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幸せな休日

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幸せとは一体何であろうか? このような未曾有の事態で一層考えさせられる。


物やお金に囲まれた生活が幸せの頂点であろうか。 小生が思うには安全と健康は全てに於いて優先し、その意識の上に成り立ってこそどんな事であれ幸せと言えるのだと考える。

寝てる時、食べている時が幸せとよく言うが、それは今だけの事。 その幸せ第一優先で食べ続け寝続けたらどうなるか!? 安全と健康を優先させた上で、はじめて食と休養が存在するのだ。

しかしその安全と健康ですら、今だけの視点では人として大きく外す事だってある。 今回の震災による原子力発電所問題、脳科学者の茂木健一郎さんが、

『東京から、退避する方がいらっしゃるのは、もちろん構いません。その方の自由ですから。一切責める気などありません。問題は、交通網の能力を超えた、大量の退避行動が起こること。そのような「パニック」を煽るような言説を流す人は、無責任だと私は考えます。 』

と言っていた。 自分が正しいと思ったことでさえ、一歩間違ったら大きな問題に発展するのである。 ガソリン給油渋滞も商品買い占め問題も、基本的には各々はそれが正しいと思ってとった行動の集まりなのである。

幸運にも小生の周り、患者の殆どが今回の様々な行列・大衆の行動に違和感を超えた怒りすら覚えると言っていた。 行列に並ぶ人間の数だけ、自分は助かればと思う人間が居ると言う事なのだ。


微力ではあるが、休診日の昨日限定で診療代金を全額義援金送付する治療を行い、賛同して頂ける患者を募った。 僅か一時間で一コマ残らず予約は埋まり、キャンセルどころか遅刻ひとりいなかった。 それどころか募金だけで訪れてくれる患者も多く、来院された方も自分以外の家族の分と、多くお金を入れる患者が多かった。


休日だからと言って使うエネルギーは同じだと考えるのが体育学部流。 社会人時代などはむしろ休日の方が普段より多く泳ぎ、走ったりもした。 体力的に疲れるのは休日の方だ。 そもそも休日、休みなどと言うのは気持ちの問題だけ。 安い・近いという、低い意識で治療にやって来る患者が居ない事が、昨日の企画に賛同して下さった人数に繋がったのだろう。

昼休み抜きでブッ通しでやったが、あんなに楽しく嬉しく疲れない、幸せな休日を送れた事に、そしてそれは皆一人一人の気持ちの上に成り立っている事にとっても感謝し、それを実感した有意義な一日であった。


今週一週間、待合室に募金箱を設置しております。 お目にとまった折は、是非ご協力ください。

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2011年03月22日 08:40に投稿されたエントリーのページです。

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