« 医療クラウドコンピューティング化 | メイン | 実験と臨床研究データの違い »

子供スポーツ指導に物申す

101211a.jpg

先月より新たな取り組みとして始めた“ちびっ子スポーツ外来科”。 もちろんこれを始めたのには大きな理由がある。

小生が厳しい事はこのブログを読んでいる人には承知の沙汰であるが、そのせいもあり過保護正当化親御が多い今日、見事にかわいいお子さま達には嫌われまくっている。(爆

それでもこの数年、年を追うごとに痛い悪いと言ってやって来る小中学生の患者が増えてきた。
その全て全員100%が整形・接骨・マッサージ等からの転院である。 まぁ、商売・商圏的な常識からいつも同じ院からの転院が確率的に多いという面白い事実もあるが。 また、小中学生の親御が小生と同じ40代と言うのも良い要因。 10年前の子供の親、今の50代に当たる世代は申し訳無いが、その根拠の無い自己中心的な過保護に当時だいぶ頭を悩まされた。またその世代に若くして育てられた、現20~30代の小学生を子供の持つ親も、これまたなかなかタチが悪かったりもする。

しかし上記世代でも当然全員では無い。 理解できる親と出来ない親との隔たりが、尋常じゃ無いくらい大きいのだ。

当然ウチに連れてくるぐらいだからスポーツをしている子供が多くを占める。 その隔たりの理由は多くの場合、子供たちが参加しているスポーツのチーム・団体、コーチ・指導者に問題がある。

当り前であるが小学生には小学生の、中学生には中学生の、高校生以上には以上なりのスポーツに対する概念がある。 それがまだまだ多くの指導者が、練習・指導方法を学べば良い指導者だと思い込んでしまっている。

考えてみてくれ。 今よりも上手に旨く、身体を発達させる事を学ぶと言う事は、痛い悪いものを治すと言う事と何ら変わりが無いと言う事を。19、20歳当時だった小生でも分かった話だ。

サッカーで言えば最近のJは積極的に取り組んでいるが、プロ野球の世界では昔から取り組んでいる。 たとえばチームにもよるが一軍・二軍、三軍と分かれている。 一軍はベストコンディションを保つ為。二軍は一軍へ上がる為、パフォーマンス向上が目的。 三軍は怪我・故障した選手の為に復帰・復活を行うところ。 アスレチック・コンディショニング両トレーナーはそれら全てが仕事。 故障選手の治癒や向上全部が任務なのだ。 それでこそ指導者、トレーナーと言えるのである。 ケアとプレべンション、予防を一緒だと思っている指導者は質が低いのである。

しかし前述したウチへ訪れる、なかなか治らない怪我や故障をした子供たちのチームの話を聞いてみると、ガツガツ練習だけさせて、怪我をしたら休め、医者へ行けだけなのだ。

昨年ちょっとした縁、きっかけでJISSへ訪れた。あるオリンピック競技の小学5年生の強化指導キャンプに立ち合ったのであるが、最前線でスポーツ指導を行っている者、すべてがその世代の子供たちの大切さを理解してきているのだ。

成績や戦歴だけを大きくうたっている自称クラブチーム。 小生なら治療が出来ないチームとは縁を持たぬがな。

asao_logo.png
↑ メインサイトもご覧下さい!