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画像診断の有用性

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医師では無い我々に、唯一使用・観察可能な画像診断装置は超音波画像だけである。

一時期、10年近く前になるが導入を検討した。 検討の前に果たして超音波画像診断とは何たるものかを学びに行った。

画像診断装置メーカーさんの計らいもあり、小生以外全員医師の講習会にも参加させて頂いたり、学会への加盟も長年行い、月刊機関誌・専門誌で現在も少なからず研鑽を続けている。

しかし結果として、今現在であっても超音波画像診断装置の導入は見送っている。 それには大きな理由がある。

ある講義の時、講師である消化器内科の先生が聴講生に向かって、『アナタ、雲の色は何色ですか!?』と質問してきた。 白と答えた次に、別の人に『今度はアナタ、夕焼けの雲は何色ですか?!』と尋ねた。 では空の色は何色だ、夕焼け空の色は何色だと先生は続けた。

光の入射角や、雲の水蒸気、空気中の分子の大きさによって跳ね返される光のベクトルの話になった。 何がどうなると、どう見えるのか? こう見えるのはどういう事かを物理的、光学的、医学的、臨床的に事前予測・推測を行ってこそ正しく画像診断が出来るのだと話していた。


痛いですね、画像撮ります、折れてます切れてます、異常無いですでは無い。  


診察・診断は事前に済み、その結果を確定する為に画像診断と言うのはあるのだ。 決して画像診断によって診察されるものではない。 それは医学を学ぶもの全てが学生の時に世界中で昔から言われて、学ばれている“5つの診断のプロセス”で承知の沙汰な筈なのだ。

小生のような所へは、病院で良くならない患者がやって来る。 大抵の場合画像診断は既に受けている。 画像所見を基にした治療で改善されていないのであれば、その診断手法とは別の角度から考察するべきなのだ。 結果、我々民間療法のような所で画像診断に重きを置いている時点で本末転倒なのである。


画像を撮りたいのか? 撮らねばならないのか?!  この差は大きい。

医者の真似ごと、おままごと治療はお遊びの域を一生出ないのだ。 昨今、患者は既に気が付き始めているのだ...

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2010年12月02日 12:37に投稿されたエントリーのページです。

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