« 嬉しいですケド、同業者。 | メイン | 集客に困る鍼灸・整骨・整体・カイロ諸君へ »

腰椎すべり症はX線

110303a.jpg

大抵の腰椎すべり症が画像診断で確定されてやって来る。 しかしその多くが日常はもちろん、他の検査所見が理論と一致しない事が多い。

まず身体形態としては腰の過剰前弯。いわゆる反り腰。 酷い場合は棘突起触診でも確認できるが、うつ伏せ時には意外と無い。
腰痛・下肢痛の腰椎伸展位、うしろに反った時の痛みの増強。 これも意外と少ない。 下肢に痺れ、歩くと痛みが増強する間欠跛行が生じるぐらい神経圧迫が有ればKemp徴候も出るが、出無かったりもする。

画像診断より身体所見を重んじた診察をすれば、すべり症以外の腰痛の可能性も生まれる。 そもそも長年すべり症の治療を受けて良くならないのであれば、他の可能性の治療を行うべきだが、患者も治療側も視野が狭いとキタもんだ。 コレでは難しい。 必ず本症の一番初めの概要ですべりが画像で発見されても全く無症状の事も多いと教わるにもかかわらずにだ。

ただ単純に腰椎が前方へ滑った原因にしても、“何らかの理由で”と言われる。 この“なんらか”を確定し治療するのが重要であり、滑ってるモノだけ戻してもソリャまた滑る。 コルセットなんか今日明日だけ見れば有効だが、半年一年後見れば完全無意味。 何らかの原因の一つでもある筋力はどんどん低下するのだから。

消炎鎮痛薬や硬膜外ブロックによる疼痛コントロールも良いが、日常生活改善指導の方が大切。 今だけ何とかしろと、努力を先送りにすればした分だけ、そのツケを後々大きく払う事になる。

手術になる前の努力。 それは患者も治療する側もしなければならない典型的な症状でもあるのが本症である。 ただ一言、頑張らねば。

asao_logo.png
↑ メインサイトもご覧下さい!