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2010年09月 アーカイブ

2010年09月01日

急性期祭り

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口を酸っぱく毎年言ってる、この時期絶対ぎっくり腰トップシーズン。今年は保険適応も開始し
たせいか打撲・捻挫等急性症状もいつにもまして多数来院。

急性と言ってもその殆どが疲労が蓄積、その結果グキッ!バキッ!!バランス、集中力うんぬんより、やっぱり日々頑張っているんですよね。良くも悪くも。

その治してあげたい問題点は、本人の自覚以上に頑張り過ぎていると言う事実。 果たしてポイントとなる納得キーは何処にあるのか? 

実は本人も薄々分かってはいる事だったり。後はそれを自分自身の中で認め、受け入れるかどうか。治す側は初診時から分かる。

説明を食い入って聞く人、鼻っから聞く気が無く話が右から左に明らかに流れている人と。ぎっくり腰ならば一週間で治る人と治らない人にハッキリ分かれますナ。 

急性と言っても実はその根は深いもんが面白い。皆他人事では無いネタだな。

2010年09月02日

根本的発想転換膝関節

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ココにきて十数名連続膝関節障害。 って事で今週のスタッフ研修のテーマは膝関節障害。

膝が痛いとどうしますか? 素人的にシップにアイシング、テーピングにサポーター。 後はストレッチ程度。 治療する側だと曲げれないなら腿まえ揉んで、伸びないのならハム側揉んで電気かけて温めて。 後は丁寧にストレッチ教えて、ウチは親身だなぁ~と自己満足。

イヤイヤ、実は上記すべてが裏目に出ているって事。 その理由がシッカリ解剖学的に理解できているかどうか。 それらを踏まえたうえで、で患者はどのアプローチを肉体的精神的にどれだけ受け止められるかどうかを診立てる。

腰や肩よりも、膝関節はその安定性を複雑な構造でカバーしている。 前だ後ろだだけでは到底到達できない発想の転換が、膝関節治療には要求される。 ヒントをほんの少しだけ画像に織り込んでみたが。

研究に臨床が追いついてきた昨今だから理解できる事。 医療に限らず分野問わず、現代を生き抜くヒントがそこに存在するのだ。 身体が硬い・悪い前に、頭が固い・悪いを治そうではないか!

2010年09月03日

腕橈骨筋と膝窩筋

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腕橈骨筋と膝窩筋。 前者は肘に、後者は膝にある小さな筋肉。

小さいと言っても、実はその役割は意外なほど大きい。

関節の回旋を担うが、同時に屈曲動作も担う。 屈曲・伸展を考える上で十分加味しなければならない。

更にここで重要なのが、筋個別の作用では無く、複数の筋の相互作用を考えて動作を解析せねばならない。 いわば上記の筋は多軸動作中において関節の安定性をコントロールしているのである。

どうすると痛いのか痛くないのか。 単純に負荷・荷重だけをイメージしてはいけない。 粗悪な整形外科医が膝関節痛をすべて半月板のせいにするのと同じである。

靭帯・関節包のメカノレセプター、固有受容器障害を考えたうえでの理学療法。 押して揉んで治る週末セミナー受講先生に成り下がってはいけない。 患者も治す側も、真の“学び”と出会ってもらいたい。

2010年09月04日

怒ってる!

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最近、人生の中でも珍しく怒りに震えてマス!

モチロン患者になんて怒りマセン。 それヤルぐらいなら商売ヤメますわ。

アホがアホな事をもっともらしく言いやがる事に怒りを感じます。 しかもそのアホの言う事を、最も社会的配慮をしなければいけない立場の人間がアホみたいに鵜呑みにしている人間がいる事にまた腹が立つ。 くだらない任侠仁義風な事をぬかしながら。

迷惑とは何ぞや!?

お互いに注意・気遣い・譲り合いがあれば、トラブルも事故も起こらん。 自分が注意して行動出来ん事を他人のせいにする今どきクレーマー。 よくある、壊れたんじゃなくて、壊した奴がメーカーに文句言うパターン。

ルールとは著しく常識を逸脱したケースを抑止するモノ。 スピード違反だって2km、3km/hオバーを捕まえはせんのが当たり前。 それを2km/hオーバーしたから捕まえろという奴の言う事を、また聞くバカがいる。

ルールと迷惑との存在意義を理解できていない馬鹿が世の中に居ることに腹が立つ。

夕涼みに縁台を出し、なごみ合う近所付き合いの風情。そんな日本の良さを守る為に、小生は怒る事を決して止めない。

2010年09月05日

今年はぎっくり腰完全ブロック!

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毎年この時期一年で一番ぎっくり腰が多いと何十回も書いてきた。

しかし今年は少々様子が違う。


少ない...


膝だ靭帯だ、足首だ切れた腫れたと言う患者は多く、決して暇な訳ではないのだが、明らかにぎっくり腰が少ない。 もちろん全く来ない訳では無いのだが。

今年の特異なパターン。 それは過去・既存も含め、もともとウチの患者である人が、『先生~、やっちゃったよ~~』というパターンが極端に少ない。

実は今年の一月から既存患者さんの治療の中に、積極的に運動療法プログラムを取り入れている。 現在では来院中のおよそ80%の方が、何らかのかたちで運動リハプログラムを実践している。 たかが週一程度であっても此処へきてその成果か、毎年一度は腰痛に苦しむ患者さんが、今年は嘘のように全く腰痛を感じないと言う。

お年寄りが施設で運動・体操をする必要性。それはなかなか自分から身体を動かそうとしないからであり、自分でやらないのであれば誰かに手伝ってもらって動かす必要性は皆同じなのだ。

時間と金をケチって、自己流でジョギングして膝・腰壊していや世話無い。 続ける根性も身を任す度胸も無きゃ、万事休すって事だ。 何事も僅かな努力から前進するのだ。

2010年09月07日

痛みの答えとは?!

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最近面白い事を言われた。

『何処にも痛みの答えが載っていないのですが。』 と。

まぁ過去何十も言い続け書き続けてきたが、何でも簡単に入手できると思い込み、勘違いをしている世の中になってしまった。

そもそも誰かに何かをきいて真似をする事に、不信感・違和感を多くの人間が感じ無くなっている。 テレビでみのさんが納豆が良いと言えば毎日納豆ばかりを食い、ほとぼりが冷めたら今度は毎朝バナナばかり。 食事はバランスよく食べましょうと、子供でも知っているのに進んで偏って食べる。

問題は納豆にも、バナナにも、みのさんにも無い。 それは自分自身でとことん試行錯誤する事を殆どせず、他人への依存が多い事に問題がある。 この試行錯誤、考えると言う事に医学的知識は全く要らない。 むしろ小学生の方がよく考え、自分の状況を伝えてくる。

よく、知り合いで無い同業者から、『毎日ブログを読んでます』というメールを頂く。これは治療家冥利に尽きる。 何処よりも誰よりも痛みの答え、“真意を突いている”と意見を頂く。

治る治らない、治せる治せないは、みのもんたテレビ状態に疑問を持っているかどうかだと言っておこう。

2010年09月08日

亜急性の考え方と保険診療

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何十年も前から分かっていた事なのだが、保険診療を初めて改めて“亜急性”と言う言葉の曖昧さを考えさせられる。

そもそも亜急性の定義と言うモノが正確には存在しないのだ。 定義では無く、「解釈」と言うのが現在では正しい表現であろう。

その解釈が、保険診療側の柔整師で誇大解釈されてきているようだ。 

現在、保険適応も行う小生も他人事では無い。今までは交通事故損害保険以外は100%自費診療だったので、急性だろうが亜急性だろうが、身体所見に合った治療を適切に行うだけであった。だから無理矢理保険適応のルールに合わせた診断を下し、保険内の治療を行う事など全く無かった。 勿論それは現在でも変えはしない。

そもそも急性だけが保険適応なのが我々の仕事。 世の中にそんなに多くの患者がぶつけた転んだの急性症状がワンサカ居るもんなのだろうか?!

ソコん所を鋭く、厳しくついた医師の方のホームページがあるので興味のある方は是非読んでみて欲しい。


医療類似行為(http://shinagawa-lunch.blog.so-net.ne.jp/2008-01-22-4)


すべては患者の健康と幸せの為に。

2010年09月09日

正しい枕で頭痛・腰痛スッキリ解消

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開院以来、当院ではテンピュール社の枕やマットレスを紹介している。

初めは小生自身も値段諸々から少々腰が引けていたが、一度使ってみたら今までの価値観が一瞬にしてゴミのように思えてしまった。

自他共に世界ナンバーワンと認める寝具ブランド“テンピュール”。その秘密はただ単に低反発と言うところだけにある訳では無い。 それは巷に氾濫している低価格類似低反発商品と比べれ見れば一目瞭然、寝なくても触っただけで良く分かる。

ただし、それだけ秀逸なテンピュール枕でさえ、その人に合った適切なサイズやタイプを選ぶ事は必須。 特に現在の枕や布団に悩んでいる人は、単に自分の好みやキャッチコピーだけで選んではならない。

確か以前町田にあり、現在は相模原市に移った、正しい枕のアドバイスに力を入れている整形外科がある。 過去、当院の患者さんでもその先生のところで作ってもらったと言う人が数名居た。  顔・胸・寝具面との位置関係、それらによる頸椎椎間孔が広がりも考え、形状や高さを合わせる。 一番大切なのは個々に合わせる正しい診断が最も必要と言う事なのだ。

テンピュールが他社商品より優れているのはその素材の独特の粘性。 頭・身体の接触面が体温で柔らかくなり、頭・身体の重さだけ必要な分だけ沈む。そして寝返りを打ったらまたその部分が必要な分だけ沈む。 様々な人・体型に合ってくれる、要は最大公約数的な寝具と言えるのだ。

小生は更に背部の筋肉(起立筋)の緊張や、膝関節の曲がり具合(伸展度合い)、胸郭出口の状況(朝手がしびれる等)を考え、枕やマットレスのアドバイス、フィッティングも行う。

興味のある方は前述の医院と共に、来院時是非スタッフに相談してみて欲しい。

2010年09月10日

正しい整骨・接骨、保険治療。

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当院も保険診療取り扱いであるのだが、にもかかわらず少々手厳しい保険診療に対する意見を今まで書いてきた。

ここらでもう少し柔らかく、保険取扱の在り方について書いてみよう。


そもそも医師で無い我々の保険適応症状は、ズバリ “急性疾患” のみである。 くだいて言えば、急に痛くなってしまった患者さんを、一刻も早く対処したほうが良い打撲や捻挫や脱臼等の症状に限りすぐ診てもらえる院を町に設置する為のモノ。 当たり前だが、患者の健康の為にあるもの。  ここで間違えてはいけないのが、商売の為にあるものでは無いと言う事。

そう、そもそも儲ける為、儲かるように出来ている決まり事では無いのだ。

健保組合さんから患者さん向けに優しく書いてあるページがあるので、一度読んでみて欲しい。


『柔道整復師(整骨院・接骨院)の正しいかかり方』


患者側も治療する我々側も、今一度正しく理解する必要がある。 ルール外だと知りながら、お互いでお互いの利害関係を一致させてはいけない。 結果、お互いでお互いの首を絞めるような結果にいずれ必ずなるのだ。 皆が平等に豊かな生活をおくれる為にある法律。そのルールを作るも守るもすべては我々のモラルにあるのだから。

2010年09月11日

整体院か接骨院か?

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景気も猛暑も底を打ったか、新患来院も問い合わせも日々多くなっている。

毎日5回も6回も同じ話をしている。  特に保険診療についてだ。

整形外科や接骨院で治らなと言って来る患者が全体の9割を占めているウチでは、以前からその手の問い合わせは多かったのだが夏以降、保険適応を始めたせいもあり更に増えた。


そもそもアレだ、何の為にやって来たのかだ。

直球で言わせてもらえれば、欲深い者は治らない。

ダイエットはしたいが甘いものは食べたい、食事は減らしたくないと言っている肥満者をみてどう思うか? それと同じだ。 治したいのか、気持ち良くなりたいのか? 治してもらえるところを探しているのか、安いところを探しているのか??

自分で自分の優先順位も付けれないようでは、他人は何の協力も出来ない。 だから毎日電気とシップで、あとは若い元気な兄ちゃん姉ちゃんにマッサージしてもらってオシマイ。 保険適応で出来る事は冷やす・温めるに電気。そんだけ。 医師の診断書が有れば針や一部の整復も有りだが、通常は稀。

昔に比べたら遠方からの患者は減ったが、それでもネット普及の効果か今でも群馬や千葉・埼玉からやって来る患者もいる。 皆誰よりも治してくれるところを第一に探してやって来るのだ。

保険が利こうが利くまいが、整体院でも接骨院でもそんなこたぁ関係無い。 ただ、治してくれる人を自分の目で見極めるだけ。 医学的知識など必要無い。 ただそこに必要なのは皆が忘れかけている人としての “目” なのだ。

2010年09月12日

暑さ寒さもいつまでやねん!?

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惜しい!!  せっかく涼しくなったと思ったら、いやはやマダマダ残暑厳しい。

『暑さ寒さも彼岸までと』言うから、まぁ後少々の辛抱だろう。

少々早いが、んじゃいつや!?って事で概ね9月23日。(9月21日という考えもあるらしいが)  昼と夜の時間が一緒!ともいうが、正確な表現は昼夜の長さがほぼ同じ。 ほぼね。

変なとこに拘りのある小生は、以前ホントに同じ時間なのか調べた事がある。 実はやっぱりこれが、ほぼな訳だ。 確かに天文的な位置関係からは昼夜の長さが等しくなるように思えるが、位置や光の屈折等により、実際に昼夜の長さの差が最も小さくなるのは秋分の日の4日程度後になるそうだ。

んまぁ、あまり役に立たない知識だが、要はもうしばらく暑いと言う事。 皆さん、まだまだ熱中症にはお気を付け下さいナ。

実際は違うのだ。 

2010年09月14日

自分の身体が一番大安売り!

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忙しい事はイイ事だ。 しかし、痛い・悪いが多い事は悪い事。 喜ぶ訳にはいかんわな。

勿論、既存患者が『先生、やっちゃった~~!』と言うケースもあるが、実際新規でやって来る患者の殆どが整形外科等、他院で散々診て治らないでやって来る患者。

ぜ~んぶ、安いとこばかり探して行ってどうにもならずで。

何故カネを優先順位一位にするのか? 貧乏学生時代の小生であってもそうは思わなかった。 高いところを探せ! では無く、 治してくれそうなところを一番に探せ!! と思っていたからだ。

困り果て、途方に暮れ、患者はやって来るのだが、それでも全員が理解している訳では無い。 散々治らなかった事を、まだ自分の価値観にあるのだと理解出来ぬ患者だ。

切れた折れたは、医学・技術が優先する。 しかし、折れても切れてもい無い場合、その解決方法を理解して実践するかは患者次第。 我々は提案するだけだ。 何かしてもらえば治ると思っている時点で、既に無理。  まぁ、そういう患者を受け止めて、ゆるく毎日治療してれば儲かるのだろうが。

すべてのゴールは努力の先に存在する。 他人任せ、運任せな人生、すぐ後ろはどん底なのだから。

2010年09月15日

車も身体もエコ減税

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相変わらずセンスの無いベタなタイトルで。

エコカー購入補助金もとうとう終わってしまいましたね。 でもアレって考えてみたら当然税金でしょ? 税金払ってるのは我々だから、良く考えてみたら?? ですわ。 結局個人の欲しいわ、購入したいわ欲の為が中心でしょ、排ガスだうんぬんカンヌン言っても。  ココはハッキリ言わせてもらいますよ! 小生もエコくるま買ってしまった身ですから。(爆

確かにクリーンは良い事デスよ。でもやっぱり欲の中心は購入代が、ガソリン代が安くなる事の喜びの方が絶対に大きい。 まぁ意識・動機付けで、それはそれでイイのでしょうが。

その意識・動機付けが更に重要なのが、身体。 人間だろうがペットだろうが、全ての生きとし生ける者、命の価値を軽くみてはいけないのだ。 にも拘らず、安く・早くという意識が昨今、家電製品と同じような価値観でいる人間が増殖してしまっている。 ポイントでも溜まれば、更によくなるとでも思っているのだろうか?!

購入補助金、エコカー減税はいずれ終わるが、自分の身体にまでも期限をつけてはいけないと悟らねばならない。 自分の健康に安値を付けれる人間にはどうでもいい話だが。

2010年09月16日

柿とスポーツと利尿作用

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今日の関東地方は広範囲で雨模様。ひと雨ごとにググッと気温も下がり、真夏ともいよいよオサラバ。

さて、秋と言えば我が町“柿生”は文字通り柿一色。鮮やかなオレンジ色がいたる所で目に入る。

柿は身体を冷やすとよく言われるが、あれは柿に多く含まれるカリウムの利尿作用からきている話し。 しかしもちろん、悪い事ばかりでは無い。

たとえば肥満や血圧が高めな人には適度な運動が推奨されるのは当たり前。適度な運動は利尿作用が促進され尿の排泄量が増え、循環血液量が正常化される。 当然カリウムを多く含む柿はその効果を補助する。

もちろん炎天下での激しい運動時では逆に注意が必要だが、運動強度が上がると抗利尿ホルモンの分泌が増え、上手に体内の水分調整をするのだ。 人間の身体はよく出来ているものだ。

だからスポーツに柿は厳禁とは少々オーバーな通説。 トイレが近い人は柿を避ける前に適切な運動をしろと小生は言いたい。 ちょこちょこっとネットやテレビで聞きかじった知識だけで行動するもんじゃない。 何事も頭を使い、適切・適度に自分の判断で行動しろよと言う事だ。


オマケだが、昔話にも柿は身体を冷やす話があるのでYou Tubeで見ると面白い。
『干し柿と塩びき』(http://www.youtube.com/watch?v=fc_qL3yH6r4)

まっ、厳密には干し柿の方が栄養価が高いから生より身体は冷えないそうだ...

2010年09月17日

Wake Me Up When September Ends

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もの凄く珍しい音楽ネタでも。

自分のオシャレさをアピールする為の手段としてだけ音楽を聴いているという人がいたが、小生もかなり否定はできない。(笑)  よって、語るほどミュージックシーンに精通している訳では無いが、洋楽以外は殆んど聴かない。 そんな中でもとても好きな曲に、Green Dayの『wake me up when september ends』がある。 とても切ない歌詞と曲が胸を突く。 気を付けて街を歩くと、9月のこの時期にはこの数年良く耳にする。

音楽などゆっくりなかなか聴く時間が無いが、それでも時折耳にする音楽には癒されたりもする。人間の記憶とは様々な刺激によって蘇るもの。 そのすり込み、繰り返しによって人間は進歩するものだとある脳科学者が言っていた。

そんな効果がある音楽を、聞き流さすだけではなくタマにはしっかり聴いてみる時間も必要なのだろう。  今より進歩・前進する為に...

2010年09月18日

膝・肘・肩関節に足関節、四肢関節痛満員御礼

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昨日は平日にもかかわらず朝から晩まで終日、新規外来に追われた。  これがまた珍しく、腰痛を訴える患者は一人も居なく、その殆どが四肢関節痛患者であった。

ウチには一つ、四肢関節を診る時のルールがある。

それは外傷性で無い限り、患者に必ず運動、スポーツ、動かす事を止めさせぬ事。 怖がっている患者であれば尚更恐れず、今自分の身体の動作レベルを覚えさせ、正しく正確に把握させるのだ。

そしてこれからどのように変化・前進して行くのかを自覚させる。 是こそが治癒、動作改善への大きな一歩となるのだ。

動きたいと思っているモノを、薬や湿布、サポーターで動かさなくしている事自体、それは動くようにはならんだろう。 動かさないようにしているのだから。 動かさないで痛みが取れて、痛みが取れたら動けるようになると思っている事自体が間違いなのだ。 もっとも、老人レベルの動きで満足であれば固定安静でも何でもしてくれ。 老人だって動かさないでいたら動けなくなる事だってイメージ出来るのにもかかわらずにだ。

前進をしたいのであれば、先ず自分の足を一歩前へ踏み出す事。 誰かに歩かせてもらっているうちは真の前進は無い。 四肢関節とはそういうものだ。

2010年09月19日

SWISS BALL(スイスボール) エクササイズ

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この数年、誰でも一度は目にした事があるだろう、この空気の入った大きなボールを使ったトレーニングを。

バランスボールだとかエクササイズボールだとか様々な名前で呼ばれているが、正式名称は“スイス エクササイズ”。

名前の通りその発祥はスイス。 当初スイスでは子供向けの神経発達トレーニングツール、または整形外科や神経学的問題を抱えている患者さんの治療エクササイズとして行われていました。80年代に入ってからは、アメリカの理学療法士達が腰や背中、膝などを痛めた患者への治療として取り入れ注目を浴びる様になりました。 現在ではリハビリテーションだけでなく、様々なスポーツでの機能改善・向上を目的として使用されています。

一つの目標にしているスイスのとある慢性疼痛疾患専門施設でも、もちろんこのスイスボールエクササイズは多く取り入れられています。

現在では当院の1/3の患者さんの治療・リハビリにスイスボールエクササイズを取り入れています。 腰痛や肩凝りはもちろん、肩・膝関節の慢性疼痛が嘘のように無くなる事に患者はもとより、我々も驚きの日々を送っています。 もちろん、一番大切なのはその人の障害・レベルに合ったプログラムと指導を的確に行う事。 そして定期的なフォームや種目の改善。 これらが適切な期間内での終了を本人に目標とさせる。 其処こそが本やビデオ、町のスポーツジムでは全く意味をなす事が出来ない、当院の最大のポイントである。

それでも中級レベルのエクササイズに取り組んでいる患者は、まだ僅か2名。 他200名ほどはまだまだ初級。 お楽しみはコレからですよ。 頑張りましょう!

2010年09月21日

パワースポット高尾山

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高尾山を登って来ました。 いや、正確には下って来ました。

アウトドアの事業部に居た事があったクセに、かなりの凡人レベル。 何の迷いも無く、登りはリフトですから。

高尾山なんて小学生の遠足以来。 ウワサ通り人は沢山。 午後から行ったにもかかわらず駅前は人でいっぱい。 時間的に下って来る人の方多かったので、それなりに自分のペースで歩けます。 下りは沢沿いに下る小一時間の山道を選択。(画像参照)  面白いですね、完全舗装しているコースがあると思えば、小川の上を歩くコースがあったり。

最近は大山にも行ったし、富士山も登ったし、今度は丹沢あたりを計画中。 尾瀬もイイですねぇ。

秋にはまたイベントも計画中。 行楽の秋ですが、体力・安全過信せず、皆さまお気をつけてお出かけくださいませ。 ちなみにアウトドアにはトップテンは必須アイテムです。(笑)

2010年09月22日

膝関節治療10回後

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盆以降、膝関節障害を訴える患者が多かった事は幾度か書いた。

その患者も治療回数が6回を超えてきた。 週一来ても、6回で一月半。 組織組成を考えると90日サイクル3か月のちょうど中間地点。 治ってきた部分と残った部分、ここまでくれば大抵の患者は『あっ、週一でもここまでよくなるのか。』と体感としてわかる。

ただ、治す側として一回の治療効果が一週間も持たせるのはそうそう簡単では無い。 これには技術だけでは無く、患者側の理解と努力も必要である。 その中でも膝関節はとても分かり易い。 先日まで全く曲げ伸ばしが出来なかったものが、ある時から急激に改善する。 独特な膝関節の包内運動に関与する筋の働きにその理由がある。

膝関節を屈曲・伸展だけで考えている治療やケア、トレーニングでは駄目。関節の滑り運動を多軸で考える。 腓腹筋・膝窩筋、そして半膜様筋の膝関節動作への影響力。 様々なところで見落とされているのだ。 まして腫れていたりするならば、更に膝窩動・静脈の捕捉も考えて治療に当たる。

生活様式にもよるが、殆んどの人が膝関節に負荷をかけずに生活する事は困難。 だから肩・上肢関節以上にコンスタントな治療やケアが必要なのである。

秋には全員、全開全力できっと走れる事でしょう。

2010年09月23日

小脳変性、パーキンソン、脳血管障害(CVA)

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多く宣伝・広告も、語りもしません。 当然、比率としては少ないですが、脊髄小脳変性症やパーキンソン等の難病指定疾患、脳血管障害(CVA)の患者さんも相談にいらっしゃいます。

当然全ての患者さんが専門医療機関後の来院です。 皆、病気を治せと言ってやって来るのではありません。今このままで良いのか、不安や不満でやって来られるのです。

例えばその方がパーキンソンかパーキンソンじゃ無いかを決めるのはナンセンス。 患者側もそれを求めてやってきているのでは無いのですから。

立つ、歩く、持つ、握るがこれ以上悪く、出来れば今より少しでも楽になる方法は無いかとやって来られるのです。 最新の医療施設で治らないものを、知識・理論で攻めても論点がズレているのです。

パーキンソン病は治せませんが、今より楽に歩けるように提案できる事は沢山あります。昨年、一昨年と毎年数名いらっしゃいましたが、全員当初の歩行障害は皆無です。 お一人の男性なんか、近所を毎日自転車で走り回っていますわ。 先日も初診後、リズム不整の改善をご本人が確認できるレベルの理学療法は出来ました。

大切なのは患者さんと対話する事。 理論だけで治ったら、世の中患者はゼロになります。

簡単だが難しい事です...

2010年09月24日

腱鞘炎じゃない手関節疼痛(遠位橈尺関節)

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手首が痛いと言ってやって来る患者。 一言で手関節障害と言っても、母指CM関節症 、手根不安定症、変形性手関節症 、デュプイトラン拘縮、母指靱帯損傷、月状骨軟化症(キーンベック)、舟状骨偽関節 、三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)、屈筋腱損傷 、先天性、関節リウマチetc...  あげたらとってもキリが無い。

昨日のCVA等に関するブログでも書いたが、大抵の患者は専門医療機関後にやって来る。 何度も言うが、ここに大きな問題がある。 見落とされているところが必ずあるのだ。 それは知識や理論では見えないところを。

例えば手首が痛いと言ってやって来るスポーツをやっている患者。 本人の痛がり方に相反して、検査はオールマイナス。 もしくは陽性確定するには乏しすぎる結果。 だが本人は痛いと言う。 決めるべき確定要素は検査では無く、問診の中に隠れている。 投げる・打つと言った、その競技中においての特定動作でのみ発症するのだ。 先日も手首が痛い患者で、遠位橈尺関節までは簡単に絞り込めた。が、それに対する対処法が本や理論では折れてなければ、やれ骨が長いダ変形だという。 大抵の場合全くそんな事は関係無い。 インパクトが加わる時の打点やフォーム、要は応力・床反力を考慮に入れた動作が出来ていない事に起因しているのだ。

それを痛いところばかりに執着して、弄くりまわしているうちは当然治らない。 広い視野での動作解析、改善をして、初めて運動障害は回避・疼痛解消できる。

たかが手首、腱鞘炎で済ませてはいけない。 患者は皆困っているのだから。

2010年09月25日

理学療法とリハビリの現場

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まだ今日明日と二日あるが、今週は平日朝から晩まで休憩無しで超満員であった。 痛い悪いが沢山来て喜ぶ訳は無いが、流石にそれだけ今年の夏は皆堪えてバテてドカンとやって来たのだろう。

この二年、不景気も努力不足もあり、なかなか厳しい状況が続いた。しかし最近やって来る患者に少しづつ変化がある。 それは以前にもまして、誰が自分の症状をちゃんと診てくれるのだろうかと思案してやって来るのだ。 近所だから、安いから、広告で見たからやって来たが激減したのだ。 実はそれが治す側、求職側にも変化が表れている。

二年程前に大改革を試みた当院。 その屋号にも使っている “理学” と言う言葉。

理学とは“Physics”自然科学であり、自然現象を対象として取り扱い、そのうちに見いだされる普遍的な法則性を探究する学問なのである。(大辞林 第二版より) 

文字通り患者に起きる現象・事象を考え、法則の探求が重要なのだ。 そしてそこから導き出される解決方法を患者に提案するのが我々の仕事なのである。 押す事でも揉む事でもグリグリ動かす事でも、本や講義をきいて暗記する事でも無い。 “探求” するその心を強く持つ事こそが、真の理学であり問題解決への道なのだ。

患者も学生も、強い志を持つ事の大切さを理解する者が増えた事に、喜びを感じる昨今である。

2010年09月26日

MERRELL(メレル)2010秋冬入荷

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エセだミーハーだと言われようが、最近アウトドアしてマス。

去年も今年も富士山登ったし、大山も高尾山も幾度か行って。 色んな意味でハードルが高いんだか低いんだか...

さて、今では友人・同僚も殆ど居なくなった前職取り扱いのアウトドアシューズ“MERRELL(メレル)”。 国内初入荷もシッカリ未だに覚えてますよ。 縁故もお世話にもなりで、ウチの院でもずっと取り扱いさせて頂いております。 ホント、感謝感謝ですわ。

そのメレルのこの秋冬新作がいよいよ入荷してまいりました。 待合室にも新作ディスプレイ中です。 100%と行ってもイイぐらいのメレル購入者のリピート購入率。 小生自らタイプもサイズも、足・腰・姿勢、骨格・脚力まで考慮に入れてフィッティングします。 そんじょ其処らの靴屋に全くマネ出来ぬメーカー仕込みの秘策込みで。  待合室で手にとって是非ご覧ください。

2010年09月28日

スポーツ選手多数来院ってさ~

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嫌いなんですわ、広告にズラズラ患者や知り合いのスポーツ選手を載せてるトコロ。

別にプロスポーツ選手が嫌いな訳じゃ無い。 彼らは彼らで自分の努力で成果を出し、自己表現をしている。 整形外科や整体、接骨、マッサージ院で『○○選手もお勧め!』みたいな奴、そんなんで患者来たって、ソリャ先生に惹かれて来たんじゃなくて、選手に惹かれて来てんジャンって。 そういう選手が集まって来る先生にって言う奴もいるが、ハイハイって感じ。

現役メダリストでも来れば肩ぐらい組んで写真撮らせてもらうけど、多分そっと携帯の待ち受けだろうナ。

前職柄、オリンピック・プロ・実業団選手の知人なんて五万といる。 だけど、それは以前。 現在は現在。 それでもタマタマ普通に縁で、お忍びで選手は今も昔も居る。 自分の身体に不安で不満でやって来る者を診るのが我々の仕事。 来るもの拒まず去る者追わずだが、自ら戦略的に患者獲得商法に力など入れたりはしない。 明敏な先生ほどそんな必要は無い。

まぁ皆さん、広告に変に惹かれて行かぬように。

2010年09月29日

遅刻やミスが多いのは性格のせいではない?大人の「発達障害」

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今日のネットのニュースにこんなタイトルがあった。


“遅刻やミスが多いのは性格のせいではない?大人の「発達障害」”


小生の身の回りにもイヤと言うほどこのタイプは居るが、如何せんタイトルと同じで性格だと決めつけ治す気も無い。

患者との会話の中でも時折説明するのだがこのタイプ、精神科的には「ADHD(注意欠陥・他動性障害)」 と呼ぶ。日本ではあまり聞き慣れないが海外では多く問題視され、その為の薬も良いのか悪いのか一般的に出回っているらしい。  最近では全米を中心にベストセラーとなった『片づけられない女たち』と言う本のタイトルをきいた事がある人も少なくない筈。

従来ADHDは子どもに多いとされてきたが、最近では大人の20人に1人がADHDと言う報告もある。


コピペではあるが簡単なチェックを下記へ。

1 忘れ物、うっかりミスが多い。
2 約束の時間に遅れがちだ。
3 片づけが苦手。
4 電話や雑音などで気が散ると、目の前のことに集中できなくなることが多い。
5 基本的に、説明書は読まない。
6 何を取りに来たのか、言おうとしたのかよく忘れる。
7 得手、不得手の差が激しい。
8 ギリギリまで手が付かず、一夜漬けが多い。
9 段取りや、物事の優先順位をつけるのが苦手。
10 気の合う人と1対1はよいが、大人数での世間話や集団行動が苦手。
11人が話をしているとき、つい腰を折ってしまうことが多い。
12気分や体調に波がある。感情の起伏が激しい。
13新しいものや、転居や転職で気分を変えるのが好きだ。
14たとえ自分に不利でも、納得のいかないことはできない。
15会議中など、じっと座っているのが苦手。


詳しい判定に興味がある方は本日のこのニュース元をクリックして読んでもらいたい。


まぁ、パブリックな感じでそつなく答えは完結しているが、要は本人が自覚を持ち改善する気があるかどうかだ。 どちらにせよ周囲は大変なのだから。

2010年09月30日

メカノレセプター・固有受容器、トリアージ

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アクセス解析ログを見ていると、何故か最近「メカノレセプター 固有受容器」と言うキーワード検索でやって来るものが多い。 メカノレセプター・固有受容器なんて、そんなウンチク、偉そうな記事書いたっケ?!  書いたな、確か肘かなんかのトコで。

ネットや本で入手できる情報なんざ、今どき素人の患者でも知識としていくらでも持てる。 理論や知識の勉強で治るなら、医者以上の勉強・知識は無いゾ。 それで治るなら医者・病院で世の中皆治ってるって。

昨今一般の人も耳にするようになったトリアージと言う言葉。 多数の傷病者を重症度・緊急性によって分別し、治療の優先度を決定する事が一般的であるが、そこには非常に深いものがある。 その緊急の優先度を医学的知識を持てばトリアージ判定できると思う事が大きな間違いにつながる。 そもそもトリアージは一般的に直接治療に関与しない専任の医療従事者が行うものであり、使用者・資格・対象と使用者の人数バランス・緊急度・対象場所の面積など様々な要因を考慮に入れなければならないものだ。 その多因子・多要因をどれだけ即座に的確に取り入れるかだ。 解剖学的知識だけでは決して駄目なのだ。

それは通常の治療でも同じ。知識・学問だけで治す、治るのでは無い。 患者の周りを取り巻く様々な要因を最大限に考慮に入れるのだ。

それをやれ自律神経だ、固有受容器だ、メカノレセプターだなんて、取って付けた知識や言葉並べて満足するのは治療側も患者側も一部で、それなりのレベル。 何年何十年、何百人経験があろうと駄目な人間はダメ。 知識を振りかざし治療を行う者にろくな先生は居ない。しかもそんな上っ面な知識で講師講義など引き受けている人間なんざ論外。

治す側にも患者側にも必要な事はただ一つ。

常に自分自身の思考と葛藤する事。 決めつけず、一度自分で自分の考えを否定してみる。新たな道を切り開く為にも、リスクを減らす為にも必要な事なのだ。 答えは何処かにあるものでは無い。自分自身が持っているモノなのだから。

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