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今日のお勉強は電磁波と赤外線

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さて、週3の勉強会。 本日のお題は電磁波と赤外線について。 これがマタ奥が深く難しい。

そもそも良く耳にする、“遠赤外線”なる言葉。 とっても奥深くまで温まるイメージが有るこの遠赤外線であるが、これもまた間違い。 

プランクだ、ステファンボルツマンの法則だ、ウィーン変位則だと、スラスラ言えて理解できている人には何ら問題は無いが、大体の人間はそうは如何だろう。

そもそも熱の伝わり方には伝導伝熱、対流伝熱、放射伝熱と三つあり、我々が耳にする赤外線・遠赤外線はこの放射伝熱にあたる。 例えば太陽の熱。太陽熱(電磁波)が直接地上に到達し地球を温めているように、中間に媒体を必要としない熱の伝わり方を放射伝熱といい、このとき熱は電磁波の形で直接物質に吸収され、物質の温度を上昇させる。これは物質を形成する原子相互の振動を活発にさせるために起こるのである。

遠赤外線が体に深く浸透し、体の芯から温かくなるというが、実際はこの遠赤外線のエネルギーは皮膚表面から約200μmの深さでほとんど吸収されてしまい、熱に変わってしまう。 結果その熱が血液などにより体の内部まで伝わり体を温めているである。

遠赤外線と似たもので、近赤外線というのがある。あまり一般的には耳にしないが、医療ではよく利用するもの。皮膚表面数ミリメートルの深さまで浸透する特性から、最近銀行などで導入されている、指や手のひらの静脈模様を調べて個人を認証する方法に、この近赤外線が使われている。

ウンチクはこのぐらいにしておくが、温まりますよ的な赤外線でも色々真実ウソ噂はごちゃごちゃなのである。 こんな事でも治療・医療として行う以上、正しく理解してこそ“治せる”のである。  今日のお勉強はココまで。

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