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信じやすい者ほど疑い易く、そして治らない。

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治らない患者には世界どの国でも共通な事が有る。 その答えを書いたところで、残念ながらその患者が読んでも治る事は無い。 だがその答えを治す側はもっとも重要な知識として念頭に置いていなければならない。 しかしながらその答えを知らないどころか、そもそも考えた事すらない者も多い。

以前、スイスにある慢性疼痛疾患専門クリニックで働いている先生の講義を聞いた事が有る。当然それはテクニックや理論講義では無く、患者とどう向き合うかと言う内容のものだった。

同じ原因と思われる同じ症状の患者に、同じ治療を施した場合でも、改善する患者と改善しない患者とに分かれる。 それは検査結果に表れてくるようなパターンでは無く、其処までに至る経緯、治療にどう取り組むかという姿勢に大きな差が表れているのである。

治療する前から治療が始まっていると言っても過言では無いくらい、治療結果が見えてくる。 これもまた当たり前だが、だから初診時この症状は受け止められるか否かをはっきり言えるのだ。 言えぬ者だから来るもの拒まずになり、片っ端から保険適応させるような輩が街に溢れ、結果良くならぬ者も増える。 

酸素カプセルでも幾度となく話したが、流行りや安易な理論に飛びつく治療側もいれば、見てくれ設備や広告に惹かれる患者もいる。 そしてそんな者ほど、次から次へと設備を増やしてみたり、ちょっと良くならなかったり、ちょっと良さそうなところが有ればホイホイ行ってしまったりする。 

この一見似たような治療側と患者側の安易さなのだが、決定的な違いは、その移り気な過程に患者側には “疑心” と言うものを抱いたりする事だ。 よほど的外れな治療で無い限り、治す側の継続提案は少なからず成果が出るもの。 だがそれを疑ってかかって治療を受けてしまえば、その時点で100%成果は出はしない。 

アメリカで長年研修を積んだ整形外科医の先生も、先のスイスの先生も初診時の重要性をしきりに話していた。 良い先生に出会うきっかけは、運でも広告でも口コミでも無い。 既にその心の中に存在しているのだ。

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