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膝の腫れと痛みの考察

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今日は膝関節について。 特に腫れ(腫脹)があるケース。

膝が関節が腫れてると言うと、溜まった水からすぐに何らかの炎症を疑う。 たしかに一番頭に浮かび易く、理論的に理解しやすい。 なかには驚くほど関節の腫脹が大きい人もいる。そうなれば更に強い炎症を疑ったりもする。

しかし本人へ問診を行うと、意外にも大きな炎症を伴うような心当たりは無いと言う。 しかも関節腫脹に比して疼痛の程度が思いのほか軽い。 全く痛くない訳では当然無いが、比例していないのである。

此処からが問題なのだ。 多くの患者がウチのクリニックへ来る以前に、何軒かの病院等へ通院している。 レントゲンや関節穿刺等の検査も済み、それなりの処置・治療は行っているのだが、一向に改善しないと言う。 残念ながら小生は医師では無いので、最先端の医療やスバ抜けた知識など持ち合わせてはいない。 しかし、今まで行ってきた治療から他の可能性、方向性を見出し、新たな治療の提案をする事は出来る。

例えば先に述べた関節腫脹に比して疼痛の程度が軽いならば関節破壊を考え、関節骨過成長と多量の滑膜滲出液のための腫脹と診る事も出来る。 この例はシャルコー関節といい、その中にもいくつかのケースに分かれる。 だが現在、このシャルコー関節に対する絶対的な治療はまだ存在しない。 逆に考えれば、機序が理論的に色々書いてあったとしてもその確率、必ずしもあてはならないのではと考える事も出来る。

素人に毛の生えた小生の経験上女性、特に中高年に多い。 シャルコー関節の理論にはあまり多く触れられてはいないが代謝性疾患、糖尿病性血管障害の可能性を考えてみたりもする。 そう考えてみると痩せてはいない、それなりにふくよかな人に多い。もう少し毒を含んだ表現をするとそれなりに裕福な生活で、けっして切り詰めた粗食な食生活しているようには思えない。 まぁ得てしてご本人は食事に気をつけていると言うが。

トリグリセライドコントロールを食事と運動、もちろん我々の理学的治療の三本柱全部で生活改善提案までもさせて頂く。 そうでなければ治らないのがこの手の症状のなのだ。


今日は少しまともな内容であったか...

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