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治療なのか、訓練なのか!?

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ウチのOT,PTスタッフ達に、『それは訓練か、治療か?!』という質問を時折投げかける。

患者の症状が技術的・身体的練習を継続的に行わせることで治癒するのであれば良いが、動作不全や痛みの原因が他に存在する場合、先ず治療を優先して考えねばならない。 どうやらPT君たちや整体レベルの治療師は、ゆがみを取ってスムーズに歩けるようになれば痛みが取れると考えているらしい。

是が根本的に大問題。 そもそもの基本は医師が治療を行い、それ以外がOT,PTの仕事。 接骨院の柔道整復師であれ、OT,PTであれある特定の症状に対しての対処以外、治療その物は学んではいないのである。 それは彼らが悪いのでは無く、法律、学習要項がそうであるのだから仕方が無い。

さて、そこで治療になるのだが、その治療と言う事の概念をどう捉えるか? これが学校で学んでいないのだから個人差が非常に多い。 例えば歩きにくい者に対して靴や中敷き、装具の対処をしたとしよう。 靴のせいで痛くなったのだろうか? もしくは歩きやすくした結果、痛みの原因が取れるのであろうか?? しかも余計な代償運動を発生させずに。

小生は以前某スポーツシューズメーカにお世話になっていたお陰で、一般人の何百倍ものシューズを履いたり手にしてきた。 個人的な趣味もあるが選手時代、自分が練習で使うランニングシューズだけでも一時期、年40足、2、3日で変えたりもする。まぁ長くても1週間や10日でだ。 当然アメリカやドイツから最新の靴や足に対しての科学も学んだ。

欧米、特にドイツが中心の足病医の学問は面白い。測定と中敷き作りだけぐらいに思っている者も多いようだが、まるで違う。医師なのだ。 現職以前、過去何十人も高い料金を払い、足に合わせて作った立派な靴や中敷きを履いた人を見てきたが、その人たちが5年、10年経って症状がウソみたいに治ったというのはホンの数名。 多くがその靴しかもう履けないと言うのだ。 こりゃまた、イイ商売である。

構造的、神経学的になど知識を身につけ、それらを施せば治ると思っているのが医師など、治す事だけを初めから専門に学んだ者に多い目線。 だが多くの一般企業で働く者の目線は違う。 消費者は黙っていたって買ってはくれない。 買ってはくれないものを、いかにして買ってもらうか、買わないのを前提で考える。 治療する者はやれば治るのを前提で考える。

ゆがみ治して、筋力つければ治ると思っている。 そうでは無く、数多くある理学的治療を、患者個々に合わせて行うか。 単なる訓練で終わるか終らぬか。 答えは本には無い事に気が付く者が、その本当の答えを掴むのだろう。

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