って、さも自分は凄いんです的な自分中心の人間に、全身全霊を困り果ててやってくる患者に向けて取り組めるとは思わない。 出来ぬ事実に気が付かぬ、いや、自分は取り組んでいると思い込んでる者すらいるぐらいだ。

取得資格をズラズラ書き、患者の声などと言う物を書いてみたり、酷いと患者や知り合いの有名選手を広告告知に利用してみたり。 全部が全部、自分以外の存在でしか自己表現、アピール出来ぬ人間のオンパレードな世の中になってしまってきている。 最近めっきりテンション下がってしまったツイッター内の人間なんかは、そんな人間の巣窟状態である。

どうすれば患者が増えるのかを3日も4日も考えるのか、治りが悪い患者の事を1週間も2週間も頭の中全部で考えるのか。 小生の周りにはスタッフはもちろん、同業の知人友人は後者の人間しかいない。 悩み、苦悩し、葛藤し、そこで初めて真の “学び” が生まれる。 本や講義にすぐ手を出す人間には決して手に入れる事の出来ぬ勉強を。


前職も含め、過去仕事柄何十人ものプロ選手、オリンピック選手と出逢い、古い話だが昔の歌番組によく出ていた某歌手が身内に居たりもする。 患者との会話ではジョークも含めネタで時折話すが、それと広告客寄せとは別物。 まぁそれでもイチローでもやって来たら肩組んで写真撮って引き伸ばして表に貼るかも知れんケドね。  相変わらず面白くないな、小生のネタは。

2011年05月14日

野球少年とインピンジメント症候群

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小・中・高校生と、熱心に野球少年に打ち込む少年達、どの子も皆全力で応援したくなります。

辛い練習、厳しいシゴキにも笑顔で絶える、根性のあるイイ子たちばかり。

のワリには教えるコーチ、治療する側やトレーナーの意識の低さは10年20年前と大して変わらず。 逆に上っ面な知識ばかり付いた者がもっともらしく語るから、昔よりタチが悪い。

野球に限らず、球技格闘技問わず肩を壊してやってくる者の治療・ケアのレベルは未だ酷い。 

例えばインピンジメントと言われてやって来る患者。 本に書いてある病態や構造、ケアや治し方、自分がスポーツをやっていたトレーナーや治療家は自分の経験を付け加えての治療。 いや、大きく何かが欠けているんですわ。 その何かが言葉や頭では無く、 “心” で理解出来ていないのだ。

上肢が動く際に肩関節の中で腱板が、肩峰や烏口鎖骨靭帯などとぶつかることによって痛みが生じる。 こんな事は小学生でも暗記できる。 肩の動作を司る筋肉のバランス、肩甲骨の位置の変化など肩関節動作のリズムが狂ってしまう事によって動きがおかしくなるのだから、PNFだスタビライゼーションだカウンターステアだと、何かすれば解決すると言う事が既にナンセンス。

それをホワイトボードに偉そうに書いて、レベルの低い者に講義を行う筋肉バカ。 商売根性丸出しな、ペラッペラ治療家トレーナの大量生産が昨今の実情。 いや、ヒドイ。

肩関節動作リズムの悪さが原因と言う事を、今一度選手、患者の身になってとことん考える。 知識の引き出しなど引っ張りださず、人として考える。

それが分かるドクターは肩峰下腔ステロイド注射の使用も、またその頻回のリスクも考える。ステロイドが良いとも悪いとも決めつけない。 肩峰下腔のデブリードマンもそう。手術の善し悪しを理論で考え無い。 患者の身になって考える事。

動いて筋トレして本読んで人は治せん。

そんな事、一番大切な事を若いうちのスタッフ、PTの卵ちゃん達にはしっかり伝えたい。 これからの時代のQOLを向上させるも否も君達にかかっているのだから。

2011年05月15日

プロのアマチュア

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『デュシェンヌ、トレンデレンブルグ徴候・歩行の原因とは』 という質問を投かけてみる。

一般の人には耳慣れない専門用語かもしれんが、時間があれば是非ググってみて欲しい。

この質問に対しての答え方で分かる事がある。

小生も数年前、この問題を深く掘り下げた事がある。その文献の立場、人によっての目線の違いが面白い。

まず、開いた文献の中でデュシェンヌ、トレンデレンブルグと言うキーワードがどのカテゴリに記載されているのか。 多くの整形外科の先生が書いた文献は股関節の項目に多く登場する。 しかし、ある著名な理学療法士の大先生達は腰痛、特にヘルニアの項に多くそのキーワードを登場させる。

さて何故このような違いが生まれるのであろう。

共に共通に登場するのは “中殿筋” 。 この中殿筋が何か関与、悪さして起こっている徴候がデュシェンヌ、トレンデレンブルグだと考えられている。

よって前述の質問に対して真っ先に股関節を語ってきた者は整形外科的目線の文献等で学んできた者だろう。 だがL4,L5神経根障害を疑って腰痛の身体所見を疑った者は、理学療法的臨床目線を先ず持ち合わせているのかもしれない。

どっちが正解だとか正しいかなのは分からん。むしろ小生は更にそれ以外の可能性を考える。

股関節で診るのが悪いとは言わない。しかし、医師の真似事をして満足しているようでは、何かを見落とされて治らない患者をフォローアップする事は出来ぬ。 医師で無いのなら医師で無い事に自信と誇りを持ち、医師と違った目線で全力で取り組むべきである。 アマチュアならアマチュアの範囲で全力を尽くすべきだ。 それはスポーツでも同じ。 趣味の範囲を超えた物は、多くの物を犠牲にし、大切なものを失う事になる。 趣味の延長線上でプロを語られちゃ、たまったモンじゃ無い。


自分の身の丈、他人を知る前に先ず自分自身を知ってもらいたいものだ。

2011年05月17日

焼き肉居酒屋整体院

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未だ世間を騒がしている某焼き肉や食中毒問題。 兎にも角にもお亡くなりになられた方にはお悔やみ申し上げます。 たまたま小生が行った日、行った店舗では中毒は出なかったが、ホンの数日前に○ビスに行っていたので驚いた。

たまたま大丈夫であっただけで、誰でもいつでも遭遇する可能性はある。 だが我々消費者は飲食に限らず、相手を信用信頼し、様々な商品やサービスを手に入れている。

しかしもしそのサービスの質が著しく低かった場合、しかも素人ではなかなか気がつかぬ事をどう予防したらよいのであろうか。

小生の主観だが問題の焼き肉や、行った事がある者は分かると思うが実は決して安くは無い。 確かに単品、一皿一皿は安価であるが如何せん量が少ない。 結果、会計時にはそれなりの金額。 味も悪くない、接客だってスタッフ一人一人は問題無い。 正直また来たいと思っただけに残念な部分もある。

確かに値段や接客の満足度は低くは無かったが、飲食店である以上一番重要なのはその料理。 一番力を入れなければいけない、客に提供する料理そのものに一番魂を注ぎこまなければいけなかったのだ。

是はマッサージや整体でも同じ。 いや、医療類似である以上それ以上かもしれん。

重要なのは人の身体に触れ、身体的苦痛を取り除く事に一番重きを置かねばならぬ仕事。 それを数週間数カ月の研修で患者からお金を取れると思ったら大間違い。 医療の何たるかより、接客重視をしている時点で同じ穴のムジナ状態なのだ。

働く者はもちろん、その顧客も、心の目を持って見れば自ずと分かる事。

安くて近くて明るい接客だけで良い商売は、そもそもそう多く存在はしない。
本質を見ぬけに客を、本質を無視したサービスで消費、浪費を促す。 ある大学病院の先生がCTの位置付けの話しで、蛸の足食いを例えに若い医師達に面白い話しをしていた事を思い出した。 本当に質の高いサービスとは何たるか。 我々は今一度見直さなければならない時期なのだろう。

2011年05月18日

人事採用担当者の目線と資格のお話し。

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年に一回の当院新規採用シーズンとなりました。

この3、4年応募件数は60~70件。 今回は初の書類選考スタートだが、過去は電話の段階で20人程度まで絞り込み、一次二次と面接し、最終的に採用は5人前後。 今年はこの春で学生ちゃんが2名巣立っていったので新たな採用を。

求人誌には3週連続掲載予定だが、大抵は初号でほぼ決定。 宅配便or速達で送ってくるぐらい早い子はヤル気ポイント多少プラス。

名前が名前だから、理学療法士の学生さんが多。 一時期の整体・カイロブームより、今の若い子には理学療法士が人気の様。 確かに最近ではスポーツの世界でも理学療法士の活躍を多く耳にする。 プロ野球も20名近い理学療法士が活躍しているし、ハンマー投げの室伏選手も昨年から専属理学療法士とトレーニングに取り組み、腰痛などけがに悩まされず好成績をあげている。

ただし間違えてはいけない。 資格の為に学ぶのでは決して無く、また資格があれば全て解決では無い。 資格で治るのであれば世の中皆、医師、病院で治っている筈。

資格を目標に学ぶ者、また資格に惹かれて訪れる患者、共に自分自身の目を磨くのが何よりも先決だと断言しよう。

2011年05月19日

5匹の捨て猫

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ペットに興味も関心も無い人には全く共感出来ぬネタであると思うが、この数日の少々悲しい複雑な心境を。

先日の休診日、所用で出かけた先で何気なく訪れた公園での出来事。

車を停めようと徐行しながら走っていると、路肩に何やら動くかたまりが。 車を降り近づいてみるとナンと産まれて1週間ほどの子猫が数匹。 辺りを見回してみると黒い子猫がもう一匹と、道路に既に息絶えた子が一匹。  路肩の一段高い所に、此処に誰かが捨てていったと思われるタオルとTシャツが丸めて置かれていた。

黒い一匹をまずそこへ、路肩のかたまりへと近づくと白が一匹、黒が三匹、しかも手を差し伸べると白い子猫が一番外側で残りの子を守るように威嚇をしてくる。 一匹ずつ何とか抱き上げ、取りあえずタオルのところへ。 公園の管理者へと思い、掃除をしている男性達に尋ねると此処には管理者は常駐していないと。 仕方が無く104で調べ市役所に電話をする事に。管轄が違うらしく、其方へ電話をしてくれるとの事。 途中一人の清掃の男性が何処からか段ボール箱を持ってきてくれた。

子猫たちをその段ボールへと移していると、一番最初の黒い子だけが走って逃げる。追いかけるが草むらに入り込み、最後には何故か小生の車とタイヤ止めの隙間に。しかも押しても引っ張っても出無いほどに。 慎重に車を動かし取り出すと、今度は小生の服、わきの中へどんどんグイグイ入り込んできた。 引っかかる爪に数分格闘しやっとの思いで段ボール箱の中へ。

ウチには既にミニチュアダックスがおり、現状どうしても猫を飼う事は困難。 後ろ髪をひかれる思いでその場を後に。 

その後ずっと、夜中も翌朝も気になり、翌日その市役所へと電話をしてみる事に。 どうやらその公園、隣接する区との境目にあり、小生が連絡したのは違う区だったらしく、連絡はしてくれたそう。どちらにせよ保護された動物は愛護センターに行くとの事で、其方の電話を聞きかけ直してみた。 すると愛護センターには連絡は来ていないとの事。 電話に出られた女性が非常に親身であり詳しく事情を聞いてくれ、直接管轄の区へ連絡をして確認してくれる事に。

夕方遅くにその女性から連絡がきた。 愛護センターの人間が直接公園へ見にってくれたそうなのだが、其処には段ボール箱だけがあり子猫は一匹もいなかったそうだ。
残念ながら其処にはカラスも多く、連れて行かれたのかもと。 もしくは誰から引き取ってくれたのかもしれませんよと、最後には私に「違う所にお住まいなのにありがとうございます」と言う優しい言葉と一緒に電話を切った。

箱に入れた事が、かえってカラスから逃げられなくしてしまったのではないか。 既にカラスに襲われており、だから威嚇し、逃げていたのかもしれない。 だからと言って一匹だけでもも矛盾、5匹全部は現実的に...

ペットを飼われている患者全員に意見を聞くも、皆うっすら涙を浮かべ、難しいねと。しかも、「それが精一杯の愛情だよ」と、またも優しい言葉を貰ってしまった。

自然の摂理とか、人間のエゴとか、それも重々分かっている。 分かっていてもどうしても抑えられない感情が愛情なのではないか。 時として人間は、その愛情が行きすぎてしまう事があるが、それを理性でコントロールするのが正しい人間の行動であるのでは。 そんな事を優しい言葉と一緒に教え合う患者との人間関係に改めて感謝する。

答えもオチも無い話しにお付き合い頂き、御礼申し上げる。

2011年05月20日

イヤらしい話し

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って、釣られないでクダサイ。 書くワケ無いでしょ!? コンなところに。(笑)


冗談はさておき、開院以来必ず毎朝毎昼行うのが患者の申し送り。 一人一人。

ウチはやってます的でイヤらしい話しだが、当り前で大切な事。 だが意外にも多くの同業がやっていないのが現実。 当然治療、医療などとは言えぬレベル。


終診後、更に患者の中から数名落とし込んでミーティングを行う。 当然日中は合間にその資料作成も行う。 一日揉んで患者とクッチャべって、当院は明るく元気にナンて、患者が治らないどころか数年経って自分がまるでアップデートとしていない事に気付く。

先日もスタビライゼーショントレーニングに詳しい者がいたのだが、確かに理論ウンチクはシッカリお勉強できている。 しかし元気な運動兄ちゃん相手にしか臨床が無く、本当に動けずにいる本質的な理由を診る事に於いて、大きく経験が欠落していた。 若くて体力がある奴には、何やたって効果出るモン。 以前にも書いたが、研究だけしてれば問題無い者が、何故かその知識を使えば商売できると思い、臨床の場に出てきた。 最近多い傾向。

そんな本読んで学びも治りもしない現実が臨床の場には数多く存在する。 そこへ机上の理論で持ち込んでも上っ面なアップデートしか出来ぬ。 そもそも実験や研究を経験と勘違いしているのだからタチが悪い。

“患者から学ぶ”   言葉にするのは簡単だが、唯一その言葉を理解する事が出来る分野があるとしたら、神経内科学を学ぶ事だろう。 だから医学部の学生は一番不人気な科であるのだが、患者を診る上で必須の学問なのだ。 それを学ばずして、スポーツ、動作解析学びました的な人間が、人の身体を管理する事など到底出来ぬのだ。


自己満足の勉強、それは武器では無く凶器なのだ。 

2011年05月21日

対岸の火事に直下型

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昨晩午前1時4分頃、真下からガツンと地震がきた。 自宅真下はオーバーだが、最大震度発生はナンと川崎市麻生区。 正確な震源地は丹沢らしいが、それにしてもまだまだ予断許さず。

先日の東北震災も、離れた地の我々はどれだけ教訓になっているのだろうか。 備えあれば憂い無しとは言うが、備えと買占めを同じだと考えている人間があれだけいるのだと、唖然を通り越し怒りを感じた。 スーパーやガソリンスタンドに並んだ人間は恥を知るべきだと小生は思う。

本当に困っている人間は仕方が無い。 しかし誰が本当に困っているかなど他人では分からぬ。 だが自分自身が本当に心底困っている人間かどうかぐらいは分かるだろう。 並んでまでもモノは買うなと、小生は自分の周りの人間に言い続けた。 日ごろから無ければ無いなりに行動、生活をする心が多くの人間に欠落している時代なのだ。


金が無いなら頭を使え。頭が無いなら身体を使え! と育ってきた。 まぁ、貧乏の宿命だ。 だがお陰で無きゃ無いなりに何とかしなければと言う気持ちが常に付いた。

分からないからと言ってすぐ本を開いたり、何かを始めるのにすぐ学校・スクールに頼って資格取得であったり、聞いて無いから教わって無いから分かりませんと言ったり。

そんな人間が買占めの自覚無く、しかも自分に都合いい理屈付けた結果があのモノ不足を助長したのであろう。


日本に住んでいる以上、地震・災害は避けられぬ。 いつ襲ってきても不思議では無い。 その為の準備で一番必要なのは物資では無く、その人間一人ひとりの心掛けである。 またその心掛けが災害を更に大きなものにしてしまう。 原発問題もそうだが、決して他人事、対岸の火事ではない事を今一度我々は肝に銘ずるべきだろう。

2011年05月22日

年齢・性別・主訴は三種の神器

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40代女性、下肢、足関節痛を訴えてやってくる。 問診を続けてみると何となくダルイとも言う。  さてここで事前確率の高い原因、病気は何であるか?!

大抵の医師であれば容易に想像がつくが、もしこれが思い浮かばないようであれば人を診ると言う事を看板から外した方が良いであろう。 資格があろうと無かろうと、単なる揉み屋だ。

必ず第一に出てくるのが“甲状腺”である。

ダルさやむくみ、声のリズムやトーンも対象。

アキレス腱反射も診る。 ハイポかハイパーかによって反射も変わる。 弛緩相の遅延があれば間違いなく甲状腺機能はハイポであるが、そうではないケースもある。

食欲はあるが体重減少と言う病気は二つしかない事もご存知か!? 甲状腺機能亢進症、いわゆるバセドー病。 もうひとつは糖尿病だけである。 動悸は無いが汗はよくかくとか、コップを持つ時、書字の際に手が震えるとか。 意外にも人間ドックで異常の指摘が無かったりもする。 これはハイパー。

医師で無い者でも鑑別診断は出来る。 頻脈、von Graefe's signぐらいは容易に出来る筈。特にvon Graefe's sign特異度は99%と高い。 先述のアキレス腱反射、この場合は腱反射亢進(Brisk anklejerk)、いわゆる早くなるのだが、だがこの特異度は25%と低いので必ずしも出るとは限らないのだが。 甲状腺では無いが、小生も過去一度見た事があるアキレス腱反射亢進でFoot Clonosもあった。

足が痛い、動きが悪いからと言って全てを筋肉や骨だけで考えているようでは治療など出来ぬのだ。

スタッフ研修は勿論、患者への診察もまだまだアップデートしなければならない事は多いのである。 患者に限らず、診察診断に困るのであれば、即答は難しいが相談も出来る限り受けよう。

2011年05月24日

マッサージの時代は終わった...

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何故か昔からマッサージ師と同数の理学療法士の知人がいる。 自然科学、哲学を意味する “理学” と言う言葉を屋号の一部に使用しているせいで、最近は更に増えた。

実はカイロプラクティックも技術・手技では無く、哲学なのだ。 と、アメリカから戻ってきた知人のDCが言っていた。

哲学を語るほど小生に学は無いので割愛するが、世界や人間についての知恵・原理を探究する学問である以上、常に模索・葛藤・前進する事にその本質的な意味があるのであろう。

治療に当たる場合、どうも揉む、押す、動かすなどと短絡的な答えを出してしまうのであれば、それは哲学とも理学とも呼べぬモノ。 治療学に含まれるその哲学こそが最大の治療技術なのだ。

現役オリンピック選手でもっとも有名なハンマー投げの室伏広治選手も、どうやら昨年より専属の理学療法士と本格的に手を組み、長年の腰痛も解消し、今季はベストパフォーマンスを発揮していると言う。 プロ野球の世界も数年前まで全球団合わせても10名未満しかいなかった理学療法士も、現在では倍近い人数まで増えているそうだ。

理学療法士が良くてマッサージ師がダメと言うのでは無く、スポーツの選手・現場が押して揉んで疲れを取るのがケアと言う部分が大分意識改善してきたあかしだろう。

資格の種別・有無関係無く、大切なのは本質的な理学。 その理学を本当に学べているのであろうか? 元気が売りの駅前ディスカウントマッサージ院で時間無駄にしないで欲しいものだ。

2011年05月25日

金持ち父さん貧乏患者さん

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金持ってホント、ケチだよね~~ ってよく思う。 ケチだから金が貯まるのか、金があるから執着心が生まれるのか。

常識的に考えたら、誰だって何事もお金をかけずに物事出来るに越した事無いと思っている。 だがそれが露骨に多い奴に限って金を持っている奴。 イコール、イヤラシイ。 このイヤラシイと卑しいの定義。 専門的に語るネタでは無いが、目を細めて他人を見ると、是がなかなか面白い。

最近一番おもしろかったのが、いつも一人でやって来る小6(現中1)の男の子が会計時に財布を見ながら『金ネェ~ナ~』と言ってた事。 ナンデ!? と尋ねてみると、俺、小遣いで来てるんだと言う。 何だか微笑ましく、逞しく思え、スタッフ全員の顔がほころんでしまった。 その彼は小5からほぼ2年、間をあけ過ぎず頼り過ぎず、そんな事を考えながら通ってきていたらしい。 ソリャそんな事聞いたら、スタッフ全員今まで以上に気合を入れて治療してあげようと言う気になる。

逆にお金が無いから来れないと必要以上に主張する、チケットの切れ目が縁の切れ目的な患者ほど、イヤイヤ、趣味・娯楽には他の患者と比べても倍以上の時間とお金を費やしているように見える。 勝手な主観だから正しいか正しくないか分からんが、まぁ明らかにそう見える。 先日なんかもいきなり飛び込んできた年配女性なんか、散々料金にケチをつけて『わたしゃ、金無い』と言ってたワリには高級車。  

お金が無い人はお金を大切に使う。 だから何事も細く長く、丁寧に取り組む価値観がある。 だから治る。

治らない患者は、散々色々言ってくる。明らかに他の人間とは言動が違う。 主張の多さに比例して、受け入れる部分は少ない。 よって努力や頑張り、抑えようと言う部分は明らかに他人より少ない。 是は100%すぐ来なくなる徴候。 よって慢性痛。

安全と健康、娯楽とお金。 バランスを取ると言う事は両手に同じ重さの物を持つ事では無い。 片方が重くなったら支点を変える。 自分の立ち位置、意識を変える。 是がバランスを取ると言う事。 貧乏患者さんほど、あれこれ抱え込んでいる欲が多いのだが自分はバランスとって生活してると思っている。


健康父さん病んでる父さんって本でも書くかな。

2011年05月26日

絶対治る子、絶対治らない子。

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先日ブログを書いている最中に、書くのを止めた内容がある。 それは絶対治る子と、絶対治らない子の話し。

実際今現在、多くの小中学生が来院して来ているので、流石の小生もこれ以上患者減ったら潰れてしまうので毒を吐けなかった内容。

ふるーいブログをひっくり返して読んでもらうと、実は過去何十回も登場している事柄。 100%小生の経験、主観だが、それはすぐに良くなる子供ほど “自分ひとりでやって来る” と言う事だ。

小さい子だと以前、小学3年生の女の子が聖蹟桜ヶ丘からひとりで通院して来ていた事もある。 もう少し大きい子だと、中3の終わりから高校卒業まで茅ヶ崎から1~2週間に一回必ずやって来た女の子もいた。 

そんな子がいるかと思えば、5Kmも10Kmも離れている訳でも無く、夜中でも台風でも無いのにパパ、ママの車の送り迎えでしか来れないお子ちゃま。 酷いと20才を過ぎていたとしても。 当然このケースの方が、前者の子たちより数倍治りは悪い。 &親は何軒もの病院を丁寧に巡っている。 

心理学者でも無いし、子供の教育をうんぬんかんぬん言うつもりは無いが、事実なのである。

当然その問題は子供にでは無く、親にある。 毒なブログの甲斐あってか、モンスターな親ほどブログ重視のお陰でこの数年、おかしな親には会わずに済んでいる。 しかし、心配なのは全ての親共通。 自分が一番心配などと言う事は無い。

子供は単純。 やりたい事はやりたいし、やりたくない事はやりたくない。だから学校で人が嫌がる事をやりましょう、好き嫌いをなくしましょうと習う。 駅まで学校まで病院まで自分の足で行くという、そんな簡単な事を避けて通っていては、もっとめんどくさい事はもっと避けたくなるのが単純な子供の心理。

大人は時間やお金が自分で自由になるから、子供以上にやりたくない事をいくらでも避けれる。 そのまま19、20歳と成人になってしまえば、ヘタレな人間間違いナシなのだ。

昨日も小4の男の子が一人でチャリでやって来た。 先述の聖蹟・茅ヶ崎の子の親たちもそうであったが、昨日の子の母親が素晴らしい。 優しくもあり、そして厳しくもある。 問題な子の場合は得てして両親ともに会う事が多いのだが、何故か治る子の父親には会う機会はあまり無く、しかもバリっと働く父親のケースが多いようだ。

なんやかんやで結局久々書いてしまった。 まぁ、子供の新患の電話ではかる~く「その距離、その年齢ならひとりで来れますねっ」と言ってはいるが。  これ以上患者が減らない事を祈る...

2011年05月27日

販促ツールで反則デス

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前職で大手のスポーツショップ、スポーツクラブ、MTB販売店等、全国を巡らせてもらった。 年に数回、コンベンションホールでの展示会で会うだけの取引先もいる。

どちらにせよ地方の取引先はどうしても年に数回になる。 だからその数回の顔合わせが重要。 そこで何とか協力してあげたいなと思うか、思わないか。 人間対人間だから仕方が無い。

今でもよく思うのがカタログや販促ツール。数に限りはあるし、場合によっては全ての取引先分無い場合もある。 当然、ただ好き嫌いで分ける訳にはいかない。 取引状況を考慮するのは当然だが、それ以前にそのツールが有効に使われているかどうかが重要になってくる。

では活用されていない理由とは何であるか!?

当時某大手雑貨店、○急○ンズを全店担当していた事がある。 現在はその垣根は取り払われたが、10数年前まではメーカーからの販促物を店頭に置く事はほぼ厳禁であった。 バランスや見てクレを考えたら、それはそれで良いのだが、如何せんスタッフの負担は増える。 紙に書けば済む事も説明しなければならなかったり、POP専門のスタッフに申請して書いてもらったりと。

本当の意図は分からんが、もっと柔軟にと思っていた。 では逆に上手に販促ツールを使っているところはどうか? 一言で言えば柔軟なのだ。 見てクレやカッコ重視でチラシやPOP、販促ツールを使ったりはしていない。 当然そんな理由で送ったツールを使わないのを見た日にゃ、二度と協力などしたくなくなる。 上っ面なカッコつけ商売しか出来ない店、人間だから、端々に見え隠れする質の低さが客に見透かされ、やがて衰退していく。

ウチにも色んな患者や友人のお店のパンフレットを置いている。 置いているからには気になっている、手に取っている患者がいたら責任もって本気で説明する。 それは自分の損得では無くお互いでお互いの気持ちとしてだ。  そもそも置かない、有効活用しないナンテ、超問題外だと言う事ダ。

仮に旅行代理店状態だったとしても、その並んだチラシを見ればハートがあるのか商売っ気があるのかがすぐ分かる。 安近短にやって来た顧客は、安近短に去っていく。 安近短ショップでは本物は手に入らないって事を、POPからも見抜けますよって話し。

2011年05月28日

痛くてパンパンコンパートメント

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さて、半覚書で。

スポーツの現場では蹴られる、タックルで下腿のコンパートメントを発生する。 しかし打撲無くてもオートバイレーサーのような前腕部のコンパートメントもある。 さらに外見からではそのパンパン度合いが必ずしも確認できるとは限らない。

チョロっと本の知識だと前脛骨コンパートメントに好発し、足趾伸展、足関節背屈力低下だと知識。 いやいや実際それ以外の可能性もかなりあるのだ。

では前部区画以外で発生したらどうか? 特に長母趾屈筋、長趾屈筋の深部区画は慢性を生むケースが多い。

机上暗記は止め、根本で考えると問題は組織内圧上昇が細動脈の血行障害を生み、筋腱神経組織に壊死等の損傷を与えると言う事だ。 まぁ壊死はオーバーにしても何らかのダメージは解決せねばならぬ。 しかも負荷をかけずにだ。

神経因性疼痛であれば日本で言うマイオセラピー等も有効であろう。(小生は昔海外で違った名称の似たような手技をスポーツケアで習った事があるが) しかし他の治療、手技が有効なケースも多々ある。 さてそれが何であるか?!

治癒や前進すると言うところの答えが出ていれば、自ずと見えては来るもの。 それは理論や考え方ではない。 技や訓練やトレーニング以外。 現在最新のスポーツ医療現場での靱帯再建はこの考えが大本になっている。 苦痛が無くなれば笑顔が出るのでは無く、苦痛と笑顔をきっちり分けて考えろと、今日もスタッフ達に言う...

2011年05月29日

メンドクサくて楽しいコト

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マズはメンドクサイ事。

実は本日午後臨時休診して、患者十数名引き連れ一泊二日で尾瀬へイキマス。

誰が晴れか雨かは知らんが、バッチリドンピシャ台風大雨注意報。 しかしそれを大雨だ、台風だ、大変だと騒いだところでどうしょうも無い。 逆に不安を煽るだけ。 大切なのはその準備。 「大丈夫ッスよ、為るようになるから」と言って、水面下で準備しときゃイイ話し。 今どき天気予報など幾らでも腐るほど誰でも入手できる。 そんな事そんな情報いくら流したって、地震の時と一緒でただ不安を煽るだけ。

重要な事、冷静に慌てず不安を煽らず、安心させる。 ナンカあったら全員担いで行くぐらいの男気で。(笑)


んで、楽しい事。

実は先日、ある人とちょっとした打ち合わせを。 初対面なその人、きっかけはほぼチェンメ。 毎日それなりに大量にやって来るチェンメ。それなりにフィルター掛けてもどうしてもそれなりに受信。 当然過去オールスルーだったのだが、何故かどうしても気になって。

ある意味怪しさ満点のそのメール、百も承知で返信を。 まぁ、それなりにググりはしましたが。 

会社もワリと近く、しかもフットワークも軽く翌日すぐアポに。 20代で企業のその彼、イヤこれがなかなかの好青年。  

しかし世の中不思議なものだ。 ナンとその彼、友人がウチの患者とキタもんだ。 ネットやツイッター上の、広浅ナ出会いを大切にとは微塵も思わんが、流石にリアルじゃ信用するワ。 コレでナンカあっても諦めも作って事で。

それにその彼からはパワーも感じる。 40半ばの内外名実ともにオッサンで初老域な小生。 イヤラシイ若づくりも当に限界。 何を話すにしても、コレはイイかな、コリャ今は言わん方が、様子見だなとか色々考えてしまうが、流石若いだけあって会話にパワーがハリが、元気がある。 純粋に手と手を取れればと感じられた。

小生の世代、年齢は一番勘違い人間が多い。 若者では当に無いが、目上の人間から見ればまだまだ未熟者。 幾ら経歴経験を語ろうと、本質本物には程遠い。 しかも若いパワーも既にゼロ。 だからこそ逆にパワーと経験を上手にうまくバランスを取って挑まねばならぬ世代。 人間性が一番出る世代。  そんな事をその彼から少し考えさせられた。 理論、ウンチクでは無く、今一度人間性で接しようと思う。

2011年05月31日

良いモノが必ず残るとは限らない

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患者引き連れ総勢12名一泊二日で尾瀬に行ったきた。

年に数回、患者巻き込んでのイベント。 あくまでも患者の為ダカラなどと言う、イベント奉仕ゴコロは無い。 基本、巻き込んでるダケ。

よりによってこの時期の台風であったが、途中小雨がパラつく事もあったが概ね順調。逆に川に水量も有り、水のはった湿原に咲く水芭蕉が綺麗であった。

山向けの体調作りも全くせずに挑んだ今回、ウォーキング程度だと甘く見てました。 尾瀬を。

いや、もう終わった後は足がパンパンで。 帰り道に立ち寄った土産物屋無料足湯から出れなくなった事と言ったらなんやら...

小生自ら翌日の診療に差し支える訳にもいかず、全力本気でケアしましたよ。

最後寝る直前、院内でも使っている某クーリングスプレーで下肢のマッサージ。 普段数種を症状・状況によって使い分けるのだが、今回は自ら我ながらドンピシャリで翌朝全快で。 コレで翌々日出たら加齢で諦め。

この数種を使い分けるところに技が。 深部浅部、筋部腱部、緊張血行、可動不安定を全て考慮しジェルやスプレーまでも使い分ける。 超音波で使用するゲルですら、通常3~4種使い分ける。

今回登場したスプレー、実は院内では一番登場頻度が低い。 だがある一定の状況下では抜群にその効果を発揮する。 しかし、その余りにもピンポイントでマニアックなユーザビリティのせいか、昨年で国内の取扱業者が全て無くなってしまった。 細く長く使ってきただけに非常に残念である。

スポーツ用品にもそのようなものは数多くあった。 良いモノと売れるモノは必ずしも一致はしない。 因って売れているモノが良いモノとは限らない。 耳と目と頭をフル活用して良いモノを見抜いてもらいたい。

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