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中枢性疾患と全身性代謝性疾患を見落とさず見極める

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手足が痺れると言ってやって来る患者は、日々何十人もいる。 逆に日常的に多く接していると痺れ程度はと、原因は凝りだ圧迫だと軽視してしまう。

確かに我々のようなところを訪れる患者の多くは重篤では無い為、何となく患部を揉んだり機械かけていれば治ってしまうケースが多い。

だがそんな偏った見解での診断・治療を日々行っていているようではアップデートは愚か、いずれ取り返しのつかないケースを呼び込んでしまう。

例えば痺れ。 先ずそれが両側性か片側性かに留意する。 手が、顔が、口が痺れると言っても、手の何処が、どの指がでは無く指のどの部分が痺れるのかまで聞きだす。 患者はなかなか其処までハッキリは言わない。それを問診で引き出さなければならないのだ。

此処までの話しをすると多くの治療に携わる者は分かってるやっていると言う。しかし実際はやっていないケースを多く見かける。

さて此処で昨日、視床下部と言う言葉について触れた。 この視床下部とはいったいどんなところであろうか?

視床下部は大脳と密接に関係した生命を維持する為に重要な中枢。 免疫系、内分泌系、自律神経だと勉強した者ほどその役割をキッチリ決め分ける。

感覚障害、症候群を考えるにはその道すがら、経路をまず頭に浮かべねばならない。 視床に血管障害が起こった場合、感覚経路が隣り合う手掌と口に同時に障害がおこるケースがあるのだ。

視床の役割の知識だけで考察しては到底導き出せぬ。 主訴以外も丁寧に聞きだし、それによって症状が軽い為、見過ごされてしまう脳梗塞などの重大な疾患の原因も見つける事もできる。 例えそれがCT、MRIで異常が無かったとしても。 この件に関してはまた次回触れてみたい。

たとえ患者が望んだとしても、今だけ痛みを止めるような場当たり的な治療は、将来患者の生活・人生に大きな影響を与えてしまうのだ。 本当の知識とは何のか? 一生戦いである。

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2011年04月30日 08:17に投稿されたエントリーのページです。

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