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ヘタなスポーツ知識より頓知の方がマシ。

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昨年はお陰さまでこの数年の中では患者も多く、忙しい一年であった。 特に3年前に屋号変更、方向性を変え、どこにでもあるようなスポーツに詳しい整体院を完全払拭した。

勿論、名前だけでは無く診察や治療全てにおいて全面的に見直した。 設備や技術では無い。患者が抱えている根本的な問題点は何なのかを、患者本人が認識できる事を第一に全面改築を行った。

例えばその方向性を説明する一例にサポーターやコルセット、テーピングやストレッチがある。 交通事故後遺障害で悩む患者の多くに、患部長期固定者が占める事は有名である。 腰が痛いから、コルセットをしていると楽だからと言って、一生コルセットをして治るイメージなどある訳が無い。 頸椎なら2週間、腰椎ならば3週間をめどにするのが現在の常識である。

昨年一昨年と膝靱帯手術に関しては、日本国内でもその考え方は劇的に変化した。 現在最新の考えではプロ選手であれ、靱帯手術を行っても4カ月で現場復帰が常論なのだ。高校サッカーで有名になった某選手は術後1週間病院が出したサポーターはしていたが、その後一切サポーターはおろかテーピングすらしなかったのである。 もちろんキッチリ4カ月後の選手権に完全復帰した事はトレーナの間では有名な話しである。

この事は装具学を学んだ者には良く分かる話だ。 今を楽にする装具と、これによって機能改善を狙う装具とではまるで物が違う。 ただ型を取って靴の中敷きや枕を出す者が未だ多い。 テーピングをして、「ほら楽に走れるでしょ」では、これは単に楽にしてるだけである。もちろんテーピングにも予防の貼り方と、可動・荷重方向を任意の方向へ促す為の“治す貼り方”と言うものもある。 会社を辞め、現在のように直接患者一人一人に当たるようになったこの十数年、世の中にこんなにも何も考えずにテーピングを貼っているのが多いものかと驚きの毎日である。 ちなみに小生がテーピングを貼るのは年に数回。 しかも殆どがキネシオ程度であるが。

無駄に熱く、長く書いてしまったがこれらの話はもう20数年前、小生がまだ学生の頃に外国人のトレーナから学んだ内容が殆どである。  要は当院はテーピングを、ストレッチを丁寧になんて所に怪我を押して試合に出なきゃいけない選手でも無いのなら、一般人は行くべきではないと言いたい。

診断診察と検査がイコールだと思っているのが、民間療法をする人間に多いという現状である。あまりにも質が低く、嘆かわしい。 痛いとこ揉んで、ボキッと骨整えて、電気当ててテーピングしてなんて治療院が未だ殆ど。診察上のPQRSTを正しく理解してこそ、治療が始まるのだ。 もっとも、PQRSTすら知らない治療家・トレーナーは、たんなる安らぎ整体師以外の何物でもないのだ。 目や耳に入る事、目先の事に捕らわれない頭を使った治療に必要なモノ。 それをキッチリ昨年は提案できたのではと、改めて思う。


って事で、最後に今日はとんちの日らしい。1月9日で“一休さん”だからだそうだ。

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