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治療は足し算では無く引き算

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臨床では様々な選択に迫られる。 幸か不幸か小生の専門分野では、そうそう命の危険に迫られる事は無いが、それでもよりリスクの少ない選択は必須。

アレもやってコレもやって、それで治らなかったから今度はコレなどと言う治療は当然論外。 コレは単なる足し算的な思考。 患者は素人だから、アレやってコレやって、アッチ行ってコッチ行ってと、上乗せ足しまくりな思考・行動を取るもの。

治らない原因を考えるのでは無く、治りを邪魔するものがあるのではないのかと考える。 そのマイナス因子となるものを除外する、引き算で治療を考えなければならない。

炎症性疾患の場合でも、炎症を引き起こす原因が何処かに何かが存在する事を第一に考えねば、大きな代償を払わなければならなくなる事もある。

海外研修で習った言葉にこんなのがあった。

“err on the safer side”

どうせ間違えるのなら、より安全な方に間違え。 まだ取り返しのつく方に間違えた方が良いと言う事なのだ。

先ずリスクを考える。そして検査・診察を組み立てる。 アレコレ検査を片っ端からやって決めつけなどしない。

『何かあったらいつでも来てね』など言葉で言うのは簡単。 しかし言うからにはしっかりとしたプライマリケアの知識を持ってこそ言える言葉なのだ。 今朝のスタッフ研修はそんなトコ。

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