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アルツハイマー型認知症(AD)で我々が出来る事。

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忘れ物してボケちゃったわと世間話でよく言うが、そこいら辺を曖昧にしてはならない。

中核症状である記憶や見当識障害、失行・失認・失語に対し、周辺症状である行動心理症状BPSD(妄想・幻覚・せん妄・徘徊・不安焦燥)はADの病理学的変化の進行とは必ずしも一致しない。 尚の事、注意深く中核症状を見極めなければならない。

買い物に行って帰って来て、買い忘れたわ~なら問題が無いが、買い物に行った事自体を忘れてしまい何度も同じものを買いに行ってしまう。 コレは問題。

会話の中でもやりとりに問題が出てくる。その場合、答えの正確性では無く、反応の内容が重要。 そもそも質問に対して考えようとしない。例えば耳が遠いからとか、質問の趣旨と全く違った事を言ったりもする。

残念ながら根本的な治療薬は無いが、BPSDに関しては非薬物療法も有効であるが人手や環境、労力はそれなりに大きい。結果薬物治療に頼らざるを得ない。だが当然副作用も有り、易怒性が亢進し介護への抵抗が強くなる場合もあるそうだ。 怒り易いからで片付けない事が必要である。

確かに時間も手間もかかるが、屋外への外出、規則正しい生活リズム、回想法、音楽療法等、小さな事だが受容的な構えで取り組み、逆効果を生むような注意を促す事は避けなければならないのだ。

冗談で笑いあえるウチに、生活改善提案を常に念頭に置き接する事を忘れないで欲しい。

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