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実験と臨床研究データの違い

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諸君、君らは物事の信憑性を考える場合、何を基準に判断するのであろうか?!

ラジオ、テレビで言ってたからはもう古い。 ネットに書いてあったから? コリャ問題外。

それでもそれらを、有名な先生が言っていたから間違いないと言って疑いもしないのが9割以上の一般人の判断基準であろう。

学生の多くは専門分野を学ぶ時、その専科の教員から彼らが実験から得た研究データを知り、学び、勉強になったとする。

しかし、その実験と言う構築された仮説、既存の理論と実際を確認する行為で、さも実社会の場で全てを導き出せると思い込んでしまう。 ここが臨床との大きな違いである。

実際、問題を抱えた患者・被験者を前にした場合、理論から実際を確認するのでは無く、実際から理論を導き出さなければならない。 そして悪化・問題発生を生んだ仮説を、治癒・問題解消の理論へどのように転化させるべきなのかを考える。 日々これを繰り返すのが臨床であり、限定的な範囲から導きだす実験データより、多岐無数にわたる理論や仮説から答えを導き出すスキルの方が、実社会の場では遥かに必要な場面は多いのだ。

もちろん実験データが無意味だと言っている訳では無い。 しかし、実験データを重んじるあまり目の前の事象を見逃し、ただ型にはめる事ばかりになる治療や指導が、さも正しいとばかりになってしまう事に危機感を感じる。

若者は、現場で多くの経験を積むべきである。 決してその若くて柔軟な頭を型にはめるだけに費やしてはならんのだ。 そして、何の話、誰の話が今の自分に一番必要なのかを見極めて欲しい。

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2010年12月12日 11:28に投稿されたエントリーのページです。

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